ピーナッツ|食物アレルギーの1泊入院負荷試験に行ってきました!

子どもの病気にまつわる看病とそれを取り巻く環境が改善することを心から願う、kazenoyaです。

 

先日、1泊入院でピーナッツ食物アレルギーの負荷試験をしてきました。2回に分けて0.5グラムの落花生が入ったカボチャケーキを食べました。

 

結果は…ピーナッツ0.5グラム解除!

 

週に2・3回、0.5グラムのピーナッツを食べ続けることになりました。

 

息子と一緒に!始めての入院体験。

 

不謹慎だけれど、ドキドキワクワク。

もちろん、ピーナッツを食べることに不安がないわけじゃなかったけれど、病院内であることでの安心感の方が大きかったです。

 

なによりも息子と初の入院体験。家事からも解放されるので、ひたすらベッタリタイム。ちょっと楽しみでした。

 

ですが、私は補助ベッドで寝るのか?息子、始めての1人ベッドで寝られるのか?と、こちらの方がちょっと不安。

 

さらに、息子に提供される食事やおやつ、負荷試験用のケーキ以外は、病棟内への飲食物の持ち込み禁止で、「お母さんは外来側にもうけられた家族ラウンジで食べてください。冷蔵庫や電子レンジもあります」とだけ言われていて、自分が食事をとれるのか?の不安もありました。

 

本当に何にも持ち込めない&食べれない。

 

息子はよく食べるので、ぜったい病院食だけでは足りない。

 

そう思った私は、一緒に家族ラウンジで食べようと、息子用の食べ物や飲み物も用意して入院当日を迎えました。

 

でも、それはかなわない夢でした。

 

さすがのこども病院。息子は入院後は病棟外に出ることも出来ず…。食べ物&飲み物は病棟内には持ち込めないので、持って行った食べ物は無駄に。

 

やぱり不安だったので、看護師さんに申告。

「ぜったい食事量が足りないと思うのですが…」

 

「じゃあ、昼食はその後の負荷試験に関わるのでそのままで、夕食はご飯の量を増やしますね」と白飯を150gに増やしてくれる約束を取り付けました。

 

ちなみに小学1年生用が120gだそうです。

 

めちゃスムーズだった負荷試験

 

小さな白飯のおにぎり2個と、申し訳程度の野菜スープの昼食を食べ終わり、腹ぺこで挑んだピーナッツ0.5gの負荷試験。

 

食べてくれないトラブルとは無縁でめちゃスムーズ(笑)。

 

0.5gなので、ケーキの量はほんのわずか。

 

息子は残った方のケーキを指差して

「こっちも食べる」と。

 

担当医師さん

「こっちは1時間後です」。

 

そうだよねぇ(笑)。

 

順調順調!と思っていたら、2回目を食べ終わり、あと少しで1時間経過して試験が終わる!って頃になって咳き込む息子。

 

でも軽くて、まぁ問題ない感じで終了しました。

 

担当医師に、

「ちょと咳が心配なので、次回の外来までは0.5gを継続してください」と言われました。

 

咳がなければ、自宅で少しずつ量を増やす予定でした。

 

おやつはゼリー1個。

 

夕食まで待てない息子。

ずっと「ご飯」って言ってた。ひもじい思いを経験することなんて、今の時代あまりないので、これはこれで、良い経験だったのかも。

 

ちなみに夕食は、ご飯は増やしてもらったけど、おかず量が幼児用。やっぱり足りずに寂しい顔をしていました(笑)。

 

家族ラウンジは、ちょっと異様だった

 

息子の食事の後は、家族ラウンジで自分の食事。

看護師さんに声をかけてごく短時間、病室を外します。

 

ウッディで暖かい内装の家族ラウンジで、息子のために持って行っていたハムおにぎりと、自分用に持って行っていたカップ麺をすする。

 

冷蔵庫には指定のコンビニ袋に食べ物を入れて各自名前を書いて置いておけました。お湯を沸かす電気ポットと、レンジ・トースターもありました。

 

でも、雰囲気は「ラウンジ」というやわらかい感じではまったくなく、誰かのお母さん、お父さんと思われる人たちがそれぞれ1人ずつで壁とにらめっこしながら黙々とコンビニご飯やカップラーメンを食べていました。自分もそのひとり。

 

子どもの看病中なのでしょうがないのかもとは思いつつ。

 

親が元気じゃないと、子どもだって病気と頑張って戦えないじゃんと思ってしまう、kazenoya。ちゃんとしたもの食べないと元気になれないよ?

 

もっと健康に配慮した食事が子どもと一緒に食べられるように、付き添いの環境も良くなればいいのに。

 

そう思っていたら、

「子どもと離れられるのもある意味ありがたい」と話していたお母さんがいて、ちょっと考えさせられました。

 

子どもの看病は、ちょっとやそっとの苦労じゃないのだろうな。

 

小さなベッドで身を寄せ合って眠った

 

看護師さんに補助ベッドの必要を聞かれましたが、補助ベッドは別途コストがかかるということもあり、息子のひとり寝が不安ということもあり、添い寝を選択しました。

 

小さな病院ベッドで息子とに蹴られながら身を寄せ合って眠りました。

 

夜間もいろいろな電子音や泣き声があって全然寝られなかった母。

爆睡していた息子。

 

母が思っているより、たくましく成長しているなぁと感じられ、貴重な一夜でした。

 

でも、1泊だから頑張れたけど、続いたらしんどいだろうな。(親が)。

 

息子は5歳だから、ひとりで病室にお留守番も出来たけど、イヤイヤ期や後追い期の赤ちゃんなら、ひとり病室に置いて家族ラウンジに行くのも大変だろうに。

 

そう痛感した、初入院体験でした。