6歳・年長さん★教育相談・就学相談③WISC(児童向けウェクスラー式知能検査)を受けてきました!

息子の「個」が見えてきて…将来が心配なような楽しみなような、kazenoyaです。

 

保育園から案内のあった教育相談に申し込んだので、元々秋に予定していた発達検査を早め、6月に受けてきました。

教育相談・就学相談の過程を追って書いていきたいと思っています。

 

これまでのブログはこちらです。

kazenoya.hatenablog.com

 

kazenoya.hatenablog.com

 

 

IQの出る知能検査

 

 

今回息子の受けたWISCは、正式名称を児童向けウェクスラー式知能検査と言います。いわゆるIQの出るテストです。

 

IQ検査なんて、親の私もちゃんと受けたことがありません。

みなさん、自分のIQ知っていますか?

 

ちなみに、息子がこれまで受けたことのある発達検査は新K式で、出るのは発達指数(EQ)でした。2歳4か月に受けた時には平均より1年以上も遅れた指数が出ました。その1年後ぐらいに受けた時には、いわゆるグレーゾーン的な数値に成長していました。

 

ちなみにこのWISCの対象は5〜16歳です。成人向けは違うテストになるようです。

 

一番の心配は「受けられないこと」でした。

 

年齢や発達特性、重度の知的障害がある場合などは、しっかり検査が行えないことがあるようで、時に正確な数値が出ない(測定不能になる)ことがあるそうです。

 

さらに、検査そのものが難航することがまれにあると聞き、とても心配しました。

 

人好きで楽しくなるとテンションが崩壊し「お耳が天井に行く(息子の言葉を借りると)」特性の持ち主です。

 

始めての心理士の先生と2人きりで、大丈夫だろうか?というのが本音。

 

それも迎えにきたのが若い女の先生だったので、本当に心配でした。

(息子の「女好き」は筋金入で、目からハートを放出しながらついていきましたので)

 

予定していた1時間後に迎えにいくと…案の定終わっていない。

予感的中?と思いましたが、さらに数十分待つとにぎやかな、めちゃめちゃテンションの高い声と共に帰ってきました。一応最後まで受けられたようです。

若い女性の先生とみっちり一緒で、マンツーマン。よっぽど楽しかったんだろうな。

 

息子の受けたのはWISC-Ⅳ

 

wiscは3と4の2種類あって、4の方が後に出ています。 

専門的なことは分かりませんが、検査報告書にはWISK-Ⅳと書かれていました。

 

数値はやはり、思いっきりグレーゾン

 

言語理解指数と知覚推理指標が比較的平均値に近い数値で、ワーキングメモリ指標と処理速度指標が、信頼区間57〜82という、かなり低い数値でした。

 

ちなみにIQの平均は100で、グレーゾーンというのは、85〜70ぐらいのIQを指します。検査不可能の重度知的障害は40以下です。

 

備考欄が「息子の教科書か!」ぐらいのありがたさ

 

検査師の先生が直接言葉で記載した「備考」の部分に、思わずうなってしまったkazenoya。

これまで何となく「こうだよな」と思っていたことをズバリ文字にしてもらった感じです。

 

あまりにありがたいので、ここにまとめて覚えておきたいと思います。

 

・検査中好きなゲームの話に夢中になり、逆に先生にクイズを出していた。

   ↓

集中し続けることが難しく、ケアレスミスや時間がかかる。集中しなければならない場面ではなるべく視界に物が入らない静かな環境を作る。事前に終了時間を伝えた上で適宜休憩を入れる。待ち時間に気が逸れるので待つ時間をなるべく短く。

 

・言葉の使い方を間違えてしまう。単語が出てこず、身振り手振りで示したり、擬音語で答える。

   ↓

「誰が」「何を」など簡単な質問をしながら会話をしたり、息子が言いたいことを、大人が言葉にして教えてあげる。

 

 ・ワーキングメモリはいわゆる短期記憶。長い指示だと途中で注意が逸れたり、忘れてしまう。

   ↓

しっかりと意識を向けさせてから、指示は1つずつ区切り、短く明確に伝える。

 

たくさん書いてありましたが、要約するとこんな感じでした。

普段からやっていることが多いように思いましたが、私がじれったくなり「あ〜もう!」となることもあり、こうやって紙に書いて出してもらうことで、本来の息子の成長段階を改めて確認して、多少じれったくても、頑張れるようになる気がしました。

 

自分のペースでゆっくりと考えながら答えを出すタイプ

 

「集中して素早く物事を記憶したり、処理していくことよりも、自分のペースでゆっくりと考えながら答えを出していくことの方が得意」

 

と書かれていました。

 

先生曰く、

「数値は今の段階のもので変わることも多い。この段階ではまだ分かりませんが、学者に多いタイプです。興味のあることへの集中力はピカイチ」

 

爆!

 

学者…は一族にいない。思わず爆笑するかと思いました。大人なので、我慢しましたが。

 

確かに最近、YouTubeで虫の勉強ばかりし始めました。

 

「アリジゴクは…」

「ミツアリは…」

「女王蜂は…」

 

一生懸命話してくれる息子の知識の中には、私も初耳のことも多くて、思わず聞き入ってしまいます。(フンコロガシはあのふんの玉の中に卵を生むそうな。本当だろうか?息子情報なので信憑性がイマイチ)

 

この記憶の情報量を見るに、ワーキングメモリが低いってホント?って感じです。

 

興味のあることは、知っていること!

 

誰でも初めて聞いた小難しい単語をそのまま記憶することは難しいものです。

息子にはたくさんの経験をしてもらって、「知っていること」を増やして欲しい。

 

そうすれば、たくさんの話を興味を持って聞けるようになることでしょう。

 

興味を持って聞けたら、息子の記憶力はピカイチ!

 

自分が楽しい!と思えることだけでもいいから、知識を得る楽しみをたくさん知ってもらいたいです。