登園拒否はなぜ起こる

 

ゼロ歳児入園で6年保育予定の息子。年少にして、もうかれこれ3年半以上の園児キャリアがあるにもかかわらず、今でも定期的に登園拒否がやってきます。なぜ?朝からゴネられるのは心底疲れるし、出来れば気持ちよく園児ライフをエンジョイしてもらいたので一度しっかり考えてみることにしました。

息子の言い分・立ち位置を整理してみる

親からしてみたら、保育園は遊ぶところ、楽しいところというイメージがあります。でも本当にそうでしょうか?しっかりおばさんになった自分には息子のピュアな心は想像もつかないので、自分がまだピュアな子どもだった頃を参考にします。

自分の子ども時代を思い返してみると…

1.意地悪なじゅん君という男の子がいた。

2.じゅんこちゃんとももちゃんという女の子がいて年長さんの時すでに派閥のような感じがあった。自由人気質の私は馴染めなかった。

3.母の仕事で夜間保育を利用する日がたびたびあった(朝〜夕方と、夕方からの夜間保育のある園だったようです)。自分一人だけいつまでもお迎えが来ない夢を見て泣いたことがある。

こうして書き出して見ると、けっこういろんなことを考えていたし、保育園は必ずしも楽しいだけのところじゃなかったのかもしれません。大人になると、こんなこと、あんなことまでしっかりと忘却の彼方…。これはいけませんね。

 

息子は一番最近では23日の月曜日に車に乗らず拒否を開始。なんとか保育園までたどり着くも、雪の園庭で30分近く粘っていました。結局最後は担任の先生の説得で、しっかりと「いってきます」が出来ました。先生ってすごいですね〜。

息子の言い分はこうです。

1.保育園はお仕事がいっぱいで疲れる。

2.意地悪な◎◎君という男の子がいる。

3.(アレルギー対応のため)給食の時間にみんなと一緒に食べられないのがイヤ。

4.お昼寝の時間に先生がトントンするのがイヤ。

まず1「保育園はお仕事がいっぱい」について考える

去年まで未満児クラスだった息子。言ってみれば「赤ちゃんクラス」です。幼児クラスへ上がるとやらなければならないことも増えるのです。午前のおやつも無くなり、朝晩などの挨拶をする「お当番さん」も始まりました。なによりもクラス全員への一斉指示で動かなければならないのも息子的には大変のようです。

2「意地悪な友だち」

これについては母である私も経験があるので何となく理解が出来ます。息子が言ったそのままを担任の先生に相談してみると…

どの友だちに対しても手の出る子のようでした。そのことに気がつけるようになったことは息子本人の成長、とアドバイスされました。息子だけがクラスで浮いているとか、そういったことでは無いようですし、まだまだ年少なので、この部分はしばらく様子を見ることにしました。

3「アレルギーの問題」

こうなることは始めから想定内。なので早く治してあげたいと頑張ってきましたがこればかりは…。もういろいろ分かる年になったので、根気よく説明を重ねながら親子で改善の努力を重ねていくしかないのです。

4「お昼寝トントン問題」

赤ちゃんの頃から「睡眠障害か!」ってぐらい寝付きも寝起きも最悪な子どもでした。トントンや子守唄で発狂するぐらい怒り泣いていたものです。赤ちゃんの頃は王道のゆらゆら。少し大きくなってからは脚などを優しく撫ぜながら寝かしつけていました。今感がえると「聴覚過敏」「触覚過敏」というものなのかもしれませんね。それでも保育園では寝られていたのですが、たまたま寝られない日がある。そういう時にすごくツラかったようです。

 

息子はいろいろ苦手なことがあり、発達外来やSSTなどに通っていますが、診断は出ていません。(なので加配はつきませんでした。息子の他にも手のかかる子どもが多いクラスのようで複数担任で補っているようです)だから先生も大変なのでしょうが、息子にとっては、かなりの負担なのかもしれません。そのツラさを少しでも理解して寄り添っていけたらなぁと思います。