腸内細菌と遅延型アレルギー

医療と医学の違いって何だろう?と哲学的な疑問にふける、kazenoyaです。

 

息子のアレルギー検査の結果はまだ先ですが、検査の際にお世話になった女医さんの言葉が脳内につっかかっていて、いろいろ考え続けています。

 

女医さん曰くは、遅延型の食物アレルギーというのは「科学的にうんちゃらかんちゃら」言葉を濁すというのか、「科学的にというのは嫌な言い方かもしれませんが…」的なことを言っていました。

 

まぁ、要約すると「遅延型アレルギーなんてものは、インターネットなんかであふれている眉唾情報で、鵜呑みにして除去する人がいて、それは良くない」という意味合いのことでした。断言はしていませんでしたが。

 

もしかしたら、それも一面では一理あることなのかもしれません。

 

が、

 

最近復活した自分読書で、いろいろな本を読んでいます。実は、腸活にたどり着く前に読んだ本がありました。

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事

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ジョコビッチの生まれ変わる食事

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選本は、めちゃたまたまです。

基本あまりダイエットには興味のない人生を送ってきました。

痩せていた、という意味ではなく。

 

読んだのは、通っていた歯医者に置いてあったのがきっかけです。拾い読みして興味を持ち、Amazonで買ったり図書館で借りたりして読破しました。

 

両者に共通するのは「炎症を起こす、自分の体に合わない食品を排除することで、体型も気分も集中力も増す」ということです。

本文中に遅延型のアレルギー検査をすすめるような文も出てきました。

 

遅延型アレルギーは自分的には実体験。

 

この本に書いてあるようなことは、自分的にも体感している内容だったりします。以前にもブログで書きました。

kazenoya.hatenablog.com

息子のアレルギー除去食を通して、私も体調が良くなった経験をしました。

上述の2冊を読んでいる間は「もしかしらたグルテン除去したら花粉症も良くなるのかも」と思ったことも事実です。

 

だから、女医さんの完全な否定には「?」と疑問を持ちました。

 

医学的にも、グルテンに耐性がないセリアック病とか、特定のタンパク質への過敏な反応が認められる症状はあるのだから、切って捨てるような発言はいかがなものかと思うのですが。

 

ちなみに私が聞いた質問は

「アレルギーが治って、急性症状なく食べられるようになっていたとしても、体内にアレルゲンが恒常的にあることで、下痢や腹痛、鼻炎やぜんそくなどの症状を引き起こしている可能性はありますか?」という内容でした。受診の少し前に風邪を引いたことで夜間のぜんそくを起こしていたので。

 

うんちゃらかんちゃら言っているので「遅延型」というキーワードを出したら、堰を切ったように否定的な言葉で説明を始めました。冷静に息子の症状と向き合って欲しかったな、というのが親としての正直な気持ちです。

 

除去すればOKという考えには、私も反対

 

きっと女医さんにとっての、「アレルギーワード」だったのかもしれません。

そのぐらい、子どもの食物アレルギーで様々なネット情報に踊らされるママさんが多くて、その対応に飽き飽きしているのかな?と思いました。

 

いまはいろいろな情報があふれていて、受診や検査をせずに自己判断で離乳食を遅らせたり、卵や乳、小麦、肉類などを除去した食事を子どもにさせて、栄養が偏ったりするという話しも聞いたことがあります。

 

www.j-cast.com

 

個人的には、上述の2冊の感想も含め、むやみに除去することには賛成ではありません。

 

グルテンにしろ、なんにしろ、いくら食べても「炎症」を起こさない人もいるわけです。「じゃあ、自分の体を炎症しにくくしようと試みることのほうが先じゃないか」と思うわけです。

 

そんな中たどり着いたのが、先日書いたこの本だったのです。

 

kazenoya.hatenablog.com

 

こちらは、腸内細菌が正常で腸壁を守ってくれたら、腸壁から様々な物質が体内に入るのを防いでくれるよ、という内容。

 

こっちのが私的にはしっくりくる。なので、腸活を始めようと思ったのです。

 

医者の大変さに思いを馳せてみる

 

お医者さんというのは、考えてみると大変な仕事です。

 

膨大な情報量を学び、それも日々進歩する医学。昨日の常識が明日には非常識だったりする世界です。

 

そんな中、毎日の診察。午前も午後もきっと休む暇もないことでしょう。

 

風邪で高熱の子どももいれば、1秒を争う病状の患者さんもいることでしょう。医療の現場で求められることは「命を救うこと」なのですから。さすがに切羽詰まっている。

 

それ以外にも、井戸端と化したじいちゃんばあちゃんの話しも聞いて、介護予防にもつながなくてはならないし、私のような過保護ママへ正しい情報も伝えなければならない。それが「医療」なのかもなぁ、と思いました。

 

方や「医学」といえば、研究所や大学などで、頭のいい人が日々最先端の研究をしているのだと思います。だからこそ、息子の食物アレルギーや発達障害なども、新しい可能性が見えるニュースが次々に出たりするのではないでしょうか。

 

私たち患者としたら、どちらも同じように思えてしまうし、ニュースでチラッとでも見たら、目の前の医者は、その新しい情報を、私の知らないところまで熟知していて、的確なアドバイスをくれる!ぐらいに思ってしまいがちですが、実際には、数多ある情報を収集して、どんな治療を受けるのか?は個人に任されている。というのが現実なのだと思います。

 

腸活で変わるのか?

 

私的考察としては、腸活に力を入れて数ヶ月すると、腸内細菌が増えて腸壁を守り、アレルゲンなどが体内に入らなくなることで、炎症が押さえられてくるのではないか?そうしたら、上述2冊の除去食を実践したのと同じぐらい、心身ともに身軽で、鼻炎などともオサラバ出来る生活が待っているんじゃないか?と、もくろんでいます。

 

腸内細菌は抗生物質や保存料などにも弱いようなので、安い肉や加工食品などを控えなければならないようですが、これがなかなかパーフェクトは難しい。

時には加工品に頼りたくなる日もありますし、出先でおいしい物を食べたくなる日もありますので。

 

それがいけないのか?変化はこれからなのか?

 

夫はまだ、潰瘍性大腸炎の悪化期を抜けていないようです。

息子は朝の鼻水と痰が続いています。でも卵はいろいろ食べています。

 

あまり劇的な変化は無い日常ですが、腐らずに腸活を続けたいと思います。