子育て&生きるヒントにあふれたおすすめアニメ「おさるのジョージ」
息子、いくつの時から見ているだろうか?ってぐらいずっと見ている気がするアニメ「おさるのジョージ」。Eテレでやっていますよね。
親もつい、一緒に見ちゃいます。結構おもしろいです。もう、タイトルを見ただけで内容が思い浮かぶぐらい何度も見ました。
好奇心旺盛な「おさる」と、ものすごく寛大で、教育者の鏡か!?ってぐらい褒めて自己肯定感をのばすことが上手な「黄色い帽子のおじさん」がメインキャラ。
ジョージはアイデアと行動力でいろいろなものを作ったり、問題を解決したりします。
それに付随して様々なトラブルが巻き起こります。最後は一件落着、ハッピーエンド。幸せ感満載のストーリーばかりです。
ものを作ることに興味がある息子は、ジョージが作るものを逐一作りたがり、ジョージの冒険に目を輝かせ笑い転げながら見ています。
4歳も残すところ2か月を切りましたが、成長に伴って理解度が上がり、また違った角度からこのアニメを見られるようになってきているようです。
息子といっしょにアニメを見ていて思うのが、黄色い帽子のおじさんの子育てスキルの高さと、周辺キャラのホワイトさ。
まさに現代のファンタジー。
私の理想の子育てはこのアニメの中にある
【黄色い帽子のおじさんは決して怒らない】
黄色い帽子のおじさんはとっても気が長いです。寛大です。
部屋を汚されても、靴に水をかけられても、風邪の時に食事を捨てられても怒りません。そして、丁寧にひとつずつ、何がいけなかったを説明します。
ジョージは一度でわかることもありますが、思い違いをしていしまい、さらなるトラブルを招くこともあります。それでも怒らないのです。
短気な私には見習うポイントが多すぎます。
映画では、仕事に一生懸命になりすぎたり、ジョージのしでかしたことの重大さに(住んでいる家を追い出されたり、指名手配されたり(笑))、ちょっとイライラしてしまうシーンもスパイス的に入りますが、そこからジョージとの楽しい時間を取り戻すくだりも、自分の日頃の子育てを反省するいいエピソードとして見ることが出来ました。
【黄色い帽子のおじさんはジョージの興味に真摯】
黄色い帽子のおじさんは、ジョージのどんな疑問にも丁寧に答えます。
「今から仕事じゃないのかい!?」という突っ込みどころ満載なタイミングでジョージのために時間を割くこともいといません。
わざわざ出掛けていって、やって見せ、させて見せながら説明します。
堆肥を作ろうと部屋中を生ゴミだらけにして、匂いで悪夢を見るほどになってさえ、「まちで堆肥を作ってもいいが、部屋の中ではダメだ」と丁寧に諭します。
そして一緒に堆肥作りを習うのです。ちょっと食べ物をこぼされたぐらいでイライラしている自分との違いに嫌気がさしてきます。
【ジョージの天才っぷりを手放しで褒めちぎる】
ジョージは天才こざるです。
設定に突っ込みどころがあるとすれば、周辺キャラと意思の疎通が出来ることで、もうびっくりですが、さらにはなんと数字も理解します。
人が固定観念にしばられて解決できずにいる問題にも果敢に挑んで解決するのです。そのたびに黄色い帽子のおじさんは「すごいぞ!ジョージ」と褒め、そんなジョージに信頼を寄せていることが伝わってきます。
無限の信頼と無償の愛にあふれています。
おさるの行動を見ていると、ちょうど4〜6歳の男の子のようです。冒険心に富み、いろいろなことに挑戦していきます。
黄色い帽子のおじさんは付かず離れず見守って、その成長への冒険を手助けします。
私は、どんな時も黄色い帽子のおじさんのよう出来るでしょうか?きっと無理でしょう。でも、少しでも理想の子育てに近づけるよう、頑張りたい。
私の理想の社会像もこのアニメに
メインキャラの関係性が理想的なら、周辺キャラのホワイトさ加減もまた理想的。
たまたま店に品物を運んできたトラック運転手が、たまたま居合わせた少年のために、工場や農場まで同行して、欲しい品物を手に入れることを手伝ったりします。
その過程でジョージは、普段自分が食べているものが、どうやって作られているのかを知るのです。地域の人が子育てや子どもの教育に関与する「コミュニティ・スクール」の概念そのもの。日常生活の中に教育がとけ込んでいます。
そして、こんなにも鷹揚な人ばかりの世の中なら、子どもはもっともっとのびのびと育つことが出来るのだろうなぁと思います。
ジョージは人をイライラさせる根源みたいな行動をとる。
でもそれにイライラする登場人物は多くない(ハンドリーというロビー犬のダックスフントが、いつもジョージがロビーを汚すことに目くじらをたてています。でも友だち)。なんて素晴らしい世界でしょうか!なんてことを思いながら、今日も息子の隣でジョージを見ています。
アニメの本数はかなり多そうですね。今わが家が見ているものはほんの一部なのかもしれません。絵本も何冊かは読みました。原作版の絵本のほか、アニメ版の絵本もありました。
- 作者: マーガレットレイ,ハンス・アウグストレイ,アンナ・グロスニクルハインズ,Margret Rey,H.A. Rey,福本友美子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/04/14
- メディア: 大型本
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