卵アレルギー。除去食で母も美肌に!遅延型食物アレルギーって知っていますか?

 

遅延型アレルギーって知っていますか?

アレルギーでよくある症状の、じんましんなどだけではなく、大人の肌荒れやニキビ、頭痛、倦怠感、肩こり、下痢・腹痛、口内炎、うつなどの症状までもに、食物アレルギーが関与しているかもしれないよ、というものです。原因となる食品を除去することで、様々な不調を取り除くことが出来る可能性があります。私は子どもの食物アレルギーを通して初めてその存在を知りました。まさか、ニキビや肩こりの原因が食物アレルギーだなんて、思いもよりませんよね。即時型のように、食べてすぐ発症せず、場合によっては数日後やさらに遅くに症状が出るため、原因となる食べ物の判定が難しいようです。

 

食物アレルギーというと、学校給食での誤食など、ニュースなどになり知名度が高いのは「即時型」という症状のものを指すことが多いようです。アナフィラキシーと言って、食べてすぐ、じんましんや呼吸困難、ぜんそくなどの症状が出ます。生死にかかわる重大な症状のことも多いです。

息子のアレルギーはだいたいいつも食後3時間ほどで出ます。生後半年で初めて食パンを食べたときにも、食後3時間で全身にじんましんが出ました。これも一応即時型なのかな?と思います。

 

実は、母である私も、幼い頃に卵アレルギーがあったと自分の母に聞かされたことがあります。離乳食を始めた当初にアトピーのような症状を呈したことがあったそうです。母からは「気にせず食べさせていたら治った」と聞かされていたのですが、子ども時代にぜんそくがひどかったことを考え合わせると、どうも“治った”わけではなく、いわゆる“アレルギーマーチ”の状態だったように思います。

 

アレルギーマーチとは

 

それと言うのも、息子に卵を積極的に食べさせ始めた最初の頃、風邪のたびに胸がゼロゼロしていつも医者に咳止めシロップをもらっていたからです。それが私にとって、とても嫌な感じで「もしかして!」と卵を止めたらぴたっと治まりました。それからはかなり慎重に卵の自宅負荷を進めています。母のカンというやつでしょうか?

 

除去食なんてものは慣れてしまえば楽なもので、ハンバーグや揚げ物も、今では除去レシピのほうが作りやすいのです。だから、わが家の食事は今でもほとんどが卵除去メニューです。フライも「卵買い忘れた!」って焦る必要はまったくありません。今はマヨネーズなども不使用のものがあったりして便利なものです。

 

よければ過去記事もぜひ併せてお読みください。

 

kazenoya.hatenablog.com

 

でも、最近になり、自宅負荷を進めるために加工食品も卵使用のものを積極的に買うようになったら、産後しばらく無かった私の肌トラブルが復活したのです。これにはもう、ただびっくり。吹き出物やニキビが出来くなったのは、年齢的なものか、産後のホルモンバランスの変化だと思っていたから。

 

即時型の食物アレルギーは、体内のIgE抗体というものを検査することである程度調べることが出来、医者で検査が可能です。一方で遅延型のアレルギーはIgG、またはIgAという抗体を調べます。日本ではまだ、調べられる医者が少ないようです。

 

IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]

IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]

 

 

 

好んで食べていたものにアレルギーがあると判明する人もいるようなので、一度自分も調べてみたいなぁとかねがね思っています。少々お高いですが…。やるなら一家総出、と考えると家族旅行並みの出費ですよね。

まぁ、卵除去で美肌が手に入るのだから私はきっと卵陽性でしょう。子育てを通して、30ウン年昔の私の母の誤算が判明してしまいました。子ども時代のぜんそくは「もう死ぬ!」ってぐらい辛かったけど、これからまだまだリカバリ可能でしょう。アレルギー、奥が深いなぁって思います。