PTAやばいって記事
見てていろいろ考えた。
ちなみにうちはPTAや小学校の現状見て驚くのはまだ2年先。
PTAって本来、子どもたちの学校生活をより良いものにするためのボランティア活動をする任意加入のものだったはず。だけど現実問題、ほぼルート的に加入する。いくら「任意」だとか「強制参加はダメ」だとか言ったところで子どものことを思えばあんまりなことも言えない、というのが現実だと思う。自分的には、子どもが学校でお世話になるんだから、出来る限りの協力を惜しまないスタンスで参加したい。実際、保育園の保護者会に対してもそういうつもりでいるつもりです。
でもね、母子家庭とか、仕事の都合とか、金銭的になり時間的になり、「絶対無理!」な家もきっとあるはずで、それで子どもたちに見える形で差がつくのはどうなのかな?特に小中学校は義務教育なんだし。
ここまで考えてふと思った。
今、文科省が「コミュニティ・スクール」って学校運営形態を推奨していて
地域の人が学校運営に口を出し(人事権もある)、学校は説明責任を担い、地域はときにはボランティアも出し(社会体育とか放課後支援、放課後学習なんかにニーズが高い。もちろん地域の人が講師する授業ってのもあります)っていうやつなんだけど、わが家が住む地域にはこれを先進的に実践している学校がある。
この間そこのコミュティ・スクールの関係者と話しをしていたら「学校運営協議会をゆくゆくはPTAと一体化したい」と言っていて、どういうことか?と考えていたんだけど、地域が子どもを育てるって言うなら、子どもだけでなく子育て家庭も支援しなければダメで、PTAを支援すれば、かなり助かる親も多いんじゃないかと。
「子育ては親の責任!」みたいな風潮は現代日本ではまだまだ拭っても拭いきれない。でも、介護保険も変わって「共助」とか「近助」とか「互助」とか言ってるなら、そして「総活躍」とか、「少子化対策」とか言ってるのなら、子どもたちだって地域社会が育てる部分をもっと作ったらいいのに。PTA参加できない子育家庭があるなら、「みんなやってること」「やってきたこと」とか、意地悪なことばっかり言ってないで地域でもっと助けたらいいのに。と思うのです。
まぁ、PTAの一端さえまだ見たことのない園児の親の想像でしかありませんが。
登園拒否はなぜ起こる
ゼロ歳児入園で6年保育予定の息子。年少にして、もうかれこれ3年半以上の園児キャリアがあるにもかかわらず、今でも定期的に登園拒否がやってきます。なぜ?朝からゴネられるのは心底疲れるし、出来れば気持ちよく園児ライフをエンジョイしてもらいたので一度しっかり考えてみることにしました。
息子の言い分・立ち位置を整理してみる
親からしてみたら、保育園は遊ぶところ、楽しいところというイメージがあります。でも本当にそうでしょうか?しっかりおばさんになった自分には息子のピュアな心は想像もつかないので、自分がまだピュアな子どもだった頃を参考にします。
自分の子ども時代を思い返してみると…
1.意地悪なじゅん君という男の子がいた。
2.じゅんこちゃんとももちゃんという女の子がいて年長さんの時すでに派閥のような感じがあった。自由人気質の私は馴染めなかった。
3.母の仕事で夜間保育を利用する日がたびたびあった(朝〜夕方と、夕方からの夜間保育のある園だったようです)。自分一人だけいつまでもお迎えが来ない夢を見て泣いたことがある。
こうして書き出して見ると、けっこういろんなことを考えていたし、保育園は必ずしも楽しいだけのところじゃなかったのかもしれません。大人になると、こんなこと、あんなことまでしっかりと忘却の彼方…。これはいけませんね。
息子は一番最近では23日の月曜日に車に乗らず拒否を開始。なんとか保育園までたどり着くも、雪の園庭で30分近く粘っていました。結局最後は担任の先生の説得で、しっかりと「いってきます」が出来ました。先生ってすごいですね〜。
息子の言い分はこうです。
1.保育園はお仕事がいっぱいで疲れる。
2.意地悪な◎◎君という男の子がいる。
3.(アレルギー対応のため)給食の時間にみんなと一緒に食べられないのがイヤ。
4.お昼寝の時間に先生がトントンするのがイヤ。
まず1「保育園はお仕事がいっぱい」について考える
去年まで未満児クラスだった息子。言ってみれば「赤ちゃんクラス」です。幼児クラスへ上がるとやらなければならないことも増えるのです。午前のおやつも無くなり、朝晩などの挨拶をする「お当番さん」も始まりました。なによりもクラス全員への一斉指示で動かなければならないのも息子的には大変のようです。
2「意地悪な友だち」
これについては母である私も経験があるので何となく理解が出来ます。息子が言ったそのままを担任の先生に相談してみると…
どの友だちに対しても手の出る子のようでした。そのことに気がつけるようになったことは息子本人の成長、とアドバイスされました。息子だけがクラスで浮いているとか、そういったことでは無いようですし、まだまだ年少なので、この部分はしばらく様子を見ることにしました。
3「アレルギーの問題」
こうなることは始めから想定内。なので早く治してあげたいと頑張ってきましたがこればかりは…。もういろいろ分かる年になったので、根気よく説明を重ねながら親子で改善の努力を重ねていくしかないのです。
4「お昼寝トントン問題」
赤ちゃんの頃から「睡眠障害か!」ってぐらい寝付きも寝起きも最悪な子どもでした。トントンや子守唄で発狂するぐらい怒り泣いていたものです。赤ちゃんの頃は王道のゆらゆら。少し大きくなってからは脚などを優しく撫ぜながら寝かしつけていました。今感がえると「聴覚過敏」「触覚過敏」というものなのかもしれませんね。それでも保育園では寝られていたのですが、たまたま寝られない日がある。そういう時にすごくツラかったようです。
息子はいろいろ苦手なことがあり、発達外来やSSTなどに通っていますが、診断は出ていません。(なので加配はつきませんでした。息子の他にも手のかかる子どもが多いクラスのようで複数担任で補っているようです)だから先生も大変なのでしょうが、息子にとっては、かなりの負担なのかもしれません。そのツラさを少しでも理解して寄り添っていけたらなぁと思います。
4歳、スマホデビュー。
これまであまり親のスマホも触らせてこなかった息子ですが、最近スマホデビューをさせました。お古のスマホをsimを抜いてロックを解除し、タブレットのようにWi-Fi環境のみで使わせるように設定し持たせています。
使わせるようになったきっかけは…
最初は旦那が言い始めたのです。「スマホ必要じゃない?」と。私は、これまで使わせてこなかったために若干抵抗がありました。よく皆さんが使う「鬼から電話」?ですか?あれも使ったことがありませんでした。たま〜に(これまで数えるぐらい)私のスマホで簡単なゲーム(うじゃうじゃぶーぶーとか)を一緒にやったり、旦那がお古のiPhoneに動画を入れてドライブの時に見せるぐらいでしたので…。
しかし、ことしの正月に帰省した際、寝かしつけ用の絵本を持っていくのを忘れてしまい…とても困ったことから、読み聞かせのアプリの存在を知り、ちょっと旦那に従ってみてもいいかなぁ〜と踏み切ったのです。
思いもよらなかった良い効果もありました
スマホ育児とかスマ放置とか言われて、悪者扱いされている育児でのスマホ活用ですが、実際やらせてみると思わぬ良い効果もありました。息子は手先が不器用でお絵描きが苦手だったのですが、一生懸命に指先を使ったことで一気にお絵描きが上達しました。これには保育園の先生もびっくり。週末に渡して、その週明けに先生に「息子くん、お絵描き上手になりましたね〜」と言われて、私も嬉しかったのです。
時間を決めてやらせることが大切
ただ、これだけ上達するぐらいなのでかなり一生懸命スマホにハマりました。大人でもそうですが、ゲームなどは没頭すると時間を忘れてしまいがちです。4歳ともなるとルールというものが理解できるようなりますよね。親の方がなぁなぁになってしまわないように、しっかりルールを守れるお約束をしてスマホを使わせるように努力しています。
入れてよかった子ども向けアプリ
最初もくろんでいた読み聞かせアプリは、お話の数が制限されていたり、月額課金だったり(基本無料で探しています。simなしなので支払い方法も限られるので)でいまいちのものが多かった感触でした。(よいものがあったら教えてください!)わが家が息子のスマホに入れたうち、とても楽しめたアプリを紹介します。
わたしのはらぺこあおむし
いつも、私の指を青虫に見立てて対話したがる息子(出先でやるのはとっても恥ずかしいのでもう止めてもらいたいんだけど…)。このアプリはカラフルな卵を指先で触ってふ化させ、リンゴや洋梨、イチゴなどを育てて食べさせて蝶に育てるもので「可愛い!可愛い!」とっても喜びました。何度も何度もやって、最初は思う通りに動かせなかった青虫も上手に動かせるようになりました。難しい操作がないのも良かったようです。
ピタゴラン
男の子は無条件で好きじゃないでしょうか?ぜったいに成功するとは限らないところもミソ。大人も一緒に楽しめます。
おしりたんてい
絵本のようにページをめくりお話を進めます。犯人を解明するのは子ども本人。参加型の読み聞かせのような?感じで、これはおもしろいです。4シリーズあるのですが全部やりました。
一通り楽しんでしまえばそうそういつもいつも「スマホ!スマホ」とならないものだということも気がつきました。あまり禁止すると返ってやりたくなるのが人間。よいタイミングでデビュー出来た気がします。これからも、節度とルールを守ったスマホとのつきあい方を、大人が体現し、良いお手本になっていかなければ、と思います。
卵アレルギー。除去食で母も美肌に!遅延型食物アレルギーって知っていますか?
遅延型アレルギーって知っていますか?
アレルギーでよくある症状の、じんましんなどだけではなく、大人の肌荒れやニキビ、頭痛、倦怠感、肩こり、下痢・腹痛、口内炎、うつなどの症状までもに、食物アレルギーが関与しているかもしれないよ、というものです。原因となる食品を除去することで、様々な不調を取り除くことが出来る可能性があります。私は子どもの食物アレルギーを通して初めてその存在を知りました。まさか、ニキビや肩こりの原因が食物アレルギーだなんて、思いもよりませんよね。即時型のように、食べてすぐ発症せず、場合によっては数日後やさらに遅くに症状が出るため、原因となる食べ物の判定が難しいようです。
食物アレルギーというと、学校給食での誤食など、ニュースなどになり知名度が高いのは「即時型」という症状のものを指すことが多いようです。アナフィラキシーと言って、食べてすぐ、じんましんや呼吸困難、ぜんそくなどの症状が出ます。生死にかかわる重大な症状のことも多いです。
息子のアレルギーはだいたいいつも食後3時間ほどで出ます。生後半年で初めて食パンを食べたときにも、食後3時間で全身にじんましんが出ました。これも一応即時型なのかな?と思います。
実は、母である私も、幼い頃に卵アレルギーがあったと自分の母に聞かされたことがあります。離乳食を始めた当初にアトピーのような症状を呈したことがあったそうです。母からは「気にせず食べさせていたら治った」と聞かされていたのですが、子ども時代にぜんそくがひどかったことを考え合わせると、どうも“治った”わけではなく、いわゆる“アレルギーマーチ”の状態だったように思います。
それと言うのも、息子に卵を積極的に食べさせ始めた最初の頃、風邪のたびに胸がゼロゼロしていつも医者に咳止めシロップをもらっていたからです。それが私にとって、とても嫌な感じで「もしかして!」と卵を止めたらぴたっと治まりました。それからはかなり慎重に卵の自宅負荷を進めています。母のカンというやつでしょうか?
除去食なんてものは慣れてしまえば楽なもので、ハンバーグや揚げ物も、今では除去レシピのほうが作りやすいのです。だから、わが家の食事は今でもほとんどが卵除去メニューです。フライも「卵買い忘れた!」って焦る必要はまったくありません。今はマヨネーズなども不使用のものがあったりして便利なものです。
よければ過去記事もぜひ併せてお読みください。
でも、最近になり、自宅負荷を進めるために加工食品も卵使用のものを積極的に買うようになったら、産後しばらく無かった私の肌トラブルが復活したのです。これにはもう、ただびっくり。吹き出物やニキビが出来くなったのは、年齢的なものか、産後のホルモンバランスの変化だと思っていたから。
即時型の食物アレルギーは、体内のIgE抗体というものを検査することである程度調べることが出来、医者で検査が可能です。一方で遅延型のアレルギーはIgG、またはIgAという抗体を調べます。日本ではまだ、調べられる医者が少ないようです。
好んで食べていたものにアレルギーがあると判明する人もいるようなので、一度自分も調べてみたいなぁとかねがね思っています。少々お高いですが…。やるなら一家総出、と考えると家族旅行並みの出費ですよね。
まぁ、卵除去で美肌が手に入るのだから私はきっと卵陽性でしょう。子育てを通して、30ウン年昔の私の母の誤算が判明してしまいました。子ども時代のぜんそくは「もう死ぬ!」ってぐらい辛かったけど、これからまだまだリカバリ可能でしょう。アレルギー、奥が深いなぁって思います。
これってやっぱりノロでしょうか?
いや〜ツラかったです。これってやっぱりノロウイルスなんでしょうか?
突き刺すようなチクチクとした腹痛に始まり、猛烈な寒気でほとんど一晩寝れず…微熱と繰り返す水下痢。嘔吐はなかったものの、今もまだ、食欲不振と唐突な吐き気が収まりません。
息子が腹痛とたった一度の水下痢で保育園をお休みしたのが木曜日。
息子もツラそうだったけど、下痢はたった一度。それが親にうつったら!あらまビックリ。トイレ争奪戦でした。
月曜日に家族で感染性胃腸炎と診断され、息子は登園許可を出してもらい今日から登園。親は今日もまだ、たぶん排菌中。療養を余儀なくされております。
ノロウイルスって、検査が保険適応じゃないんですね。初めて知りました。3歳未満と65歳以上は保険が適応されるようです。
よくニュースなどで出るのは、学校での集団感染とか、そういった特別な事情があるからだそうです。
まぁ、しばらくは他にうつさないようにマスクと手洗い徹底で過ごします。それにしても息子はなんで下痢一回で済んだのやら…子どもの体力に完敗です。
働く母が子どもの病欠とどう向き合う
体だけは丈夫で、普段からあまり保育園を休まない息子が昨日からダウン中です。
「お腹が痛い」とうずくまって動かない。いつもは大食漢なのに(私より食べます!)「ご飯いらない」と固形物を受け付けず、ジュースさえ飲むのに一苦労。
かなり心配したのですが、昨日の夕方ごろから少しずつ元気を取り戻してきています。今日はうどんのリクエストが出たので9時半という変な時間でしたが急遽うどんタイム。ほんの2箸程度とスープだけでしたが食べました。良かった。
病気がちの子のお母さんって大変
うちは38度以上になればほぼ間違いなくインフルエンザ(卵アレルギーで予防接種出来ません)。それもほぼ一晩で解熱。治って元気すぎる息子と登園許可が出るまで(親が)ヘロヘロになりながら自宅待機というほどの健康優良児ですから、これまであまり病気の心労だけは溜めてきませんでした。
(それ以外の心労は嫌という程溜め込んでます)
でも今回は違った。これがあの息子か!というほど元気が無く、でも熱はなし、下痢も1度だけだったので、このうえさらにインフルエンザやノロウイルスなどをもらってしまっては元も子もないと考え、病院に行くのを悩みながら過ごした半日はとても長く感じました。
病気がちでよく入院するという子どもを2人育てているお母さんを知っています。スーパーで出会うと「入院になって…」と何度言われたことか。そのお母さんの普段の心労って、今思うと計り知れないです。私なんて半日でオロオロしてたのに。強いなぁと尊敬してしまいました。
働く母が子どもの病気とどう向き合うか
私の仕事は自由業というほどではありませんが、自分の裁量である程度調整ができ、また職場の理解もあるほうなので子育て中は助かることが多いです。さらに、たまたまヒマな時期に重なり、2日間みっちり休んで子どもと向き合うことが出来ました。そんな中で普段気づかない子どもの心の不安や成長なんかも知ることが出来ました。忙しさにかまけていては見逃していたことかも知れません。そういう意味では子どもの病気にもちゃんと意味があるなぁと思ったのです。
うちの息子は赤ちゃんの頃から泣く時は怒り泣き!というほどエキセントリック。体調が悪いときや眠いとき、お腹がすいている時には、ちょっとどこか触っただけで(頭を撫ぜるとか?)「ゔゔぁ〜※○■△〜!!!!」っと言葉にならない腹立ちを全身で表現するような子どもです。そんな息子に時にはイライラ、時には腫れ物に触るようだった私ですが、息子専属になって4年以上も過ぎると肝も座るというもの。ちょっとは大人な対応が出来るようになってきました。
子どもって病気のたびに、ちょっと成長すると思いませんか?今回は時間的、精神的に余裕があったこともあり、息子に怒りたいだけ怒らせてあげることができたことで、親子ともども本当に成長出来た気がしています。同時に、これまで私が未熟だったせいで、小さな心にたくさんの我慢をさせてたんだなぁとちょっと反省しました。いつでも「怒りん坊はダメ!」じゃなくて、ときには目一杯発散させてあげないとイケナイですよね。理不尽な腹立ちを受け止めてもらえるのって、ある意味子ども時代の特権かもしれません。
多くのワーキングママにとって子どもの病気は大変な試練です。休める人、休めない人、自分の母親などに見てもらって働くお母さんも多いことでしょう。でも病気って体だけのことではない気がします。子どもだって、心弱くなっている時だからこそ、いつもは言いにくいわがままが言えるかもしれません。そこに子育てのヒントがある気がします。
子どもが病気の時にちゃんと休める社会になればいい
ちょっと自分の思い出話をすると、うちの母は会社を経営していて、私は子ども時代(と言っても小学生ぐらいの時の記憶)私が学校を休んだ日でも仕事に行っていました。母はお昼になると昼ご飯を買ってきました。自分がさみしいと思っていたのか、なんと思っていたのかは記憶にありませんが、当時の私にとったらそれが当たり前で、今考えると母は大変だったろうなぁと思うのです。
でも、ワーキングママだからこそ、子どもが病気の時ぐらい心置きなく仕事を休んで、みっちり子どもとの絆を築くチャンス!ぐらいの余裕が欲しいなぁと感じました。休んでいても仕事が気がかりじゃなかったり、休む為にあちらこちらに気を使わなければならなかったりでは、子どもの心にまで目を向けるどころじゃないですもんね。
子育てって2足のわらじをはくにはなかなな大変な仕事です。でも、国は一億総活躍を掲げている訳で…だったら、もっとちゃんとそこをフォローしていかないと。ママのイライラや不安は子どもはちゃんと分かっています。いつの時もママが心穏やかに子どもと向き合える社会を実現したい。子どものために、その子どもが暮らすであろう、次の世代の平和のために。
普通の主婦がベーシックインカムについて考えてみた
ブログってこれまでちゃんと続いたことがなかった私です。はてなブログは読者登録した方たちのブログがとても面白く、勉強になることが多く書かれていて楽しいです。今度こそは続けられるといいなぁと思いながら、登録ブログをさらに増やそうと読みあさっていたら、「ベーシックインカム」というキーワードでたくさんの方がいろいろ書いているのを見つけました。
要するに、失業保険や生活保護などの今ある社会保障を一本化して、国民一人ひとりに一定の額を支給することで、その最低限の生活を保証する。というものらしい。フィンランドで社会実験が始まったそうです。(←間違ってたらスミマセン)
財源の問題だとか難しいことは分かりません。年金受給の方や生活保護を受けて闘病されている方の保証まで同額ではいけない、とか様々な問題もあるでしょう。そこのところは他のブログやお偉い方々がいろいろ考えてくれていること。なので私は一般主婦目線で、これが実現すると私たちの生活はどうなるのか?ちょっと考えてみました。
主婦目線で生活を考えてみる
普通に考えて無労働でもらえる額が6万8千円だか8万円だかあるのはありがたいことです。国民一人ひとりということは、わが家の場合だと3人家族+おじいちゃん。単純に考えて4倍、だがしかし、おじいちゃんは家計別なのでまぁ3倍+αが入ってきます。住んでいるのが片田舎なので、ぎりぎり生活出来ない!ぐらいの額でしょうか?仕事を辞めるという選択肢はきっとないでしょう。でも、今のまま、同じように働くとも思えません。
今の仕事は食べるための仕事として仕方なくやっていることだけど、この“食べるため”という仕事においてのウエイトが少しだけ軽くなります。とすると、やってみたいことはたくさん思いつきます。週に1日だけとか、日に3時間だけとか、気軽に選んでも大丈夫になりますよね!仕事の選択肢が増えます。きっと今より楽しく働ける。
企業や税制にはプラスかも
そこまで考えて、ふと、あることに気がつきました。 これって企業や税制にとっては、かなりありがたい制度ではないかと。これまで社員の収入を保証しなければならなかった、その義務の重責が少しだけ軽くなると思いませんか?「この仕事、月5万円しか払えないけど責任持ってやってくれる人募集!」みたいなことも出来るってことですよね?(もちろん時間に対しての最低賃金はクリアして、ということですが)丁稚奉公の時代じゃあるまいし、一企業の力量で家族が生活できるだけの賃金を、全社員分保証しなければならないことが厳しい時代なのかもしれません。そして、誰でも(失業中でも老後でも)1円でも働いて収入を得れば課税対象。税金の取り漏らしもなさそうだし、年末調整とか無くなるんならそれも楽そうです。が、配偶者控除とかいうのもなくなるならば、わが家の納税額も増えるかもしれません。
一番の問題は“老後”と家族が減る時
考えたくはないですが、死別や別離などが起こると、それまでの生活水準を維持できなくなってしまいます。特に老後はどちらかが先に逝きます。その年齢によっては、たとえ日に3時間でも働くことは難しいかもしれません。それに2人揃っていても、同居世帯でも、病気を煩っている可能性が高くなるのが老後。そのつど様々な保証制度がある現在の方が、いろいろな意味で安心できます。国保税や社会保険はきっと残るんでしょうが、高額医療保証とかは残るんでしょうか?やっぱりちゃんと働いてお金をためておかなければ。気楽な仕事への転職は「ベーシックインカム」という言葉にだまされた夢なのか?本当は、ある意味自己責任部分が強くなる制度なのかもしれませんね。
子育て家庭にはありがたい?
もともとの生活水準が高い家庭では厳しくなるかもしれません。キャリアを積むという観点からいうと、企業も辞めさせやすくなるのでしょうし、難しくなるかもしれません。でも、育休の期限が切られないのは魅力的とも取れます。そして産まれれば一人分支給が増えます。子育て家庭にとったら、選択の幅が広がりそうですね。