調理時間ほぼ半日!わが家の手作り時短お節レシピ

手抜きでも自分で作る派!の、kazenoyaです。

 

まだ独身だった20代の頃から、もうかれこれ20年近く、おせち料理を作り続けています。

ちなみにわが家のお節は、海老の甘煮だとか、豪勢なものは基本入りません。これは実母から引き継いだ伝統、という名の言い訳。

 

出来合いを買う物

 

・かまぼこ

・だてまき

・ハム類(焼豚系が家族のマスト!)

イカ黄金(数の子食べない夫はイカ黄金好き!ということで、数の子イカ黄金に変更し、3年目)

 

12月31日に半日かけて作るもの

 

祝い肴

・栗きんとん

・昆布巻き

・田作り

紅白なます

・酢蓮

 

お煮しめ(炊き合わせにします)

・れんこん

ごぼう

・里芋白煮

・手綱こんにゃく

・たけのこ

・しいたけ含め煮

・梅花にんじん

 

kazenoya流・時短&手抜きポイント

 

・昆布は早煮昆布を使う

・田作りのから煎りはホットプレートを使う

・栗きんとんのサツマイモは裏ごししない

・黒豆は前日夜に煮汁に浸す

・煮炊き出来る石油ストーブをフル活用する

・たくさん作らない!(これ大事。家族の人気不人気を見分けて、少量にすることで、野菜の皮むきなどの時間を大幅に削減できます)

 

黒豆

 

前日夜に煮汁に浸します。(去年はこれを忘れていて、早朝夢うつつで「ヤバ」っと飛び起きました(笑。)

味付けは好みで&重層を小さじ1/2ほど入れ、煮立たせたところに洗った黒豆を投入。翌朝置きたら、ストーブの上に置くだけです。煮立ち始める頃、白いきめの細かい泡のような物(灰汁?)が浮いてくるので、一応すくっておきます。

私が使う鍋はル・クルーゼで、約3時間ほどで煮上がります。

 

乾物を水に浸す&かつお出汁をとる

 

豆の鍋をストーブにかけて次にするのは、昆布とかんぴょう、椎茸を水に浸す事です。kazenoyaはこれをよく忘れます。あわわ!となるので忘れずに。そしてかつお出汁をとっておきましょう。

 

豆を煮ている間に芋の皮むき

 

夫の大好物なので、頑張って大量の皮むきです。芋の皮は厚くむきます。ちょっともったいないけど、正月ぐらいと割り切って思い切って行きましょう。もし手間でなければ、皮で芋けんぴを作っても◎

 

栗きんとん

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むいた芋をひたひたの水で煮ます。柔らかくなったら、水の中で煮崩して行きます。栗の甘露煮の煮汁と砂糖、少量の塩で味付け。好みの固さまで煮詰めて完成。皮を厚くむく事で、クチナシを使わなくてもきれいな黄色に仕上がります。

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何人前!?ってぐらい出来ました。

 

芋を煮ている間に田作りを煎る

 

ホットプレートを出して保温設定にして田作りを袋から出してぶちまけます。ここで手伝ってくれる子どもまたは夫がいる場合はから煎りしてもらいましょう。時々箸でカサカサするだけなので、誰でも手伝えます。

手でポキっと気持ちよく折れるようになったら、ホットプレートから下ろします。

 

田作り

 

フライパンに酒・みりん・砂糖・醤油など(味付けはお好みで)を入れ火にかけ、煮立たせます。泡がきめ細かくなってきたら火を止め煎った田作りを投入して絡めます。

(大きな泡になるまで煮詰めると飴状になってしまいます)

お好みで鷹の爪やいりごまなどを入れてアクセントに。

 

※芋の固さで田作りを仕上げるのと栗きんとんを仕上げるのの順番が変わると思います。

 

昆布巻き

 

わが家の昆布巻きはシンプルに何も入れていない小さめの昆布巻きです。家族に不人気なので、今年作った数は12個ほど。これなら巻く手間も少なくて済みます。

昆布は戻りすぎるとぬめりが出て巻きにくいです。

好みの味の出汁に入れて豆の鍋の横に。

こちらも細かい泡が出始めたらすくっておきます。

 

手間と時間のかかるものはここでほぼおしまいです。次は酢の物にいきます。

酢の物は基本、家族に不人気で、私ぐらいしか喜んで食べません。なので少量。

 

紅白なます

 

大根と人参を千切りにしてそれぞれ塩をまぶします。水気が出てきたら絞って、甘酢に入れます。ゆずを絞ったり、刻んでいれても◎

 

れんこんを切る

 

れんこんは酢蓮用に薄切りのものと、お煮しめ用のものを一度に切ります。

 

酢蓮

 

薄切りにしたれんこんをさっと茹でて甘酢に入れます。鷹の爪を入れても◎

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詰め方がテキトーなのには目をつぶってください。

 

これで、後はお煮しめだけ。

 

毎年ここで「今年は全部一緒に筑前煮にしてしまえ!」といいつつ、結局炊き合わせになるのが恒例。

その方が断然美味しいし。余ったときのアレンジもしやすいです。

白煮など薄味のものは最近流行の「つく置き」的な半調理みたいなもんで、本当に役立ちます。

 

酢の物調理完了まで毎年だいたい3時間ほどなので、ストーブの上が空いて、煮しめを作るのにちょうどいいタイミングです。お昼頃までコトコト煮ながら野菜を切ったりして、のんびり作業。昼ご飯後につめるのが恒例になっています。

 

そして毎年、年の瀬のスーパーで絹さやを手に取って「高い!」といい、「ブロッコリーって松っぽいから、正月にぴったり」と言いながらブロッコリー入りのお節を作ります。

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ママが休める三が日を!

 

わが家は余り物を食べない&続くと飽きる贅沢な男たちばかりなので、お節も余らせない工夫が必要です。(本来のお節の意味から大きく外れますが…)

 

椎茸の含め煮やかんぴょう、黒豆、田作りなどは、正直お節でぐらいしか調理しないので、素材で余らせて置くと1年後に発見して青くなる事も(笑。

 

含め煮やかんぴょうは一気に煮てしまい、味ご飯にアレンジしたり、なますや酢蓮と混ぜてちらし寿司にすることで、正月2日目以降の食事づくりもぐんと楽に出来ます。

 

煮しめはホントにいろいろにアレンジ出来るので便利です。

 

本来お節はママの休憩のためのつくり置き。

 

なので、伝統もうまく活用しつつ「包丁持たない!」「火を使わない!」は無理でも、上手に手抜き出来る三が日を過ごせるよう工夫したいですよね。