子どもの味覚と大人の味覚「牛乳が苦い!」 傷んでる?
子どもの味覚は鋭いですね、kazenoyaです。
先日、夜寝る前に息子が「牛乳が飲みたい」と言い出しました。
(寝る前の水分は牛乳!というわが家の暗黙ルール。よく寝れるようにね)
「ちょっとだけだよ」とコップに半分ほどついで息子の手へ。
一口飲んで「何コレ。何の味?」と顔をしかめる息子。
暑さも尋常でない毎日で心配になり、賞味期限を確認するとまだ2日も残っています。
息子の手からコップを奪って私も一口。
わお。後味に、のどの奥に感じるほのかな苦み。
夫に手渡し「ちょっと苦くない?」。
夫も一口 飲み
「そう?全然分かんないけど」
傷んだ牛乳は加熱すると固まる
すぐさまGoogle先生にお聞きすると、傷んだ牛乳は温めると固形物がぷつぷつと出てくるそうで。
さっそくお鍋に投入して火にかけてみました。
結果…
黒!
あぁコレ、傷んだるんだね。
開封は前の日の午前中。それで傷んでるって!?とも思いましたが、毎日この尋常でない暑さ。輸送中や農場内、買って帰ってくるまでの間とか、通常の気温の時と同じわけにはいかないことでしょう。しょうがない。
フードマイレージを気にかけるkazenoyaはこれまで、牛乳は近くのメーカーにこだわっていたのですが、最近はベイシアPBの「別海のおいしい牛乳」を買っていました。おいしいですよ。
「腐った牛乳」ってどうなるの?
kazenoyaはこれまで、牛乳を腐らせたことがありませんでした。
だから味の変化も始めて知りました。
夫が気がつかないぐらいだったので、まだ初期だったのかな?
もっとちゃんと(?)腐ったらどうなるのかな?
実験する度胸はありませんけど(笑)。
調べてみると、悪くなった牛乳は一般的には、酸っぱくなったりヨーグルト状に固まったりするそうです。
その場合は繁殖している菌は乳酸菌や酪酸菌などらしく、食べてもあまり大きな問題はなさそう。
牛乳というのは栄養価が高いため、もともと雑菌が繁殖しやすいもののようで、その種類も多く、だからこそ、様々な殺菌法などがあるのでしょうね。ペットボトル入りがないのも、その辺りが原因のようです。
苦い牛乳に繁殖したのがコワイ菌だったら…
じゃあ、苦くなった場合はどんな菌?と調べてみましたが、「コレ!」という情報は出てきませんでした。
ただ、食中毒などの原因になる菌が繁殖した場合は、通常のように酸っぱくなったりは、逆にしないそうです。発酵しないので。そう考えると、コワイ。
見た目や匂いに変化がない場合も、加熱でモロモロするようで、生乳の雑菌をチェックする方法としては、加熱はいいのかもしれません。
「牛乳の味がなんかヘン?」と思ったときは、皆様も一度煮てみてくださいね。
子どもの味覚に助けられたのかも
「給食の牛乳に異臭がした」
「いつもの味と違う」
などと子どもたちからの訴えで体調不良児が相次ぎ、ニュースになることがたびたびありますよね。
大方の場合、重傷児はなく、それきりのことが多いです。
原因としては、どんなものがあるのか?分からないですけど、子どもの味覚は鋭い。
夫だけなら絶対そのまま1ℓ飲みきっていたと思います。
私は…どうでしょう。気がついたかな?お料理に使えばその時に気がついたかな?
今回は、家族のお腹は大事には至りませんでしたけど。
この異常な暑さ所以?賞味期限はあてにならないようで。
子どもの敏感な味覚に助けられたかな?と思っています。
ヘルパンギーナで登園許可証が必要だったと知らなかった、ダメ母です。
ウイルス繁栄の一翼は体力のある一部の人が担っていると気がついた、kazenoyaです。
かかりつけ医で登園許可証を書いてもらい登園させると、先生から「クラスで5人でちゃいました。ヘルパンギーナ」と言われました。
kazenoya:「うちからですかねぇ。あはは(苦笑)」
先生:「ごめんなさい〜(怒笑)」
マジか、マジかよ。ごめんなさいぃぃ。
恐れていた「ウイルス兵器疑惑」
ヘルパンギーナは登園許可が必要だった!
息子は、ゼロ歳児入園で園児歴が長く、さらに体力系なので、年少以降はあまり熱も出しません。ありがたいことに、感染症とは無縁の数年間を過ごしていました。
なので、この「ヘルパンギーナ」というこの夏風邪、登園許可証がいることさえ知りませんでした。(このあたり、自治体や園ごとに違うようですが)
お医者さん曰く
「ウイルス性なので抗体は出来るけど、型が多くて何度もかかる可能性がある。治った後も、数週間から長いと数ヶ月は糞便中にウイルスが残るので、数日間出席停止にしても意味のない病気。全身症状がなくなったら保育園に行って良いですよ」
と言われたのが、確か、解熱後3日目。
降園時に「喉が痛くて給食が食べられませんでした」
と言われて帰ってきた日です。
見るとのどに口内炎ぽいものが。
先生:「赤くただれてて、ものすごく痛がって可哀想でした」
kazenoya:「確かに口内炎みたいな感じですよね」
このとき、園では溶連菌を疑われました。
kazenoya的には手足口病を疑い。でも、何にせよ、大食漢の息子が食べられないなんて絶対おかしい!と、その足で病院に行きました。
検査結果を園に電話すると、「登園許可証が必要」と。
のどが治ったら普通に行かせるつもりだった。。。ダメすぎる母です。
医者の言葉通り「出席停止」にはならない病気
調べてみると、ことしは、あちらこちらで警報レベルの流行のようで、
長野はまだそこまでじゃないようですが、それでも多いのかなと。
ただし、ヘルパンギーナはやはり、医者の言う通り、出席停止になる病気ではないようです。
学校において予防すべき伝染病の中には明確に規定されてはなく、一律に 「学校長の判断によって出席停止の扱いをするもの」とはならない。したがって、欠席者が多くなり、授業などに支障をきたしそうな場合、流行の大きさ、あるいは合併症の発生などから保護者の間で不安が多い場合など、「学校長が学校医と相談をして第3 種学校伝染病としての扱いをすることがあり得る病気」
この通り学校保健法などに明記される病気じゃないんですが、そうは問屋が卸さない。
うちのあたりでは自治体の方針ということで、多くの園や自治体がやはり、このようなガイドラインをヘルパンギーナに対しても引いているようです。
しばらく園の先生といろいろ話し、週末までお休みさせることに決めました。
ちなみにウイルス性なので、出来る治療はなく、もらったのは、最低限の解熱剤(高熱時に使う用)と、「アズノール」という、うがい薬のみでした。
うがい薬はよいお薬だったので、調べてみると同じようなものが普通に買えるようです。
口内炎の多い夫にも良さそう。お休み中ずっと平熱で、解熱剤は使わずに済みました。
今週になってのどの様子を見て病院に連れて行き、無事「合格!」の言葉と登園許可証をもらったときには感無量でした(笑)。
保育園に行ってくれるって、本当にありがたいです。
ヘルパンギーナ発生源疑惑の真相。
実は、最初の発熱は、土曜日の夜だったのです。最高が38.8度でした。
翌日が日曜日だったため、どこへも行かず家でしっかり休ませました。
日曜の発熱の推移は
朝:平熱
昼:37.7度
夕:解熱
こんな感じでした。
ですが、息子は発熱が38度を越すことが本当にまれで、そういう時はまずインフルだったので、今回もまた何かヤバい病気かもと考え、月曜も休ませたのです。(インフルの時は朝解熱したように見えても夕方には上がったので)
でも、1日発熱せず。
大丈夫と判断して登園させたら、まさかの「給食食べれない」。
この間にウツシタかも…。
ウツシタかも。
ウツシタかも!
脳内ぐるぐる。
本当にごめんなさい!
でも、本当に発生源だったのか?
考えてみると、ヘルパンギーナというのは潜伏期間があって、それが2〜4日間。
息子の発症が土曜日のことを考えると、息子がウイルスをもらってきたのは保育園でということになります。
なので、発生源は他にいる?
もともとヘルパンギーナは、5歳未満の幼児に多い病気のようで、年長ぐらいだと、体力や免疫力の高い子はかかったとしても軽い子も多いのかもしれません。
そんな体力系(うちも含め)がウロウロ出歩くことで、いろいろ流行るんだろうな、と今回のことで思いました。
「鼻水ぐらい!」
「鼻炎かもしれないし」
じゃなくて、
「こいつ、何か菌持ってるかも」
と、いつのときも考えるようにしよう。そうしよう!
でないと、危険なウイルス兵器になってしまう。
うちには80歳のおじいちゃんもいることだし。
園にはゼロからの未満児さんもいることだし!
なにかしらの要因で免疫力の弱っている人も多くいます。
予防接種の問題しかり、健康な人が気をつけないとね。
子育てを通して、本当にいろいろ学ばせてもらっています。
ちなみに、食べれない!の真相
食欲がものすご〜く落ちると言われているヘルパンギーナですが、息子は帰されてくるその日の朝ご飯さえ、トーストを食べていました。
トーストですよ!カリカリですよ!
そんな状況で母に判断せよ、というのも、ゴムタイな話じゃないですか?
給食が嫌いなメニューだったのかもね。(遠い目)
休ませている間も、ご飯のおかわり、1杯は必ずしていたし。
(普段は子ども茶碗に4杯ぐらい食べる。ははは)
完全に治ったいま、食欲リバウンドが半端なくて、夕飯時が恐ろしいです。
【スボラ向け】冷凍梅使用★炊飯器でカンタン梅甘露煮!ついでの梅ジュース!
梅好きは一家で自分だけです。ちょっと寂しい、kazenoyaです。
家族の好きな物だけ作っているのは、かなりシャク。
でも、自分だけのために手間ひまかけるのが、実は結構面倒。
ということで、庭の梅の実は毎年持て余し気味でした。
去年は梅ジュースと、酢で漬けるカンタン梅干しにチャレンジするも、未だ余ってるし。更には、根がズボラなので、ジュースを漬けた後の梅の実の処理に困ります。
本当はジャムとかにしたらいいだろうけど、面倒(笑)
そう思っていたら、良いレシピを教えてもらったのでシェアします!
炊飯器の保温モードで8時間放置
するだけなんですって!
なんて、ズボラ向け。
【材料】
・梅(炊飯器に入るだけ。今年は700gほどでした)
・砂糖(梅の半分の重さ(350g)。ことしは氷砂糖を使いました。普通の砂糖でもいいようですよ)
【下準備】
1.梅を洗って竹串などでへそ(ヘタ?)を取る。
2.水に浸けると、アクが抜ける。
(ことしは完熟梅に近かったので、1時間だけ浸けました。拾い梅などした場合に入る虫も、1時間ほどの浸水で出て行くそうです)
3.自然乾燥。
【作り方】
1.凍らせる。凍らさない場合は竹串でツンツン穴をあける。
2.梅、砂糖の順で炊飯器に入れる。
3.保温モードを選択して、8時間放置する。
4.完成!
手間なはずの梅ジュースがすぐに出来る
作ってみると分かるのですが、8時間後に炊飯器のフタを開けると甘露煮よりも水分が多いです。
甘露煮を作ったはずなのに、副産物としてシロップが大量に出来上がります。このシロップ、梅ジュースと同様に、水などで割って飲むことが出来ます。
低温調理状態になるからでしょうか?普通の梅ジュースよりも、フレッシュな梅の実の味が出ている気がします。
普通、梅ジュースを作る時は、ビンを消毒したり、こまめに振って漬液に浸しながら1週間以上漬け込むので、手間なしと言えど、ズボラ的には、手間がかかります。
ビンの消毒も長時間の漬け込みもすっ飛ばして、朝漬けたら夜には梅ジュースが飲めるという、なんと素晴らしいレシピ!ブラボー。
初挑戦の梅の甘露煮はふっくら、とろり。
どんな仕上がりになるのか?見当もつかなかったのですが、これがおいしい。
見た目は梅干しチック。あまりにカンタン過ぎて、手順の写真を撮るのを忘れてしまいました、という言い訳。この写真はきょう撮りました。
箸で持つと崩れてしまいそうで、つまむのに注意が必要なほどふっくらと煮上がりました。
そして、とろりととけるような食感と、思ったよりもフレッシュな味わい。
ジャムやコンポートよりも全然フレッシュ。
形を残したプレザーブドみたいな感じでしょうか?
クリームチーズなどと合わせて食べてもおいしかったです。
出来立てはちょっと酸味が強いですが、冷蔵庫で保存しているうちにもっと甘くなるかも、と期待しつつ冷蔵庫で更なる放置中です。
一手間で2度おいしいズボラ向け梅レシピ
採ったら冷凍庫へポーン!
仕込みは炊飯器へポーン!
後は食べるだけ!飲むだけ!
神レシピか!と。感動したkazenoyaです。
なんで今まで知らなかったのだろう。梅の甘露煮自体が、kazenoya的には初でしたし。
ジュースの保存性は未知なので、しばらく冷蔵庫で保存してみたいと思います。
甘露煮の食べ方も模索中。
ちなみに、
仕込んだのは梅雨でした。すでに梅仕事の時期は終わってしまいましたけど。
なかなかアップ出来ず、こんな時期。
でもでも、あまりに便利なレシピだったので、どなたかのお役に立てればと思います。
大人になって見る「ドラえもん」と、のび太・ジャイアン症候群
アニメの登場人物って、ドラえもんに限らずいろいろな特性を持っているキャラ、多い気がします。kazenoyaです。
ADD、ADHDのことをある程度知っている大人なら、きっとこの言葉も聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
有名すぎるテレビアニメ「ドラえもん」に出てくる登場人物のキャラクターを、発達障害のADD、ADHDの特性に当てはめた言葉です。
確か、のび太がADDタイプでジャイアンがADHDタイプだったと記憶しています。
親子2代で見ている「ドラえもん」
リアルタイムでテレビ番組を見ることがほぼないわが家。
息子はアニメは見ませんが(時々見るけど、なぜか見たがらない)、映画のドラえもんを4歳ごろから見るようになりました。
親子で見入っちゃいます。
大人になったいま見てもやっぱり面白い「ドラえもん」。
で、気がつきました。
大人になって、特性のある息子を育てているいまだからこその視点もあるのだと、ビックリしています。
主要登場人物のクラスの中での立ち位置的な?
のび太・ジャイアン症候群の書籍はあまり読んだことはないのですが、特性を行動に当てはめていたり、「いじめっ子、いじめられっ子」的な焦点の当て方がほとんどかと思います。
ですがkazenoyaはいつも、違った観点でアニメを見てしまいます。
そして、その他のクラスメイト。
この、ドラえもんに出てくる他のクラスメイトって多分、いわゆる定型発達の普通の子どもたちなんだと思うのですが、そこに注目すると、まったく別の物語が出来そう…と思ってしまうのです。
だってあまりにも「普通の子たち」との接点がなさ過ぎる。
(物語に必要ないからでしょ、という視点は置いておいて)
宿題をいつも忘れ、テストはゼロ点ののび太くん。
暴れん坊で歌のボリュームのコントロールが出来ず、衝動性が抑えられないジャイアン。
なぜか出来杉君だけ、ちょこちょこと関わってくる(笑)。案外似たものなのかも…とか。
しずかちゃんは…こういうやさしい女の子って、いるよねって感じです。
他の子は下校中に「バイバーイ」ってする場面ぐらいしか、とっさに思いつきません。
キャラ際立ってる子の方が断然面白い
クラスの大半を占める普通の子が大冒険をしたって、普通の冒険になってしまうけど、キャラ際立つのび太くんが冒険に立ち向かうからこそ、断然面白いのかもしれません。
アニメにするならやっぱりのび太君、といった所でしょうか。
ドラえもんだって、未来のロボットの中では「出来損ない」的なキャラ設定だったように記憶しています。
特性満載の子どもたちが作る社会を、藤子不二雄が見るとこんなに豊かな世界なのか。特性ある子の成長にはたくさんの楽しい(&危険な?)体験が必要なんだろうな、と。
見習うべき「のび太ママ」
いつもガミガミ言っている設定の、のび太ママ。
時々とても深い愛情を見せますよね。
そして結構なにがあっても動じない(笑)。怒るけど(笑)。
kazenoyaは、もしのび太がわが子なら、のび太ママのようにあふれる愛情を持ちながら、一方で鷹揚に野放しに出来る自信がないです。
見てるだけで危なっかしい息子に、先回りしていろいろ手を出してしまう。現にそうですから。
でもそれじゃぁ、いろいろな体験が出来ないんだろうな。
家が壊れたり変形したり、突然家の中で不審人物と遭遇しても、首をひねっているだけの母親なんて、そうそういませんよね。ゼロ点で怒って、なんでそこで怒らない?と不思議すぎる。
見習うべき母親像はのび太ママか?はたまたジャイアンのママか?
どっちも怒りっぽいけど。
そこだけは真似できそうだけど。
アニメは特性の短所、映画は長所
アニメののび太君は情けないことが多いです。
ですが映画ののび太君はなぜか案外かっこ良かったりします。ジャイアンもしかり。
息子は、のび太でもジャイアンでもなく、どちらかというと「クレヨンしんちゃん」タイプですけど(笑)。どちらにせよ、映画タイプを目指したい。
そういえば「みさえ」もすごい母ですよね。特に映画で。
余談・空き地でホームラン!ガシャーンがなくなった?
アニメをあまり見ていないので断言出来ませんが、のび太たちが空き地で野球をしているシーンで、ジャイアンがホームランを打ち、隣りの家のガラスを割るシーン。最近見ていない気がします。
ご時世的なものでしょうか?kazenoyaが見てないだけでしょうか?どなたか断言出来る方いらっしゃいますか〜?
6歳・年長さん★教育相談・就学相談③WISC(児童向けウェクスラー式知能検査)を受けてきました!
息子の「個」が見えてきて…将来が心配なような楽しみなような、kazenoyaです。
保育園から案内のあった教育相談に申し込んだので、元々秋に予定していた発達検査を早め、6月に受けてきました。
教育相談・就学相談の過程を追って書いていきたいと思っています。
これまでのブログはこちらです。
IQの出る知能検査
今回息子の受けたWISCは、正式名称を児童向けウェクスラー式知能検査と言います。いわゆるIQの出るテストです。
IQ検査なんて、親の私もちゃんと受けたことがありません。
みなさん、自分のIQ知っていますか?
ちなみに、息子がこれまで受けたことのある発達検査は新K式で、出るのは発達指数(EQ)でした。2歳4か月に受けた時には平均より1年以上も遅れた指数が出ました。その1年後ぐらいに受けた時には、いわゆるグレーゾーン的な数値に成長していました。
ちなみにこのWISCの対象は5〜16歳です。成人向けは違うテストになるようです。
一番の心配は「受けられないこと」でした。
年齢や発達特性、重度の知的障害がある場合などは、しっかり検査が行えないことがあるようで、時に正確な数値が出ない(測定不能になる)ことがあるそうです。
さらに、検査そのものが難航することがまれにあると聞き、とても心配しました。
人好きで楽しくなるとテンションが崩壊し「お耳が天井に行く(息子の言葉を借りると)」特性の持ち主です。
始めての心理士の先生と2人きりで、大丈夫だろうか?というのが本音。
それも迎えにきたのが若い女の先生だったので、本当に心配でした。
(息子の「女好き」は筋金入で、目からハートを放出しながらついていきましたので)
予定していた1時間後に迎えにいくと…案の定終わっていない。
予感的中?と思いましたが、さらに数十分待つとにぎやかな、めちゃめちゃテンションの高い声と共に帰ってきました。一応最後まで受けられたようです。
若い女性の先生とみっちり一緒で、マンツーマン。よっぽど楽しかったんだろうな。
息子の受けたのはWISC-Ⅳ
wiscは3と4の2種類あって、4の方が後に出ています。
専門的なことは分かりませんが、検査報告書にはWISK-Ⅳと書かれていました。
数値はやはり、思いっきりグレーゾン
言語理解指数と知覚推理指標が比較的平均値に近い数値で、ワーキングメモリ指標と処理速度指標が、信頼区間57〜82という、かなり低い数値でした。
ちなみにIQの平均は100で、グレーゾーンというのは、85〜70ぐらいのIQを指します。検査不可能の重度知的障害は40以下です。
備考欄が「息子の教科書か!」ぐらいのありがたさ
検査師の先生が直接言葉で記載した「備考」の部分に、思わずうなってしまったkazenoya。
これまで何となく「こうだよな」と思っていたことをズバリ文字にしてもらった感じです。
あまりにありがたいので、ここにまとめて覚えておきたいと思います。
・検査中好きなゲームの話に夢中になり、逆に先生にクイズを出していた。
↓
集中し続けることが難しく、ケアレスミスや時間がかかる。集中しなければならない場面ではなるべく視界に物が入らない静かな環境を作る。事前に終了時間を伝えた上で適宜休憩を入れる。待ち時間に気が逸れるので待つ時間をなるべく短く。
・言葉の使い方を間違えてしまう。単語が出てこず、身振り手振りで示したり、擬音語で答える。
↓
「誰が」「何を」など簡単な質問をしながら会話をしたり、息子が言いたいことを、大人が言葉にして教えてあげる。
・ワーキングメモリはいわゆる短期記憶。長い指示だと途中で注意が逸れたり、忘れてしまう。
↓
しっかりと意識を向けさせてから、指示は1つずつ区切り、短く明確に伝える。
たくさん書いてありましたが、要約するとこんな感じでした。
普段からやっていることが多いように思いましたが、私がじれったくなり「あ〜もう!」となることもあり、こうやって紙に書いて出してもらうことで、本来の息子の成長段階を改めて確認して、多少じれったくても、頑張れるようになる気がしました。
自分のペースでゆっくりと考えながら答えを出すタイプ
「集中して素早く物事を記憶したり、処理していくことよりも、自分のペースでゆっくりと考えながら答えを出していくことの方が得意」
と書かれていました。
先生曰く、
「数値は今の段階のもので変わることも多い。この段階ではまだ分かりませんが、学者に多いタイプです。興味のあることへの集中力はピカイチ」
爆!
学者…は一族にいない。思わず爆笑するかと思いました。大人なので、我慢しましたが。
確かに最近、YouTubeで虫の勉強ばかりし始めました。
「アリジゴクは…」
「ミツアリは…」
「女王蜂は…」
一生懸命話してくれる息子の知識の中には、私も初耳のことも多くて、思わず聞き入ってしまいます。(フンコロガシはあのふんの玉の中に卵を生むそうな。本当だろうか?息子情報なので信憑性がイマイチ)
この記憶の情報量を見るに、ワーキングメモリが低いってホント?って感じです。
興味のあることは、知っていること!
誰でも初めて聞いた小難しい単語をそのまま記憶することは難しいものです。
息子にはたくさんの経験をしてもらって、「知っていること」を増やして欲しい。
そうすれば、たくさんの話を興味を持って聞けるようになることでしょう。
興味を持って聞けたら、息子の記憶力はピカイチ!
自分が楽しい!と思えることだけでもいいから、知識を得る楽しみをたくさん知ってもらいたいです。
6歳・年長さん★教育相談・就学相談②初回の相談日
息子にとっての一番を息子の立場で考えているか?親としての覚悟を迫られている気がします、kazenoyaです。
先日、始めての教育相談(就学相談)を受けてきました。
これから3回に渡って、就学の方向性などを相談していきます。
自発的か?保育園から言われたか?
最初に聞かれたのは、
「ご自分で申し込まれましたか?それとも保育園からの勧めで?」というものでした。
年長で始めて先生に相談を勧められて、「えっうちの子って手がかかるの?青天の霹靂!」って家庭もあるってことですね。まぁ、両親が外国籍だったりして、発達の問題以外にも、教育相談を必要とする子どももいると思います。
教育相談(就学相談)で相談するメインは、普通級か?支援級か?ってことになるのだと思います。
特別支援学校か?地域の学校の支援級か?という選択もあると思いますが、その場合の多くはすでに医療に繋がっている方かと思うので、ここで「晴天の霹靂」を感じるのは、多分、普通級か?支援級か?の選択を迫られる家庭だと思います。
青天の霹靂のお母さんに、いきなり、この話をを持ち出すのは、気分を害する保護者もいたりと、相談員の先生もきっと、リスクが大きいのかな?と感じました。
先生の配置の問題
もともと、支援級ありきで考えていました。
息子はコミュニケーションがオリジナルすぎるキャラ故、大勢のマジョリティの中でうまくやれる可能性が低いからです。案の定、年長さんから転園した新しい園で、もうすでに浮き始めています。
「なんで僕はみんなとうまくやれないんだろう」という、自己評価低下の兆しも見えています。
なので、無理はさせてくありません。
勉強の面でも、少人数で向き合える支援級の方が向いていると思います。
支援級が利用出来るなら、その方が絶対に息子のためだと思っています。
その旨を支援員の先生に伝えると、あっという間に「支援級の方向性」で、細かな確認作業に入りました。
相談が早々に終わりそうで時間に余裕があり、たまたま顔見知りの先生だったこともあり、話が弾んでいると、「先生の配置など、早くから決められる」という、本音のところも話してもらえました。
所属を「普通級」にするか?「支援級」にするかで、先生の手配が違い、意思決定がギリギリだったり、年度が始まってから「やっぱり加配が必要」という事態になったりすると、現場が手薄になることがあるようです。
公務員なので、年度途中で減るのは大丈夫でも、増えるのは…ってことでしょう。きっと予算的なものも関係してくるのだと思います。
手のかかる息子。支援が厚いのに越したことはありません。
息子同伴でしたが、相談ルームへの入室は親のみでした
送られてきた書類には「子ども同伴」と書かれていたので、検診のようなスタイルを想像していたのですが、違いました。
親が相談員と話す間、子どもたちは待ち合いのような遊びの部屋で、一緒に遊んで過ごします。
そこでの様子なども先生が見ていました。(なんと校長先生も!)
手のかかる子どもの実際を見ておきたい、現場の本音かもしれません。
ありのままの現実を見てもらえるチャンス。個性的な特性も見て知っていてもらえたら安心ですよね。
同じ保育園のお友だちも多く来ていて、とてもはしゃいでいた息子。
「明日もあの保育園みたいなところで、みんなと遊べる?」としきりに聞いていました。よっぽど楽しかったようです。
考えていた以上に選択肢があった
特別支援学校か?支援級か?加配で頑張るか?ぐらいしか、選択肢がないかと思ったら、市内の小規模な学校(かなりの山間部)へ行くことも出来るようです。
小規模校で普通級。
う〜ん、それも魅力的。
「子どもはまだこれから半年でうんと成長する。急がず、じっくり考えればいいですよ」
「3年生か4年生とか、中学生になってからでも、途中で小規模校に転校してもいいと思うし、息子さんが一番いい環境で学べることを、一緒に考えていきましょうね」
当たり前に就学するんじゃない息子だからこそ、手をかけてあげられる場所ですよね。就学相談。保険師さんとか、先生とか、専門家と一緒に息子の将来を考えられるなんて、ほんと、安心するし、ありがたかったです。
ある意味、入学前のこの時期に見えている特性があるのはいいことかも知れません。
幼い時から医療にかかっている息子は、家庭と園、学校でシェアすべき情報も、すでにたくさん蓄積されています。そこには私が知らない、家庭で見せない息子の姿さえ、あるのだと思います。
いろいろな選択肢の中から、それぞれの先生が知っている息子のキャラにあった就学先を、みんなで考えられるなんて、ものすごく贅沢なのかも。
もっと気軽に受けてもいいんじゃない?
第一子で、先輩ママたちとも交流のない、kazenoyaみたいなタイプの母親の場合、学校生活がどうやって始まるのか、まったく見当がつかないことも多いんじゃないかな?と思います。
自分から情報を求めていけるママさんなら大丈夫なんでしょうけど、恥ずかしながらわが家、ランドセルの購入すら、すでに出遅れてる感が否めません。
始めての就学相談・教育相談。
障害があったり、手がかかる子だけが受けるイメージでしたが、そうでもない雰囲気に驚きました。性格的に大勢が苦手とか…。そんな軽い相談でも受けてくれそうな雰囲気でした。
過疎地だからか?とも思いますが。。。。
「この相談、もっと大勢が気軽に受けてもいいんじゃないか?」
と感じました。