サンタクロースを信じる理由|わが家の場合
イベントごとは乗ったほうが勝ち!だと個人的に信じています、kazenoyaです。
先日、はてなブックマークを見ていたら「何のためにサンタクロースを子供に信じさせるのか」という増田(使い方はこれでいいのでしょうか?さんをつける必要は?)があって、なぜだか心に残って、その後ずっと考え続けてしまっているので、ちょっと気持ちの整理をかねてまとめてみようと思いました。
息子はサンタクロースを信じている
わが家の5歳の息子はサンタクロースを信じています。(たぶん)
ちなみにわが家のサンタクロースも「いい子」の所だけにプレゼントを運んでくることになっております。
ある日「いい子ってどんな子か分かる?」と聞いたら「お母さんや先生の言うことを聞く?」と消え入りそうな声で答え、焦りました。すぐさま「何をすべき時か自分で考えられる子」と訂正しておきましたが。
サンタクロースを通して様々なしつけの場にもなっているように思います。
息子は「ブラックサンタクロース」のことも信じています。
可愛いものです。
本題・件の増田への私の答えは
Xmasプレゼントの渡し方をこれしか知らないから
です。
息子への始めてのXmasプレゼントは、もう何だったか記憶になにのですが、4月生まれなのでまだ8か月の頃でした。
枕元にプレゼントを用意しました。
それからというもの、12月24日の夜になるとプレゼントを枕元に置くということが恒例となりました。
1歳、2歳と物心が付いてきます。
息子にとったら、朝起きたらプレゼントがある日がある!そして、その日にはケーキを食べたり、ごちそうを食べたりする!ってのが段々に刷り込まれて行くことになります。
そして、Xmas前のある日、降園してきた息子が突然に言い出すことになります。
「きょうね!保育園にサンタさん来た!僕のお家にも来るかもって!」と。
kazenoyaの母は30ウン年前、サンタクロースに電話をかけてくれていました。kazenoyaは欲の無い子どもで、欲しいものが思いつかずひねり出して「絵本が欲しい」とか答えていました。その電話がどこにつながっていたのか?はたまたエア通話だったのか?いまだ母に確認したこともありません。
いま私は、息子に手紙を書かせようと考えています。
ようは私たち大人が、子どもへのXmasプレゼントの渡し方を、この方法しか知らないから。自分が親にやってもらったように自分の子どもにプレゼントを渡す。子どもは勝手にサンタさんを信じる道を歩むのではないか?と思ったのです。
本物のサンタは枕元にプレゼントを置くのか?
世界に視点を持って行ってみると、Xmasプレゼントの渡し方ってきっと1つじゃないんだろうな、と思います。
kazonoyaは若い頃に北欧のとある国(いちばん西側)に1年半ほど住んでいたことがあります。クリスマスの本場です。
そこではサンタクロースはプレゼントの袋を背おった白髪の老人ではありませんでした。ユール・ニッセ(jul nisse)という妖精です。
イブの夜に玄関ポーチのところにユールニッセの好物のおかゆを置いておくという風習が昔はあったようです。子どもの枕元にプレゼントを置くようなサンタクロースではありません。
で、プレゼントはどう届くかというと、大切な家族や友だちが事前に送ります。
日本で言うとお歳暮みたいな感じでしょうか?
「ママからパパへ」「おばあちゃんから孫へ」みたいな感じで、一人がたくさんの人に贈るので、Xmas前はクリスマス商戦が華々しく、みんな破産を心配しなければならないほど(笑)でした。
届いたプレゼントにはメッセージが添えられていて、そのすべてがツリーの下に集められます。当日までに続々と増え続け、ツリーの下にはプレゼントの山が出来上がります。1つずつ誰から誰へのプレゼントなのかを家族で読み上げながらプレゼントを開けるのが醍醐味です。
そもそも、サンタは本当にいるのか?
世界で認められるサンタクロースが一同に集う「世界サンタクロース会議」というものがあります。
昔、「サンタのおばさん」という絵本を読んで知りました。
サンタクロースはいることになりますね。公認メンバーが会議を開いているのですから。
日本で有名なサンタクロースと言えば
フィンランドのサンタクロース
サンタクロース村の近くの山中に妖精とともに住んでいて、手紙をもらったり、返事を書くことが出来ます。絵本に出てくるサンタさんのイメージはフィンランドのサンタさんのものが多い気がします。
オランダのサンタクロース
オランダでは「聖ニコラス」という聖人を祝うお祭りがあり、これがクリスマスの原型とも言われているそうです。
北部オランダでは毎年12月5日(聖ニコラスの日の前夜)にシンタクラースを祝って贈り物を送る風習がある。
情報源: シンタクラース - Wikipedia
こんな所でしょうか?
子どもの喜びは親の娯楽だったりする。
ぐだぐだ書いていますが、今現在、息子にサンタクロースを信じさせている事実は事実。それなのに実際プレゼントを用意しているのは私たち親なのも確かです。
言い逃れは出来ません。
多分「しつけに都合がいいから」信じさせているのだと思います。
でもさ。
楽しいじゃないですか?
素直に信じる子どもの眼差し、可愛いじゃないですか。
それにサプライズはイベントを盛り上げます。
朝、プレゼントを見つけた時の子どものはしゃぎようは、ほんと、この時期だけのものです。息子は「プレゼントが届いた!」高揚感ともにクリスマスのイベントを楽しみます。
そんな息子を見ながらのクリスマスはkazenoyaにとっても最高に楽しいクリスマスになります。
大人だけでこんな純粋な楽しみ方なんて出来ません。
子育て、ものすごく大変なんだからこんな時ぐらい楽しまなきゃ!
ようは親の娯楽です。親の勝手です。
サンタクロースはいると嘘をつくと、親子関係が破綻するとかいう記事もどこかで読んだ気がするけど…実際いるんだし、嘘じゃない。親も「サンタクロースはいる」と信じて、一緒に楽しんでしまったもん勝ちなんじゃないでしょうか?