「寒がり」と「冷え性」と「低体温」と「平熱」

平熱が高いのに手足の冷える、kazenoyaです。

 

信州の梅雨時期は冷えます。近くのおばあちゃんは「梅雨が明けるまではこたつが仕舞えない」そうですし、私自身も、たまにですがストーブをつけてしまうことがあります。

特にパソコン仕事をしていると、手足の指先が氷のようになります。

立派な末端冷え性だと実感しています。

 

でも平熱は高いのです。

 

不思議に思って独身時代に通っていた漢方薬局の人に「寒がりと平熱って関係ないんですかね?」と聞いたことがありました。

 

平熱37℃の冷え性&寒がりとして生きてきた

 

中高生の時、平熱が高かった記憶はないのですが、20代後半のある日計ってみたら、平熱が37度近かったです。

いまでも高温期の平熱は36.8℃〜37.0℃で、決して体温が低いわけではありません。

ですが、手足が冷えます。22℃を下回ると「寒い」と感じます。

 

寒さ対策は年季が入っています。

今現在も、冷えとり靴下ではありませんが、絹の5本指ソックスを重ねて履いています。レッグウォーマーや腹巻きも欠かしません。それでもいつも寒いのです。

 

冷え性で寒がり。

 

一方夫は平熱は至って普通の36.4℃ですが、暑がりです。冬でも飲み物には氷をいれます。

 

息子は私と同等の平熱で暑がりです。

 

みんなで一緒に寝ているのですが、夫と息子の快適温度に合わせると、私だけ夏でも布団と毛布が手放せなくなります。特に息子の暑がりが厄介で、なんと25℃過ぎると暑くて不機嫌になります。赤ちゃんの頃はギャン泣きや夜泣きの大きな原因のひとつでした。

 

これだけ体感が違うのだから、一緒に寝るのは無理がある。もう、寝室を分けて欲しい。心底そう感じる日も多いです。

 

人の平熱は本来37℃らしい

 

そこでふと、ある考えが浮かびました。

37℃はもしかして、「平熱が高い」んじゃなくて「微熱」なのでは?というものです。

微熱が続く慢性疾患かもしれません。私はなにかしらの病かもしれない。だから寒いのかもしれません。

 

昔の水銀の体温計は確か、37℃の所が赤くなっていました。発熱のラインではないでしょうか?

 

そう思って調べたところ、あの赤い37℃の印は「発熱」ではなく、「平熱」の印らしいと知りました。

 

昔の人は平熱が高かったようです。それどころか37℃は理想的な平熱らしく、ホッと胸を撫で下ろしました。

 

中心部を温める必要のある女性と冷やす必要のある男性

 

件の漢方薬局の説明は、「関連はあるけど一概には言えない」というものでした。

 

「寒がりだけど、体温が高い人や、冷え性じゃないけど、寒がりだったり、平熱が低い人もいる。体温を上げても寒がりが治るとは限らないけど、でも、やっぱり体温は上げた方がいい」と。寒がりの人は意識的に温かい格好をするので、冷やさないためには好都合とも言われました。

 

特に妊娠の可能性のある女性は、体幹に血液が集まりやすいそうです。

 

子宮を中心に血流を集めて冷やさないようにする。そいういシステムが元々備わっているのだそうです。

でもその結果、血の少ない人は手足まで血流が行き届かず、手足が冷える。

 

一方の男性は生殖器を中心に冷やす必要がある。

なので、逆に手足は温かいことが多い、という答えでした。

 

性別的に圧倒的に不利な上に血虚。血が少ない。

kazenoya.hatenablog.com

 

そりゃ、手足も冷えるというものですよね。血虚改善、頑張ろう。

 

ちなみに冷え性というのは西洋医学的には漠然としているもののようで

冷え性 - Wikipedia

 

寒がりの原因には自律神経の乱れも関係しているようです。真冬の 20℃と夏の20℃では体感温度が違うのも、そんな影響からでしょうか?

 

また「低体温」というと、登山などで「寒い…寝るな!寝るんじゃない!」という症状、体温が35℃を下回ると生命維持の危機が訪れる「低体温症」と混同してしまいますが、ここでは平熱がおおむね36℃以下になる、体質的な「低体温」という意味で使わせていただきました。ご了解ください。