食物アレルギーは経皮感作がイケナイ
わが家の息子は卵の食物アレルギー持ちです。
食物アレルギーって今は「食べて治す」のが主流なのね。
アレルギーが判明した1歳当時は、除去派と食べさせる派が半々でした。
アレルギーを心配するお母さんは離乳食を遅らせたりしていました。
そして私もそのひとりでした。
でもね、ある体験をして、たどり着いた自分なりの結論が
経皮感作より先に食べさせなければ
でした。
「肌の弱い赤ちゃんは腸管から入る以上に経皮感作しちゃう。だからスキンケアと平行して、食べ物として先に食べさせることが大事。それで食物アレルギーは防げる」
これが結論。
私(息子)はもう、時すでに遅しでしたけど…。
立派な卵アレルギーになっちゃいましたけど。
赤ちゃんの時にピーナッツを食べた方がピーナッツアレルギーになりにくいそうです。
乳児期にピーナッツを食べるとピーナッツアレルギーの予防になる:世界の最新健康・栄養ニュース
母乳で私も卵除去し続けたのがアホらしく思えてきます。
でもアナフィラキシーとかコワイし、知ってても出来んかもしれませんけど。
今はお母さんが一人で子育てしている家が多いし、新生児期から買い物にも連れ出すこと、多いと思います。料理中もママの横でバウンサーで寝かせたり。
だからアレルギー持ちが増えたのかもってちょっと考えてしまいます。まあ、実際には経皮感作は体内にいるうちから始まるんでしょうけれど。
あと、昔はお母さんやおばあちゃんが口で柔らかくしたものを離乳食で食べさせたりしていました。
あれで少しずつ腸管からタンパク質が摂取されてたのかな?とか思も思います。
虫歯菌には人類から撤退願いたいのは本心なのですが…。
経皮感作がイケナイ!と思ったきっかけ
「経皮感作がイケナイのかも!」と気がついたきっかけがあります。
それは夫の行動からでした。
当時、自分が食べたものすべてが母乳で出て、息子の肌に悪さをしている気がして、何にも食べられなくなり、自分自身が第一次成長期ごろ(ティーン前!)の体重まで落ちました。
生後10か月での血液検査で卵と小麦に陽性反応が。
それを夫に話したら、なんと「自分も卵と小麦の除去食を一緒にするよ」と。
内心「いやいや〜全然意味ないし。あなた母乳出てないし」と思ったけど真剣な表情に意味ないとは言い出せず…。
でも、結局この旦那の決意のおかげで息子の湿疹症状は劇的に改善したのです。
夫のための卵料理を調理したそのままの場所と服装で、息子をお風呂から上げていたり…オムツを替えたり…。そんな日常的な卵との接触が無くなったとたん、お腹や腕などの柔らかい部分の肌荒れが無くなりました。 それと同時に顔に出ていたアトピーも改善したのです。
驚いたったら。
でも考えてみたら、子どもの誤食事故以外で大きなニュースになったアレルギーって経皮感作、多いですよね。
これとか代表的でしょう。使ってた人で小麦製品が食べられなくなった人は本当に大変な思いをされたことと思います。
ちなみに乳のアレルギーが全くないのは、混合栄養だったからかなぁ、と思っています。
皮膚が弱い子どもはぜひ、箱入りで。
現代の日本のお母さんたちは産後早々から家族の食事の用意やら掃除やら買い出しやら頑張り過ぎなのではないでしょうか。
産後はぜひサポートとかジジババとか頼って家事をガンガン手抜きしてほしいなぁと。
家で料理しなければ、経皮感作の危険はぐんと減ります。
ご飯なんかつくんなくても母はみんな偉大です。
すべての母子が布団にくるまって親子離れることなく新生児期を過ごせるようになったらいいのに。
(まぁ、環境因子も侮れませんが。ダニやハウスダストのアレルギーとかも深刻ですよね)
わが家はもう立派な卵アレルギー。
これから少しずつ食べて治して行くしかありませんけど…。
私と息子の経験がだれかの役に立ったら嬉しいです。
2017.10.21追記
その後、腸内細菌との関連にも興味を持ち始め、違った視点でのブログも書いているので、よろしければ、こちらもお読みください。
経皮感作も、皮膚の常在菌とか関係しているんでしょうか?