子ども|「YouTubeが問題」なんではなく「どう見るか」なんじゃない?
〝ウザがられる〟その日が来るまで、息子の興味を一緒に追求したい、Kazenoyaです。
テレビばっかり見てると
「悪い影響を受ける」
「目が悪くなる」
と〝親が〟言われていた世代です。
今は「テレビ」のところが「YouTube」に変化しましたね。
超テレビっ子だった子ども時代と、今
kazenoyaは母子家庭で育ち、その母は経営者で、よく働いため、いわゆる「鍵っ子」育ちです。鍵っ子って今時、死語でしょうか?(笑)
学童から歩いて帰り(5時頃)、家で母の帰りを待つ間、ほぼずっとテレビを見ていました。帰ると、まずテレビのスイッチをつけるのが日課。
今になって、当時の母の帰宅時間は何時頃だったのか?と考えますが、夜早く寝ていた記憶があるので、案外早かったのかもしれません。
だとすると、視聴時間は1日2〜3時間でしょうか。
ただ、高学年の時には学童へ行っていなかったので、さらにテレビの視聴時間は長くなったんじゃないかな?と思います。
そのkazenoyaですが、今、自発的にテレビを見ることはほぼゼロです。
夫が撮っておいてくれる録画を、たま〜に一緒に見るぐらい。あとは息子と映画などを見るぐらい。
20歳頃には、テレビのない生活も体験しています。
基本、あまりテレビが好きではありません。
一方的に流されるニュースも、バカ騒ぎ的な悪ノリが目立つバラエティも、苦手です。テレビの悪影響は受けていないように思います。子どもの頃は、あまり深く考えずに毎日のように見ていたんですけどね。
息子はどうYouTubeを見ているのか?
kazenoya家で今YouTubeを見られるのは、夫、kazenoya、息子のそれぞれのスマホ(タブレット)と、夫、kazenoyaのパソコン、それとリビング・おじいちゃんの部屋のテレビです。
夫とkazneoyaのスマホ・タブレット、パソコンは個人的なものなので、息子は見ません。
息子が見るのは、おじいちゃんの部屋のテレビとリビングのテレビ、それと自分のタブレットです。
(おじいちゃんの部屋では、自分のタブレットからいきなり転送して見始めるので、おじいちゃんに嫌がられています(笑)
このうちタブレットにはYouTubekidsアプリをインストールして見ています。子ども向けの、いわゆるE●レみたいな感じのヤツをよく見ています。好きなのは「まめきゅん」で、韓国で作られた教育アニメだそうです。
テレビでは、YouTubekidsアプリの設定が、なぜか出来ないので、大人向けのを見ているため、ゲーム実況(マイクラにハマり中)などを見ていて、母であるkazenoyaによく嫌がられています。好きなのは、いわゆるYouTuber的なものではなくて、アニメっぽいヤツです。VTuberってヤツでしょうか。
母としては、タブレットをあまり見ていると目が心配です。なので長く見ないように注意しています。時間を決めて上から「ダメ」と言うことはできるだけ避け、「目が悪くなっちゃうからそろそろやめよう」と言っています。
テレビで見る時は、可能な限り一緒に見て
「ここがスゴイ」
「こんなのは見たくない」など、親としての感想を伝える場にしています。
親の価値観、社会の価値観、自分の価値観など、それぞれの価値観があることが分かり始める年頃だと思うし、いろいろな価値観を知ったうえで、自分の思いを主張出来るように育って欲しいという思いがあります。
現実も映像も、体験を共有する。
絵本だって、勝手に読ませていたらどんな本を読むか?わかったもんじゃありません。怖い絵本に出会ってしまった時、親が近くにいなかったり、いても「忙しいから後にして」と、気がつかなかったりしたら、トラウマになる。
怖い物語に出会ったり、いきなり怒られたり大失敗をしでかしたりして怖い思いをしたり。
それって、リアルでもバーチャルでも一緒のことだと思います。
悪い影響になるのか、はたまた次に同じようなことに遭遇した時、自分を守れるようになる、価値ある体験となるかは、そこに同席した大人次第。だからこそ、どんな体験も保育者と共有し、保育者からのサポートが受けられることが、子どもにとって大切なことじゃないかな。
「怖かったね」などと声をかけてもらって、その経験を消化する。そんな簡単なことで、次に進めるか?トラウマになるのかが変わってくるんだと思うのです。
余談ですが、災害時などの子どものトラウマも、大人側に余裕がなく、傷ついた子どもの心のケアを後回しにしてしまうことが大きなリスクになるんだそうです。
手がかかる息子で良かったのかも。
〝通常の3倍手のかかる〟息子ですから、テレビだって動画だって「ねぇねぇ一緒に見ようよ」です。
でも、それで良かったのかも。
手のかからないよく出来た娘なら、いろいろな経験を一人でさせてしまっていたかもしれません。
私がスマホに夢中でも
「ケータイばっかり見てないで遊ぼう」と言ってくれる息子で良かった。
出来の悪い母だから、手のかかる息子がやって来て、やっとこさ母業させてもらっているのだと思うことにします。
母と一緒に読書した思い出。
そういえば、kazenoyaは読書好き。
小学校高学年の時に子ども向けの文学全集的なものを定期購読してもらい、読んでいました。当時はあまりうれしくなかった。
しばらくして、
「そろそろシリーズ物を読んでみたら」
と勧められたのが、文庫版のドリトル先生でした。
これにハマった。そして母もそれを読んだ。
これ以降、私がハマって読む普通の小説はもちろん、マンガやコバルト文庫(懐かしい!まだあるのか?)までも、「読んだら貸して」と一緒に読んでいました。
この、「一緒に」ってのが大切なんだろうな、きっと。
自分の興味のあるものに母親が興味を持ってくれる経験って、案外うれしいものです。「あれ、面白かったね」と言ってもらえることは、自分の〝見る目〟に自信を持つことにもつながります。
「アホ男子」が止まらないのは動画のせい?
そうは思うものの、下ネタ好きのアホ男子化が止まらない気がするのは、気のせいだろうか?とちょっと心配です。
ウ●コ、オ●リが好きなこと好きなこと!
今から二次元の女子に萌えているのも、ちょっと気になります(笑。
やっぱり、悪い影響は受けているのだろうか…。
さらに、アホ動画を見てはゲラ笑い。
そんな息子を見て「やっぱ男子ってアホよね」と、小学生女子のような発言をしてしまう、四十路過ぎのkazenoyaなのでした。