赤ちゃんの泣き声にイライラするからこそ、育てられる。
イライラすることって、そんなに悪いことでしょうか?kazenoyaです。
子育てブログなどを読んでいると、ママさんたちの「イライラする」ことへの罪悪感を感じること、多いです。
まぁ、私もイライラすることが多く、あんまりイライラしすぎるのもなぁ、と反省することも多いことは多いのですが…。
子どもが小さいころ、こんなことを考えました。
苛立ちって実は、育児に大切な要素なんじゃ?
ママさんって、自分の赤ちゃんの泣き声に敏感ですよね。
大勢集まっている所で自分の子どもが泣き出すと声でわかる人も多いです。
それだけ、ママたちは赤ちゃんの声に敏感になっているってことです。
息子が赤ちゃんだったころの自分もやはり、そうでした。夜中なんて、泣き声どころか、起きだす気配のようなもので目が覚め、すぐに授乳できました。それまでフニャフニャないていた息子は、おっぱいをあてがわれるとすぐに泣き止みました。
だから、赤ちゃんの泣き声ってママがイライラするように出来ているんじゃないかな?って思ったのです。わざとママをイラつかせる声で泣くことで、ちゃんとお世話してもらえるようになっているのじゃないかって思います。
自分の子どもは責任があるからイライラする
もう少し大きくなってからは、周囲に迷惑をかける行為や、子どもの素行の悪さ、危険な行いにイライラするようになります。
例えば、離乳食を投げたり。
例えば、スーパーなどで走り回ったり、ごねたりする時などに。
例えば、何度言い聞かせても道路で手をつながない時に。
私は仕事柄よその子どもに会うことが多いのですが、よその子が、いくら大声で泣こうが順番を守らなかろうが「小さいうちはこんなもん。かわいいよね」と目尻を下げます。もはや、ばぁば状態。
ですがこれが息子ならそうは行きません。私には息子を全うな大人に育てなくてはいけないという責任があるからです。
でも「赤ちゃんなんだから」と、このイライラする気持ちにふたをしようとしてしまうと、たまりにたまってイライラ爆発。私も何度もやりました。
「食べ物は大事だよ」
「みんなが来るところだから静かにしよう」
「車は危険だよ」
本来、そんなことが伝えたくて、でも相手は子どもだから「はいわかりました」と行動を変えてくれるわけじゃなくて、そしてイライラしてしまいます。
もし、イライラしなかったら?
もし、母親が子どもの泣き声に鈍感でぐーぐー寝ていたら?子どもは飢えてしまいますし、熱があっても気がついてあげられないかもしれません。
泣き声にカチンとくるからこそ、危険を察知して目を覚まし、おっぱいで口を塞ぐ(失礼!)。これ、本能なんじゃ?と思った訳です。この本能がなければ、子どもは飢えて死んでしまうわけですから、よその子どもの泣き声にイライラする女性ってのは、本当は母性本能が多い方なのかもしれませんよね。
そして、いつもばぁばのように、菩薩のように何でも子どもの好き勝手やらせて育てたら、子どもはわがまま放題になってしまいますよね。
もしかしたら、駐車場でうっかり手を離して大惨事!なんてことにならないのも、ママが子どもの行動にイライラしすぎるぐらいイライラしながら、子どもを守ろうとするからこそ、なのかもしれません。
引き金を引くのは、やっぱり夫だったりする
でも、どのママさんたちもそのイライラをストレートに表現し続けているわけではなくて、ものすご〜くイライラすることを我慢してますよね。そんな緊張状態の時に安全装置を外して引き金を引いちゃうのって、やっぱり夫だったりします(笑)。
それは、ママがそれだけ能的に子どもを守って緊張状態なのにも関わらず、のほほんとしているから、なんだと思います。
「自分の子どもでもあるんだから、自分で考えて行動してよ!」と思うわけです。
でも、夫の行動は母の域まではなかなか到達しない。「親モード」的にレベルが違うわけです。夫は夫なりに頑張っているんだけど、母が気がつくすべてに気がつくわけではないので、そんな「のほほん」行動が続くと…引き金が(笑)。
私も何度乱射事件を起こしたことか。
でも、お父さんはお父さんなりの、親としての道を歩み始めたところなんですよね。ママとなんでも同じ!とは行かなくても、子どもの成長過程では男親は男親で重要な役割を担うこともあるのでしょう。きっと。
産後の脳萎縮が終わったのか、最近ではあまりイライラすることも減っては来ましたが、子を産む前のようにはいきません。夫には悪いけど、やはり、女は母になると強くなるのでしょうか(笑)