主婦業・母業|ワーママにとって2足のわらじの1足目はどっちだ?
主婦・母の仕事にいつでも誇りを持っていたい、kazenoyaです。
主婦業・母業って、いろいろ落としどころが難しいですよね。片手間で出来るほど簡単な仕事じゃないのに、世間の価値観は…目も当てられない現状。
キャリアアップを頑張って来た女性にとって、子育てで生じるブランクは、心理的に厳しいものになることが多いようです。
いまの私にとって、1足目は完全に母業です。
高齢出産組のkazenoya。結婚妊娠までの人生が長かったので、それなりに社会経験があります。自分の母も働く母親で、仕事する母を見て育ってきたので、自分が母になる際にも、仕事抜きの人生は考えられないタイプでした。
ですが、いまの私にとって一番大切なのは家庭運営。
つつがない家庭を維持し、その中で息子を育てることに重きを置いています。仕事は2足目のわらじ(でも絶対必要)。
そのスタンスで働いているので、仕事で関わる人たちに母業で迷惑をかけることがある時、臆面なく「スミマセン。息子の用事でその日は無理です」と伝えています。
ちなみにkazenoyaは、企業に雇われる形態ではなく「個人事業主」として働いています。いわゆるフリーという立場なので、この対応が仕事や収入減、一時的な評価の低下にガッツリつながりますけど、厚顔無恥を貫くようにしています。
もちろん心情では…いろいろ考えてしまいますけどね。
お恥ずかしながら…kazenoyaの仕事歴について。
これまで恥ずかしくて、ここでは書けませんでした。
いまの仕事は、写真を撮って文章を書く仕事です。ちなみにAIでも出来る仕事です。
(ブログを書いている方たちの文章力の高さに、まさか仕事で文章を書いているとは言い出せず…プロフィールにも書いていません)
妊娠するまではDTP(チラシなどの紙媒体デザイン)とミニコミの仕事をしていました。ブラックな働き方が当たり前な業種でした。(いまはどうでしょう?)子育てしながら続ける自信がなかったので、きっぱりやめました。
(いわゆる〝キャリア〟的な考えが薄い仕事なのかもしれません。目指すのはキャリアアップよりも独立、的な?)
でも専業主婦になるつもりは全くなかったので、いまの仕事を見つけました。育児と両立出来ると思ったからです。
自分の仕事観に育児を当てはめてみると
kazenoyaの積んできた仕事のキャリア(と言えるのかは、ともかく)は、どれもいわゆる「締め切り仕事」というヤツです。
短いスパンで次々進んでいきます。
一方、子育てというのはかなり長い目が必要な仕事です。きょう明日に結果が出るものではありません。もしかしたら、結果を求めるものですらないのかもしれません。
「ライフワーク」というものに近いのかも。
将来的に大きな写真集にまとめるための写真をウン十年撮り続けるカメラマン?
モノになるかどうか分からない絵を描き続ける画家志望とか?
そんな感じの仕事なのかもしれません。
それなのに、日々のタスクは多岐に渡り、次々訪れる。
気を抜いたり、手を抜いたりしたら、将来に響く。(気がする)
そこんところは、農業などに近いのかも。
オーガニック?収穫量第一?
農作物の育て方はいろいろです。工夫の仕方もいろいろです。こだわるポイントも様々です。
手塩にかけたりんごが台風で一夜にして大打撃を受けることもあるでしょう。
kazenoyaは職業として農業をしたことがありません。農家さんは、どんな気持ちで仕事しているのかな?と子育てしながら考えることがあります。
子育ては長大なプロジェクト
先が見えない、どうなるのか分からない。結果が見えるのは20年、いや30年先かもしれません。しかも失敗は許されない。このプロジェクトの主要メンバー構成はママとパパ。
主導権は…きっと多くの家庭でママでしょうか。
パパは…子どもが乳幼児期にはきっと「使えないバイト」レベルからのスタートでしょう。そして多くのパパにとって、子育ての方が2足目なのが、いまの社会の現状です。
(ママたちは、どちらかを迫られるのも、いかがなものかと考えます。総活躍とか言って、ママ業を1足目にしたがらない風潮もありますし)
実家や義実家、会社や近所、先生たち、ママ友とかの主要取引先との関係維持も案外大変な業務かもしれません。
プロジェクトの担うものは人ひとりの人生だったり、この社会の未来だったりします。
すべての働くお母さんがバランスよく2足を履ける社会に、早くなって欲しいです。
年度末からずっと忙しく、息切れ気味のボヤキでした。