夫婦喧嘩を4歳に仲裁され…情けなすぎる
奇しくも国際女性デー前日に、夫婦喧嘩。
ことの発端は私の確定申告。私は個人営業主で、税制上は扶養に入れませんが、旦那の会社の規定により健康保険の扶養に入れてもらっています。毎年、旦那の会社に写しを提出しなければなりません。
6日に確定申告したのですが、ちょうどプリンターのインクを切らしていたため、その日はコピーできず、翌日私がインクを買ってきて7日、複写。旦那の帰りを待って手渡しました。
「これじゃない」と。
私「保育園へ提出する書類もこれだよ」
曰く、税理士だかの印鑑がいるようなことを言われたというのですが…旦那の記憶があまりにうろ覚えで意味が分からず…。でも「これじゃないと思う」と。
「思う」で私にもう一度、税務署の行列に並び、時間を割いて聞いてこいということですか…。ちょっとは自分でも調べたり聞いたりしてよ。
「私の時間は湯水のように湧いてくると思わないで欲しい」
とブチ切れてしまいました。
言い訳ですが
3月って本当に忙しいのです。保育園へ提出するアレルギーの診断書も取りに行かなければならず、確定申告書はもちろん保育園へも提出しなければなりません。さらにことし私は地区の女性副部長なる役も仰せつかってしまい…。もちろん、息子の小集団のリハや、新年度へ向けての発達外来の受診へも行かなければなりません。もう、本当に毎日毎日タスクが重なっていて、ぎっくり腰を勃発。さらにこの日は、インクやお菓子など旦那と息子からの頼まれ買い物がいろいろあって、痛い腰を抱えながらスーパーやコンビニなどをはしごして揃えたりしていたので、さらに沸点が下がっていました。
私も仕事をしています。かなり時間に自由がある働き方なので、旦那とすれば買い物でもなんでも「頼めばやってくれる」のがあたり前になってしまっている気がして…。
旦那は「そんな風に思ってない」と言うのですが…。
主婦なんだから、買い物も家事も家の用事もメインでこなすのが当たり前。君の仕事なんて片手間でやってるんでしょ?と思っているんじゃない?と詰め寄ってしまいました。
旦那は料理以外は案外なんでもやる方です。“女だから”“男だから”という考えにしばられる性質も持ち合わせていない方だと思います。でも…本当にそうなのかな。
結婚後の“私”は果たしてちゃんと尊重されているのか?ここで引き下がったらイケナイ気がして、いつもは私から仲直りできるよう心を配るのですが、今回ばかりは「今日は私からは謝らないからね」と断言。
するとどこかで聞いていた息子が(普段あまり喧嘩をしないのでびっくりして黙っていたようです)旦那と私の手を引き向かい合わせて
「ごめんなさいは?」と。
もう、情けないやら。
息子のおかげで冷静さを取り戻しました。
でも、なんだかタイムリーな喧嘩だったな…と(笑)すっご〜く小さいネタですが!
でも、家庭内から変わらないと変わらないですもんね。特に子育て家庭は、その夫婦の様子を見て子どもの男女感が育つのだと思うと責任重大な気がします。
わが家は息子なので特に責任を感じます。将来結婚した時に平等な家庭を築ける男に育って欲しいものです。
カリッのやつ
キャットフードじゃないですよ。
よく行くスーパーのレジ店員さんに「これ、結構美味しいんですよね」と声をかけられました。指差す先には、お買い得コーナーの山からつかんでぶち込んだ「ベビースターパンメン」2袋。
実は買ったのはこれが2度目。先日、息子がテレビCMを見ていて急に「あのカリッてやつ食べたい」と言い出したので「じゃあ今度母ちゃんが買ってきてやる」と請け合って買い、こっそり2人で食べたらとても美味しかったんです。で、再購入しました。
ちなみに2人で食べたのはオリーブソルト。その時カゴに入っていたのはやさしいチキン味とオリーブソルトの2種類。
よく話しをする店員さんで、あちらは中学生の子どもがいるということまで知っている間柄だったので「息子にCM見て食べたいって言われて買ったら、美味しくて私がハマっちゃったんですよね」と返したら「うちも全く一緒」と言われました(笑)!
男の子に直球なCMなんだろうか?4歳と中学生だけど…。
ちょっと笑っちゃう。
余談ですが、息子は
「♪おやつカンパニー」の部分を「♪おやつたっぷり〜」と歌います。願望か?単なる聞き間違いか?面白いので母も一緒に「♪おやつたっぷり〜」と歌いながら食べました。
子育て職の地位が上がらずして、何が少子化対策、子育て支援なんだか
タイトルのようなことを、ここ最近、ず〜っと思っています。
そしてキウイさんの記事を読んで「やっぱりねぇ」と思ったので、こんなところで書いてしまおう!と思い立ちました。
勝手にスミマセン。
このようなことを思うようになったのは息子の園児生活を通してです。息子は手のかかる子どもで、その彼はことしで園児歴4年目の年少児。なので、かれこれ3〜4年は考え続けてきました。
「子どもが少ない!産まなきゃ!育てなきゃ!」ってなってるはずなのに。子どもを育てることに対しての評価とか価値が低い気がするのです。この国の、主に、中年以上の男性方にとって、特に。
実際保育園に子どもを通わせていると、先生方には頭が下がるばかりです。
息子は発達に偏りのあるタイプで、言葉も遅く、要求値の高い乳児でした。今ではペラペラと良くしゃべるようになりましたが、まだ発達外来やSSTに通っています。母的にはADHDを疑っていますが診断はついていません。
さらに食物アレルギー持ちで園の給食は除去食対応してもらっています。調節性内斜視もあり、治療用の遠視用眼鏡をかけています。
保育士さんにとったらとっても面倒な子どもだと思うんですよね。
でも、これまで担任してもらった先生たちはどの方も、息子のリハに一緒に通ってくれ、知識もあまりないだろうアレルギーの問題も一緒になって勉強してくれる方たちばかりでした。「プロなんだからちゃんと勉強してください!」「そんなことも知らないんですか?保育士なんでしょ」なんて言うお母さんもきっといるのかなぁ?と思います。
でも私は知っているのです。先生もまたお母さんなことを。
これまでの担任の中には正職の人もそうでない人もいましたが、けっこうな割合で同じような年頃の子どもを持つお母さんでした(現在息子のクラスは小校低学年の娘持ちママ保育士さんと若い男性保育士さんの複数担任です)。ママ保育士さんは息子の夕方からの診察にいつも付き合ってくれます。「先生だって本当なら早くお迎えに行きたいよね」と心の中で思っていました。家に帰ったら怒濤の家事育児で、人の子どものために勉強する時間なんて、正直ないよね?とも。
発達障害や食物アレルギーに対する勉強も個人の裁量の中でやっているようでした。
これって、ワーキングママ的にいったら、かなりバリキャリな働き方な気がします。フルタイム復帰で残業あり、さらに自分で勉強して上を目指せってことでしょう?4年間定時お迎えを貫きながら仕事しているわが身の、なんと中途半端なことか。恐れ多くて同じワーママとして並べることすら出来ません。
その給料が…。
スミマセン、キウイさん…本当に驚きです。
自治体や園によっても違うのでしょうが、まぁ遠からず…なんだと思います。
過去に、田中角栄だったかな?教師の給与を変える法律だかを制定したために、それまで女性ばかりだった教員に男性が増え、人手不足が解消されたんでしたっけ?
今また、教諭も保育士も、待遇の変更が必要なんじゃぁないでしょうか。
保育士の社会的地位が上がれば、それを家庭内でこなす主婦・育児の仕事の重要性も見直されて行くように思います。「保育士の仕事って子どもと遊んでるだけでしょ」なんて間違っても出てこない世の中になって欲しいものです。
拘束縦羽交い締め抱っこ
2歳のイヤイヤ期は、私にとって闇の記憶しかありません。本当にブラックな時代でした。闇すぎてもはや記憶喪失を起こしているんじゃないか?と思うほど思い出せない。
ですが、下の記事を読んでいたら、そんな時代の心の闇がふつふつと思い出されてきたのです。
中でも、
紙で何かを作っていてうまくできないと大泣き、何かを見つけそこに行こうと車道に飛び出しそうになるのを止めると寝転んで大泣きしたりとこの時期が一番大変な時だったなと思います。
このくだりを読んでいたら当時の自分の姿が客観的に脳裏によみがえり、なにかヘンな物が胸の中に渦をなしてきました。こちらの方のお子さんも、スーパーへの道順にこだわりがあったようですが、わが息子も言葉も始まらないうちから道順だけは良く覚え、自分で勝手に車窓から見える風景を照合しては「あそこへ行けるはず」と思い込んで、到着地点が違うと手がつけられないほど泣いて抵抗する、というようなことがよくありました。皆さん、同じようなことで手を焼いています。
まぁ、子育てですから良いこともあったわけですが、その中でも、ちょっとは建設的な記憶をたぐりだして書いてみようと思います。
一般的な子育てにも(きっと)活用できるだろう、スーパーや子育て支援センターなどでイヤイヤを起こした2歳児をその場から強制撤退させるのに適した方法です。名付けて「拘束羽交い締め抱っこ」。名前だけ見ると「コレ、ぜったい虐待でしょ」な感じですが、当時は虐待まがいの泣き声が日常だったことを考えると、これで正しいネーミングだと信じます。
息子は、すべての要求を“怒り泣き”で伝えようとするのが常習でした。息子の大泣きにはほとほと疲れ果てていたのですが、それでも、なにかの発達の足しにならないか?と毎日、朝の支度を30分早めて散歩の時間を捻出し、散歩をしたり、スーパーへの買い物も、白い目で見られることもいとわず、懲りずに続けていました。
当時の私の育児スローガンは「殺さない」&「死なない」。
理想もタスクも地よりも低く。今日のタスク、一日を息子を殺さずに終えること。
ですが、その地よりも低いタスクさえ危うくなるのが闇の育児です。車道へ飛び出さないように、駐車場へ飛び出ていかないようにしないといけません。それがとても難題なのです。
先日、職場のイクメンパパと話していたら(3歳を迎えたばかりの娘持ち)「おこめさま抱っこ」なるものを考案したと話していましたが、想像するに子どもを米俵のように担ぎ上げるスタイル。パパ&娘だから出来るのだろうな。
わが家は現在4歳時点で21キロ、120センチの、筋肉質で体格発達(だけ)は優良な男子。イヤイヤ期の体重は忘れてしまいましたが、きっと重かったことでしょう。
なので、ガタイのいい、高緊張型の男子に合った抱っこ法を提案いたします。
拘束羽交い締め抱っこ法
まず、ポジショニングですが、母の腹に息子の背中をくっつける形です。カンガルー親子のポケットなしバージョン。そのスタイルで息子の左肩から股間〜右腿に向かって自分の左腕をのばし、つかみます。婿はちょうど助手席でシートベルトをかけられている状態&股間、右腿を拘束されている形になります。これだと、さすがの息子も抵抗の余地がありません。突っ張ろうが、のけぞろうが、手も足もどこにもひっかからないので。背は母の腹の肉に埋まるばかり、手足は空を掴むばかり。そのうちに抵抗の力も弱まります。
さらに、抱っこの時間が長くなるようなら、右手で子どものお尻の下から自分の左手を迎えに行き、がっちり手をつなぎます。ちょうど、手をブランコにしてしまう感じです。ぐんと楽になりますが、その際も左腕で子どもを自分のお腹の方へ抑えることを忘れずに!
息子は脚の力も腕の力もすごく強かったので、通常のだっこでおとなしくさせるのには限界があるのです。検診などで、保健師さんと立ち話を始めたが、息子を野放しにすると周囲の子どもに危害を与える可能性&外へ出て行ってしまう危険が!って時にも役立ちました。スーパーで言うことを聞かずに車へ連れ去る際にもこの抱っこ法で乗り切りました。
息子は体幹がしっかりしているというのか、がっちりしていいて、抱かれていてぐにゃりとずり抜けるようなことはありませんでしたが、子どもによってはこの抱っこ法では無理な子もいるかもしれません。息子の通う保育園に4児の母がいるのですが、彼女は小柄で子どもも小柄なために、現在2歳の一番下の男の子をよく小脇に抱えています。子どもと母にあったスタイルがあるのだと思います。(うちの息子を(2歳時でも)小脇に抱えると、手足と頭、全身を使って身もだえるため落としそうになりました)
(ちなみに体幹がしっかりと書きましたが、姿勢はしっかりしません。座位がすぐに崩れます。椅子からズリズリと斜め姿勢になったりします。リハの先生にバランスボールやスラックラインなどやったほうがいいか相談したら、そういう問題ではないかもしれない、と言われました。視線が定まらないために姿勢が定まらない子もいるようです)
緊急イヤイヤ外来
とても楽しく、タメになる記事を読みました。
イヤイヤ期に知りたかった…と思いつつ、4歳の息子に使えるかも知れないゾ!と早速実践じてみることにしました。
わが家流にアレンジしてみた
こちらを書いた方は、ロックなお父さんらしく、イヤイヤ期まっただ中の2歳の息子さんがいらっしゃるご様子。わが家は生真面目なおカタい母と、息子は4歳。なので、そのままでは無理があるかも…とわが家流にアレンジしてみることにしました。
以下、わが家バージョンです。
まず、「虫」の代わりに息子が嫌いな「おばけ」に悪役を担ってもらうことにしました。
「耳なしおばけ」、「忘れん坊おばけ」に、息子の体から出て行ってもらうことにします。息子が好きな仮●ライダーになぞらえて、「切除手術」を行いました。バグスター切除。
最初は記事にある通りにケラッケラ笑って「いないいない!もうおばけいないよ!」とあっけなく陥落…「軽い軽い!2歳も4歳も変わらない!」楽勝でした。
4歳、あなどるなかれ
しかし、そこはやはり4歳児。2歳児よりは遥かに知恵も図太さも身につけてしまったようで、次に「ねむいねむいおばけ」に試みた時には
「おばけいてもいいよ」と布団に潜り込む。
ちょっと放置してみることに。
しばらくして寝室に内線をかけると、息子「ひとりは寂しいから来て」と素直。でも、私が「おばけがいるんでしょ?」と聞くと無言。「おばけ切除手術したら起きられる?」と聞くも「眠いから無理」と。
「じゃあ、きょうはずっと起きないで、ねむいねむいおばけと一緒に寝てようか?」と言ったら、しばらく無言の後に「やっぱりおばけに出て行ってもらったほうがいいんじゃない?」と提案してきました。
切除手術は、背中をツンツンしたり、お腹を切って開ける真似をしたりと、バージョンをいろいろ増やしてみました。そしてケラッケラの手術を経て元気に登園していきました。
実際やってみて、感想。
「緊急イヤイヤ外来のコチョコチョ手術」は4歳男児にも効果があることがわかりました。
さらに、
息子の「やりたくないことは聞こえない(ふりをする)」、「(片付けなど興味の持てない)今やっていることから気が逸れやすい」などの特性だか性格だかを、おばけのせいにすることで、母もちょっと気が楽に。そして、息子自身、「これはおばけのせいだったんだ」と思うことで、自分に自信が持てるようになったみたいに思えます。
ペアレント・トレーニングの「叱らないで、好ましくない行動は無視する子育て」と「息子の周囲を苛立たせやすい特性」との狭間で、いかに本人に自覚させつつ、自尊心や自己肯定感を高めながら子育てできるかに悩んでいた私にとって、とても良い気づきをもたらしてくれました。はてなブログを読んでいて本当に良かった。
「虫」や「おばけ」のせいにすることは、好ましくない行動と息子本人を完全に分離することが出来ます。そして、親子でその敵に向かって、一緒に努力が出来る。息子は1つおばけを退治するごとに、自信を手に入れていくことが出来るでしょう。これは本当に素晴らしいことだと思います。
今朝、いつもに増して人の指示にきちんと耳を傾け、登園準備がスムーズだった息子に「耳なしおばけも、忘れん坊おばけも、ねむいねむいおばけもいなくなったら、本当にお兄さんになったね」と言ったら、「おばけは背中からひっばり出せるんだよ。やっつけちゃった」とご満悦の様子。母は息子に「お母さんにも「怒りん坊おばけ」がいたらはっぱり出してね」と頼んでおきました。
子育て&生きるヒントにあふれたおすすめアニメ「おさるのジョージ」
息子、いくつの時から見ているだろうか?ってぐらいずっと見ている気がするアニメ「おさるのジョージ」。Eテレでやっていますよね。
親もつい、一緒に見ちゃいます。結構おもしろいです。もう、タイトルを見ただけで内容が思い浮かぶぐらい何度も見ました。
好奇心旺盛な「おさる」と、ものすごく寛大で、教育者の鏡か!?ってぐらい褒めて自己肯定感をのばすことが上手な「黄色い帽子のおじさん」がメインキャラ。
ジョージはアイデアと行動力でいろいろなものを作ったり、問題を解決したりします。
それに付随して様々なトラブルが巻き起こります。最後は一件落着、ハッピーエンド。幸せ感満載のストーリーばかりです。
ものを作ることに興味がある息子は、ジョージが作るものを逐一作りたがり、ジョージの冒険に目を輝かせ笑い転げながら見ています。
4歳も残すところ2か月を切りましたが、成長に伴って理解度が上がり、また違った角度からこのアニメを見られるようになってきているようです。
息子といっしょにアニメを見ていて思うのが、黄色い帽子のおじさんの子育てスキルの高さと、周辺キャラのホワイトさ。
まさに現代のファンタジー。
私の理想の子育てはこのアニメの中にある
【黄色い帽子のおじさんは決して怒らない】
黄色い帽子のおじさんはとっても気が長いです。寛大です。
部屋を汚されても、靴に水をかけられても、風邪の時に食事を捨てられても怒りません。そして、丁寧にひとつずつ、何がいけなかったを説明します。
ジョージは一度でわかることもありますが、思い違いをしていしまい、さらなるトラブルを招くこともあります。それでも怒らないのです。
短気な私には見習うポイントが多すぎます。
映画では、仕事に一生懸命になりすぎたり、ジョージのしでかしたことの重大さに(住んでいる家を追い出されたり、指名手配されたり(笑))、ちょっとイライラしてしまうシーンもスパイス的に入りますが、そこからジョージとの楽しい時間を取り戻すくだりも、自分の日頃の子育てを反省するいいエピソードとして見ることが出来ました。
【黄色い帽子のおじさんはジョージの興味に真摯】
黄色い帽子のおじさんは、ジョージのどんな疑問にも丁寧に答えます。
「今から仕事じゃないのかい!?」という突っ込みどころ満載なタイミングでジョージのために時間を割くこともいといません。
わざわざ出掛けていって、やって見せ、させて見せながら説明します。
堆肥を作ろうと部屋中を生ゴミだらけにして、匂いで悪夢を見るほどになってさえ、「まちで堆肥を作ってもいいが、部屋の中ではダメだ」と丁寧に諭します。
そして一緒に堆肥作りを習うのです。ちょっと食べ物をこぼされたぐらいでイライラしている自分との違いに嫌気がさしてきます。
【ジョージの天才っぷりを手放しで褒めちぎる】
ジョージは天才こざるです。
設定に突っ込みどころがあるとすれば、周辺キャラと意思の疎通が出来ることで、もうびっくりですが、さらにはなんと数字も理解します。
人が固定観念にしばられて解決できずにいる問題にも果敢に挑んで解決するのです。そのたびに黄色い帽子のおじさんは「すごいぞ!ジョージ」と褒め、そんなジョージに信頼を寄せていることが伝わってきます。
無限の信頼と無償の愛にあふれています。
おさるの行動を見ていると、ちょうど4〜6歳の男の子のようです。冒険心に富み、いろいろなことに挑戦していきます。
黄色い帽子のおじさんは付かず離れず見守って、その成長への冒険を手助けします。
私は、どんな時も黄色い帽子のおじさんのよう出来るでしょうか?きっと無理でしょう。でも、少しでも理想の子育てに近づけるよう、頑張りたい。
私の理想の社会像もこのアニメに
メインキャラの関係性が理想的なら、周辺キャラのホワイトさ加減もまた理想的。
たまたま店に品物を運んできたトラック運転手が、たまたま居合わせた少年のために、工場や農場まで同行して、欲しい品物を手に入れることを手伝ったりします。
その過程でジョージは、普段自分が食べているものが、どうやって作られているのかを知るのです。地域の人が子育てや子どもの教育に関与する「コミュニティ・スクール」の概念そのもの。日常生活の中に教育がとけ込んでいます。
そして、こんなにも鷹揚な人ばかりの世の中なら、子どもはもっともっとのびのびと育つことが出来るのだろうなぁと思います。
ジョージは人をイライラさせる根源みたいな行動をとる。
でもそれにイライラする登場人物は多くない(ハンドリーというロビー犬のダックスフントが、いつもジョージがロビーを汚すことに目くじらをたてています。でも友だち)。なんて素晴らしい世界でしょうか!なんてことを思いながら、今日も息子の隣でジョージを見ています。
アニメの本数はかなり多そうですね。今わが家が見ているものはほんの一部なのかもしれません。絵本も何冊かは読みました。原作版の絵本のほか、アニメ版の絵本もありました。
- 作者: マーガレットレイ,ハンス・アウグストレイ,アンナ・グロスニクルハインズ,Margret Rey,H.A. Rey,福本友美子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/04/14
- メディア: 大型本
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見えない敵と戦う
仕事の関係で保育園や幼稚園などによく行くのですが、そこで、ちょっと困ったことがありました。
集合写真を撮らなければならないのに、どうしても一人だけ、イヤイヤごねごねで…にっちもさっちもいきません。
後日出直すことにしてその日は帰りました。
聞くと、これまで出来ていた集団行動が急に出来なくなったしまったそうです。年長さんです。
「進学を前にいろいろ思うことが出てきたのかな?」
「発達に滞りのある子なのかも…」
息子の性格だか特性については理解して寄り添っているつもりですが、今、ちゃんと出来ていることが突然できなくなり、困ったことが始まったら私はちゃんとついていけるのだろうか?イライラせずに向き合えるだろうか?と不安になることもあるのです。わが家も他人事ではない。
そんな前置きです。長くて住みません。
先日、お迎えの際に担任の先生から「最近息子君、みんなから行動が遅れることが多くなって…」と相談されたのです。
一瞬不安になる私。大丈夫。心を強く持って!
自分を励ましつつ「どんな時でしょうか?」と訪ねると、
「トイレの時とか」
と言いにくそう。
「今日もなかなか帰ってこないので見に行ったら」
見えない敵と戦っているところでした
爆。
抑えていた不安が自爆装置のように笑いのツボを押しまくる。。
まぁ、これまで出来ていたことが出来なくなるという点では不安的中ですし、これは何かの序章かもしれません。これから息子は見えない敵と戦い続けるのかも…。
でもね、これはもう、笑いで処理するしかないプロブレムでしょうよ。先生。
性格だろうが特性だろうが、私は息子のそんなところまでも超愛しい。
先生には多大なるご迷惑をおかけ致しますが、息子4歳、つつがなく、救いようの無いアホ男子に成長中です。