他害する子を、どうするか問題に発言してみる。
本音と建て前、あっちゃダメですか?まだまだ半人前ママの、kazenoyaです。
他害をするお子さんに悩んでいるママと、他害するお友達に悩んでいるママたちが、ネット上で荒れているのを見かけました。
なんか…モヤモヤが止まらないので書きます。
乳幼児にいろいろ求めすぎ。親にもいろいろ求めすぎって思います。
しつけの基本は〝やって見せる〟ことじゃないか?
わが家の3倍男児は、それはもう大変でしたが、他害はありませんでした。
と言うより、大変すぎて集団には連れて行かれなかったので。
多動故、悪気無くいろいろやってしまうんじゃないかと、連れている時は常時気を張り巡らせていたことは確かです。
私もいつも周囲に謝り続けていました。
結果7歳の今、3倍息子は
「ごめんなさい」
「ありがとう」
がどんな時でも言える、「ごめんなさい」の大安売り大感謝セールのような子どもに育っています。
(これはこれで…と、今は「有言実行」を教えている最中です)
「やって見せ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は育たず」と昔の人は言いました。
いつも周囲に謝っている私を見て、そう育ったんじゃないか?と思っています。
最初からそうだったわけではありません。
「ごめんなさいはっ!!!!」と鬼気迫って追い回したことも、息子が小さい頃はありました。が、やめました。
その代わり、独り言のように、言い続けることにしました。
すぐの変化を期待せずに。
だってまだ「野の物とも山の物とも判断しかねる」
生き物だと思ったからです。
言葉を選ばず言うのならば、人間未満。野生動物に近い。宇宙人かも。
人らしい気遣いを期待するほうが無理難題。
その場で、自分(母)の思い通りに動かせる訳はないのです。
言って聞かせるのは、もう少し先。そう思いました。
※実際に3歳後半頃からは「言って聞かせる」ようにしました。
だから、息子に謝らせようとは思わず、代わりに私が平身低頭。
息子がちょっと人のおもちゃをとっても「ごめんなさい」と私が言う。奪い取って返して、連れ去る。
(ここまでやると、相手は「気にしなくていいよ〜」と、逆に返してくれることもありました)
日々の生活では、
「ご飯は投げちゃダメだよ〜」
「危ないよ〜。落ちたらどうなるんだろう?痛いよね」
「たたかれたら、ぬいぐるみさん泣いちゃうよ〜」
と、歌うように言いつつ(怒っていうと、自分が自分の感情にのまれるため)、ご飯を拾う、茶碗を拾う。それでも続けるなら食事を止めさせる。
落ちないように抱き上げる。
ぬいぐるみを保護するように息子の手の届かないところに移動させる。
そんな対応を続けていました。
息子には「叱る」?「褒める?」
子どもの行動が目に余って「ごめんなさい」と謝ってその場から退散する場合、そのママさんが子どもの乱暴な行動を叱るのではなく、「怖かったんだよね」と代言する場面があって、それが、被害者となった子どものママさんの気持ちを逆なでしてしまったようでした。
よく、子どもの気持ちに寄り添いましょうと言われます。
でも、寄り添うのは、子どもと親の秘密事項で良くないですか?
ママだって表裏、本音と建て前あっていいんじゃないでしょうか?
裏表もない、お手本のような「聖母ママ」を、期待しすぎでは?最初から完璧な母親なんているわけがないのに、どれだけマザコン(死語?)が多いのか?
その、修羅場からタイムアウトして
静かなところで子どもと二人きりになったら…
「怖かったからつい手が出ちゃったんだよね」と子どもの心理を代言すると同時に「でもね、いきなりたたかれたらお友達びっくりしたよ。痛かったよ!」と相手の気持ちも、キツく代言して欲しいと思います。
(私は、危険が生じるような事をした場合には、ある程度感情を出して「怒ってるゾ〜!母は!!!」と伝えることも大事だと思っています。よく息子は鬼の形相の私を見て号泣しておりました(笑。)
一番大切なのは、子どもの行動を予測して未然に止められたときにこそ、(ママが止めたとしても)「きょうは止められたね」と褒めることじゃないでしょうか?
子どもの前で「背伸び」して
私にはひとつ、気をつけていることがあります。
子どもの成長途中で、「やってみよう!」と始めました。
それは息子に〝謝ること〟と、〝自分の弱さをさらけ出す〟ことです。
ついカッとなってイラだって、怒ってしまった時に「しまった!やり過ぎた!」という反省を、言語化して伝えるようにしました。
前述の「鬼の形相」の後にも。
実際の自分は、プライドが高く謝ることも苦手です。
ですが、無能な部下にでさえ、自分の非を認めて成長しようと頑張る背中を見せられる、「社内一上司にしたい有能な女性」像を描き、背伸びしてみました。
「アナタと一緒にこの仕事を大成功させたいの」と語れるようなステキな上司を。
文字にすると、めっちゃ恥ずかしいですが(笑。
(最近息子が「中二病」という言葉にハマっていますが、まさに私が「中二病」だ)
建前では、今でも「ごめんなさい」を連発していたあの頃のままです。
先生たちにはいつも「ごめんなさい。いつも本当にありがとうございます。息子をよろしくお願いします」と日々平身低頭しています。
でも、子どもと私の秘密事項、本音では…
わが家の使えない無能バイトだった3倍男子は、7最現在、着々と成長しております。
(本当にヒミツ、ここだけの話ですよ!よろしくお願いします)