保育園の位置づけ・文科省は働くママの味方じゃないのか?

子どものため!という名目で、強くも弱くもなれる、kazenoyaです。

 

息子、珍しく保育園を休んでいます。健康優良児のためほとんど発熱しず、お休み知らずの親孝行息子なのです。

 

今回も熱はなし。咳と鼻水があり、夜に呼吸がゼロゼロしはじめてよく寝られないようで、翌朝、睡眠不足からかなり疲れた様子だったため、20日の朝、保育園へお休みの電話をかけました。

 

私「咳と鼻水だけなんですが、夜苦しそうでよく寝られず、ちょっと疲れていそうなので、きょうは様子見て休ませます。明日まだ調子が悪そうなら、病院へ行くつもりです」

 

先生「明日は運動会の総練習なので、病院へ行くならきょう行ってください」

 

こんなやり取りでした。

 

なんだか釈然としない感情がわき上がるも、理由がわからず、適当に返事をして電話を切りました。

 

保育園って働くママサイドに立っているんじゃなかったっけ?

 

自分がなぜ釈然としなかったのか?不思議に思いつつ、でも、20日は病院へ行くつもりもなかったため、息子とべったり過ごしました。

 

息子は夜は苦しそうでしたが、起きてしまえばケロッとしていて、疲れてはいるものの、咳もゼロゼロもだいぶ楽そうでした。なので、まずはよく寝かせようと思ったのです。

 

お昼寝中、考えました。

 

運動会練習と言えば、走ったりするんだろうし、ゼロゼロしている息子を登園させるわけにいかないよね、と。

 

でも、ちょっと考えてみると、保育園というのは厚労省の管轄で、働くママのために子どもを預かる場所です。体調が悪い場合は37.4℃以上の発熱では登園出来ませんが、例えば鼻水などで「野外活動は控えてほしい」などの要望などがある場合は、「だったら登園させないで」とは、本来なら言えないんじゃないのか?と思ったのです。

 

心理的に負けている私

 

そこまで考えて

 

電話で先生に「明日は総練習」と言われた時に「息子が調子悪かったら登園させられないな」と思ってしまったことが、釈然としない理由なのだと気がつきました。

 

幼稚園は文科省の管轄で、基本学校と同じ扱いです。勉強するところ、活動する所なので「体調が悪ければ来るな」と言われても仕方がないと思います。

 

「でもさ、保育園ってそうじゃないじゃん」というのが、釈然としない犯人でした。私が勝手に保育士の無言の圧力に負けて、勝手に落ち込んでいるということですね。

 

現場は…保育園も幼稚園も同じだよね

 

でも、実際のところ、現場は保育園も幼稚園も同じなんでしょうね。

特に年少も後半になってくると、なにげに「就学」が見えてきます。入学した時に、ちゃんと1年生になれるように、いろいろな「学び」要素が通常の保育の現場にも求められていることでしょう。もちろん、親側もそれを期待しています。

 

だから、5歳児の幼児教育の無償化が言われているんでしょうし。

 

この、5歳児の幼児教育の無償化っていうのは、「年長さんはみんな文科省の管轄下で教育を始めましょう。1年生からじゃ遅いので」ってことなんだと思います。

 

まぁ、幼稚園が幼児教育で保育園は幼児教育じゃないって理解自体、現状とはかけ離れているんだと思いますが。

 

みんな「こども園」になっちゃえばいいんじゃない?

 

こども園って最近言われなくなりましたよね。kazenoyaの住む自治体には2園あります。

 

ひとつの園に文科省厚労省が両方乗り入れて、保育園の要素も幼稚園の要素もいいとこ取りするってことで、理解はいいのでしょうか?

 

実際には、未満児と延長保育は保育園部分が担って、幼児クラスの9〜2時は幼児教育を施す。のがスタンダードのようです。

 

みんなコレでいいじゃないか!と言いたい。

 

まぁ、制度がそうなったところで、先生たちの無言の圧力は変わらないんでしょうが。

 

ママって弱い立場

 

息子は元気なんだけど、運動会総練習で無理してゼロゼロが復活しても嫌なので、結局きょうもお休みしました。ちょうど私が暇な時期でお休みが取りやすいということもあります。

 

朝一番で病院へ行き(ほとんど治っているんだけど)、保育園への休園・登園の言い訳もばっちりです。

風邪が引き金になっての喘息様気管支炎ということで。先生も納得してくれることでしょう。

 

やっぱり、先生には強く出られない。

 

子どものために先生や園とは良好な関係を築きたい、というのがあるからなんでしょう。

 

本来は私、結構気が強いほうですが…時には弱くなれることも、もしかしたら本当は「強さ」なのかもしれないなぁなんて考えたりした。