どんな考えの大人に囲まれて育つかが大事

 

きょう、たまたま幼稚園の園長先生と話す機会がありました。息子は保育園児ですが、その先生とは知り合いなので。

 

「幼児教育と保育について」という高尚なテーマで約1時間。私、会話についていくのが精一杯(汗)。難しすぎる。

 

その中ですごく腑に落ちた言葉があったので、書きたいなぁと思います。

 

私も幼い子を育てているので、その悩みとしていろいろ聞いてもらったりしていたのですが、幼児期になにが必要か?どうしてあげることが、息子にとって一番いいのか?みたいな流れで、その先生が言った

「どんな考えの大人に囲まれて育つかが一番重要だと思う」という言葉。

 

これ、盲点というか、子育てしているとどうしても「何がしてあげられるか」「どんな体験をさせてあげられるか」みたいになってしまう自分としては、思いっきりほっぺたをビンタされた気分。

 

先生の話しはこう続きます。

 

とある保育園へ実習へ行った若い先生の話し。

登園後、子どもたちがたくさんのおもちゃを園の部屋いっぱいに出してきた。そこで保育士たちの間に「もう〜片付けるのが大変」みたいな空気が流れたらしい。言葉もあったのかも。

 

こんな時に「さぁ!きょうは何して遊ぼう!」と一緒にワクワクできる大人がその子どもを囲んでいる状況で育つのと、そうじゃないのとでは、その子の育ちに大きな違いが出ると思う、と言われたのです。

 

私、真っ青。

それ、その「片付けるの大変」ってやつ、いつも私が言ってるやつ。やばい。

 

そして多分、息子の園の先生も言ってると思うんだな。

「おもちゃは1つずつ出しましょう」

「次に違うおもちゃで遊ぶ時には今遊んでいるおもちゃを片付けましょう」

 

それがしつけなんだと思っていたし…。

 

まぁ、あれだ。しつけはしつけとして必要だとしても「もう〜片付けるのが大変」みたいな空気感だけは、少しずつ減らして行こう!と決意した瞬間でした。

 

そして「何をしてあげられるか」なんて上からしつけ?教育?を考えていた自分。恥ずかしい。まず“自分の考え”の質が問われるのが子育てってことでOKかしら?先生。

 

仕事を面倒だとか、片付けが面倒だとか、そんな大人って確かに…息子になって欲しい姿ではないはずで…。今からでも遅くない。息子がお手本にして恥ずかしくない、息子に誇れる考えの大人になりたいなぁって思いました。子育てって本当、真剣勝負。