アレルゲン除去生活で知った、食品パッケージ【裏】②塩
近頃、息子のアレルギーネタが原因でテンション低めのkazenoyaです。
息子の食物アレルギーはどうも遅延型っぽくて、医者にも周囲にも理解されにくい傾向にあるようです。あまりに深くて今現在ツラすぎるネタのため、また後日…。
さてさて、気を取り直して、食品パッケージ【裏】第二弾。
塩(しお)
食品パッケージには、本当にいろいろな情報がたくさん盛り込んであるんですね。塩もそのひとつ。
(またまた、卵を含む塩はないと思いますが、そこは深追いしないでくださいね)
塩の値段って、ものすごく差があるなって思ったことありませんか?
単なる塩なのに、なんでこんなに違うんだ?って。kazenoyaは思います。
うちの周辺の(田舎の)スーパーでも、1kg200円ぐらいのものから、500gで1000円近いものまであります。探せばもっと高い塩もあるんでしょうけど。
何が違うのか?
まず、注目するのは「原材料」です。
1海水(国産とか、取水地名などが記載されていることが多いです)
2天日海塩(海外のものが多いのでは?)
などと書かれていることが多いと思います。
そして、行程。
日本に昔からある塩作りの方法というのは、
原材料に「海水」を用いて、天日(塩田というやつです)で濃縮して、それを平釜(上部が解放された釜)で煮て作ります。よくある粗塩的なお塩になります。その塩を焼くことでサラサラした状態になるのが焼塩です。「焼成」という行程です。古い手法だと、ツボなどに入れて焼く方法があったようです。
この方法で作られた塩は、高いです。主婦的な金銭感覚では普段使い出来ない感じ。
よくある一般的な値段の塩は
原材料のところが「天日海塩」「海水」など、行程のところが「溶解」「立釜」になっていることがほとんどです。
これはどういう行程かというと、
天日海塩を輸入して、日本で取水した海水で溶かし、それを立釜(密閉した釜で圧力をかけながら煮詰める)で煮て作っているよ、ということになります。
有名な伯方の塩とかがコレにあたります。
海外の天日海塩は、オーストラリアやメキシコなどで大きな大きな塩田で大量に作られていることが多いようです。
原材料欄に「にがり」などが記載されていることもあります。
ちなみに
「イオン膜」「逆浸透膜」は、海水の濃縮の行程の部分を指すものです。いわゆる「天日」の代わり。製塩のための濃縮海水を(塩田より)効率よく作るための作業です。塩専売時代の濃縮方はほとんどが「イオン膜」だったようです。いわゆる精製塩というやつ。純粋な塩化ナトリウムに近い食塩ということになります。「逆浸透膜」はもともと海水から真水を作るための技術を応用したもののようです。
あと、最近は岩塩も多くなったように思います。
食卓塩のように使えるタイプは、やはり「溶解」「立釜」「焼成」などの行程を経ていることが多いようです。
ちなみにわが家の塩は主に
あらしお
天日海塩(オーストラリアまたはメキシコ)、溶解、平釜です。
アルペンザルツ
岩塩(ドイツ)、溶解、立釜、乾燥、混合
の2つです。今のところ。(フードマイレージが高いけど)
時折、高いヤツを買って来たりもしますが、 家計には変えられません。