乳児湿疹・アトピー肌が改善した思い出の神アイテム

息子のゼロ歳代の写真が、ぬいぐるみのようで激可愛いと思っている、kazenoyaです。

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テディベアのような赤ちゃん時代の息子

 

ここのところちょっとヒマで、息子の赤ちゃん時代の写真を見返していたら、乳児湿疹がひどかった時期に「チュビファースト」という人工絹糸で出来たチューブ状の包帯のをしていたことを思い出しました。

 

見返してみるとぬいぐるみのかぶり物みたいで案外可愛いです(笑)。

 

赤ちゃんのアトピー肌対策は大変!

 

息子の乳児湿疹が始まったのは、生後2か月ごろだったと記憶しています。

赤ちゃんがかゆがるのは、本当に大変なことです。

 

かゆいのにかけないので、まず、機嫌が悪くなります。

 

息子の場合は生後3か月になるころには、夜間、まったく一人で寝られなくなりました。ひたすら抱いて寝ていた思い出です。

 

少し大きくなると、アトピー部分をかかないようにするための策も講じなければなりません。

よくあるのは小さな手に「ミトン」をしたり、爪を短く切ったりということでしょうか。

 

でも、手も小さいし、かぶせにくい。

頑張ってかぶせても、すぐに外してしまったりと案外大変。

薬を塗っても、シーツにこすりつけてしまったり…。

 

乾燥を防ぐ目的で包帯を巻くママさんもいるようですが、沐浴後や着替え時に毎回包帯を巻くのは結構な仕事です。

 

そんな時、わが家が使っていたアイテムが

 

「チュビファースト」

でした。

 

コレがかなりの神アイテムでした。

 

通っていた皮膚科で、ほかの赤ちゃんがコレをしているのを見た時、痛々しくてかわいそうだと思っていたのですが、息子も早速勧められてしまい…。

 

いざ使ってみると、本当に便利で。

 

さっと水に濡らして固くしぼった状態で装着するのですが、気化熱でスッとするのか、かゆみも治まるようで機嫌が良い時間も増えたように思いました。

 

装着はかぶせるだけなので簡単。

 

頭用は上に貼ったイエローのチュビファーストに、目鼻口の穴をあけて使います。ロール状になっていて、必要な分ずつカットするので、成長に合わせてちょうど良いサイズに調節出来て良かったです。

頭頂部を可愛い色の髪ゴムで縛っていたら、看護婦さんに絶賛されました(笑)。

 

腕と脚はグリーンを使っていました。

チュビファースト 2way (緑) 10m

チュビファースト 2way (緑) 10m

 

 

かゆいのはかわいそうですものね。

 

このチュビファーストと皮膚科通いのおかげでかゆがることも減って、1歳のお誕生日を向かえる頃にはきれいな皮膚になりました。

 

乳児湿疹はやはり、皮膚の弱い小さい頃が大変なんだな、と実感しました。

 

1歳以降は使えなかった(わが家の場合)

 

うちはゼロ歳代で改善したので、良かったのですが、1歳を過ぎると手先も器用になり、自分で外してしまうようになりました。

 

頭頂部の結び目に手をやり、スルッと取ってしまいます。そしてドヤ顔で笑う。

 

「あ、こりゃもうチュビ卒業だね」と、巻くのをやめてしまいました。

 

その頃にはアトピーは改善し、つるりとたまご肌だったので、良かったです。

 

皮膚科医の勧めのままに早めに対策していたのが良かったのかな?と思います。

 

もうちょっと大きい子で、例えば、腕や手首などの内側にアトピーが出来てしまう場合に、グリーンのチュビファーストを使っている幼稚園ぐらいの女の子がいました。

 

チュビファーストは大人の胴体や脚に使えるサイズ展開もあるようなので、1歳〜イヤイヤ期ごろに使えないのだけが期間限定なのかも。

1〜3歳でも、おとなしい、聞き分けの良い子なら大丈夫かもしれませんね。

 

経皮感作を防ぐ効果もきっとあった

 

かゆいと無意識にかいてしまいます。

 

息子も、抱っこをしているとよく私の服などに顔をこすりつける仕草をしていました。

 

大人の洋服っていろいろな物質に汚染されている気がします。

 

お料理した飛沫や、大気の汚れなども付着しているかもしれません。

 

パン屋さんの前を通るだけで発作を起こす小麦アレルギーの方がいることを思えば、か弱い肌、ましてや乳児湿疹で赤くなった肌の赤ちゃんを抱いたり、外へ連れ出す時には、細心の注意が必要なのかも。

 

当時は、チュビ顔は見た目で結構目立つので、心を痛めたこともありましたけど、いま、写真で見返す息子は本当に可愛いいし。チュビファースト、本当にやっていて良かったな。ほんの1年間のことだし、振り返ればあっという間だったし。

 

そんなことを考えたヒマ人母なのでした。

 

簡単手作り「アドベントカレンダー」

お金と時間をあまりかけずに気分だけは思う存分満喫したい、kazenoyaです。

 

昨年から「アドベントカレンダー」を手作りしています。

 

アドベントは、クリスマスを心待ちにする期間のことです。本来は、クリスマス直前の日曜日から前へ数えて4つ目の日曜日にスタートします。(2017年は12月3日から)

 

日曜日ごとに4本のろうそくに順番に灯をともしたりもします。

 

アドベント・カレンダー」は、約4週間分の毎日のところが開けられる仕組みになっていて、毎日1つずつ開けて楽しみながらアドベントの期間を過ごすためのものです。

 

最近では日本でもよく見かけられるようになりました。

 

でも、買うと案外高いんですよね。

 

毎年使えるタイプのものもあるのですが…そう思っていた去年、自分で作ってみようと思いつきました。

 

「ようは日数分なにかが入れらればいいんだよね」と発想切り替えました。息子がちょっとでもワクワクしてくれたら、それで大成功じゃないですか!

 

検索してみると、みんな紙袋や紙コップなどで作ってる。さっそく100均へ。

 

紙コップも紙袋も可愛いのを数揃えようとすると、結構な購入点数になっちゃいそう。中に入れお菓子なども、案外予算がかかるし…と思案してたどり着いたのが、この形。

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クリスマス柄やXmasカラーの折り紙でぽち袋を手作りして、数字は葉っぱの形の付箋を使いました。家事育児の合間でも、あっという間に出来ちゃいます。

ちなみに折り紙と付箋は去年買ったものの残りだったりします(笑)。

 

これを明日、息子と一緒に壁にぶら下げます。毛糸などを壁に張り、木製の小さな洗濯バサミ(?)でディスプレイするつもりです。これも去年から同じです。

 

ちなみに去年は、中身に駄菓子や風船などの小さなおもちゃを入れました。

 

ことしは…100均でおもちゃコーナーを見ながら「こんなん、もう興味ないよなぁ」と困惑してしまい。。。

 

結局、夫が好きそうな小さなLEDライトとか、コンパス、腕時計(夫のに似てるヤツ)、暗証番号を入れられる鍵とかを買ってきて入れました。ラムネなどの駄菓子のほかに、覚えたばかりのチョコレートも忍ばせました。

 

喜んでくれるかな。

 

東西南北や数字、時間に興味を持つきっかけになれば、一石二鳥。

 

ちょっと見てみたけど、既製品はやっぱり完成度が高い。 

 

 

モロゾフのとか、いつか買ってみたいです。大人のお楽しみ用に。

 

毎年使えるタイプも。

 

ザ・クリスマスって感じで素敵です。

 

ことしは母の手作りで勘弁してくれ、息子君。

 

手作り&チープな簡単なものだけど、毎晩1つずつ開けるのを楽しみに、クリスマスまでのひとときを過ごしたいと思います。

男の子だし、後何年こんな母のおままごとみたいな遊びに付き合ってくれるか分かりませんが(笑)。それまで、母頑張る。

 

サンタクロースを信じる理由|わが家の場合

イベントごとは乗ったほうが勝ち!だと個人的に信じています、kazenoyaです。

 

先日、はてなブックマークを見ていたら「何のためにサンタクロースを子供に信じさせるのか」という増田(使い方はこれでいいのでしょうか?さんをつける必要は?)があって、なぜだか心に残って、その後ずっと考え続けてしまっているので、ちょっと気持ちの整理をかねてまとめてみようと思いました。

 

息子はサンタクロースを信じている

 

わが家の5歳の息子はサンタクロースを信じています。(たぶん)

ちなみにわが家のサンタクロースも「いい子」の所だけにプレゼントを運んでくることになっております。

 

ある日「いい子ってどんな子か分かる?」と聞いたら「お母さんや先生の言うことを聞く?」と消え入りそうな声で答え、焦りました。すぐさま「何をすべき時か自分で考えられる子」と訂正しておきましたが。

 

サンタクロースを通して様々なしつけの場にもなっているように思います。

息子は「ブラックサンタクロース」のことも信じています。

 

kazenoya.hatenablog.com

 

可愛いものです。

 

本題・件の増田への私の答えは

Xmasプレゼントの渡し方をこれしか知らないから

 

です。

 

息子への始めてのXmasプレゼントは、もう何だったか記憶になにのですが、4月生まれなのでまだ8か月の頃でした。

 

枕元にプレゼントを用意しました。

 

それからというもの、12月24日の夜になるとプレゼントを枕元に置くということが恒例となりました。

 

1歳、2歳と物心が付いてきます。

 

息子にとったら、朝起きたらプレゼントがある日がある!そして、その日にはケーキを食べたり、ごちそうを食べたりする!ってのが段々に刷り込まれて行くことになります。

 

そして、Xmas前のある日、降園してきた息子が突然に言い出すことになります。

 

「きょうね!保育園にサンタさん来た!僕のお家にも来るかもって!」と。

 

kazenoyaの母は30ウン年前、サンタクロースに電話をかけてくれていました。kazenoyaは欲の無い子どもで、欲しいものが思いつかずひねり出して「絵本が欲しい」とか答えていました。その電話がどこにつながっていたのか?はたまたエア通話だったのか?いまだ母に確認したこともありません。

 

いま私は、息子に手紙を書かせようと考えています。

 

ようは私たち大人が、子どもへのXmasプレゼントの渡し方を、この方法しか知らないから。自分が親にやってもらったように自分の子どもにプレゼントを渡す。子どもは勝手にサンタさんを信じる道を歩むのではないか?と思ったのです。

 

本物のサンタは枕元にプレゼントを置くのか?

 

世界に視点を持って行ってみると、Xmasプレゼントの渡し方ってきっと1つじゃないんだろうな、と思います。

 

kazonoyaは若い頃に北欧のとある国(いちばん西側)に1年半ほど住んでいたことがあります。クリスマスの本場です。

 

そこではサンタクロースはプレゼントの袋を背おった白髪の老人ではありませんでした。ユール・ニッセ(jul nisse)という妖精です。

 

イブの夜に玄関ポーチのところにユールニッセの好物のおかゆを置いておくという風習が昔はあったようです。子どもの枕元にプレゼントを置くようなサンタクロースではありません。

 

で、プレゼントはどう届くかというと、大切な家族や友だちが事前に送ります。

日本で言うとお歳暮みたいな感じでしょうか?

 

「ママからパパへ」「おばあちゃんから孫へ」みたいな感じで、一人がたくさんの人に贈るので、Xmas前はクリスマス商戦が華々しく、みんな破産を心配しなければならないほど(笑)でした。

 

届いたプレゼントにはメッセージが添えられていて、そのすべてがツリーの下に集められます。当日までに続々と増え続け、ツリーの下にはプレゼントの山が出来上がります。1つずつ誰から誰へのプレゼントなのかを家族で読み上げながらプレゼントを開けるのが醍醐味です。

 

www.visitnorway.com

 

そもそも、サンタは本当にいるのか?

 

世界で認められるサンタクロースが一同に集う「世界サンタクロース会議」というものがあります。

d.hatena.ne.jp

 

昔、「サンタのおばさん」という絵本を読んで知りました。

サンタのおばさん

サンタのおばさん

 

サンタクロースはいることになりますね。公認メンバーが会議を開いているのですから。

 

日本で有名なサンタクロースと言えば

 

フィンランドのサンタクロース

サンタクロース村の近くの山中に妖精とともに住んでいて、手紙をもらったり、返事を書くことが出来ます。絵本に出てくるサンタさんのイメージはフィンランドのサンタさんのものが多い気がします。

santaclausvillage.jp

オランダのサンタクロース

オランダでは「聖ニコラス」という聖人を祝うお祭りがあり、これがクリスマスの原型とも言われているそうです。

北部オランダでは毎年12月5日(聖ニコラスの日の前夜)にシンタクラースを祝って贈り物を送る風習がある。

情報源: シンタクラース - Wikipedia

 

 

こんな所でしょうか?

 

子どもの喜びは親の娯楽だったりする。

 

ぐだぐだ書いていますが、今現在、息子にサンタクロースを信じさせている事実は事実。それなのに実際プレゼントを用意しているのは私たち親なのも確かです。

 

言い逃れは出来ません。

 

多分「しつけに都合がいいから」信じさせているのだと思います。

 

でもさ。

 

楽しいじゃないですか?

 

素直に信じる子どもの眼差し、可愛いじゃないですか。

 

それにサプライズはイベントを盛り上げます。

 

朝、プレゼントを見つけた時の子どものはしゃぎようは、ほんと、この時期だけのものです。息子は「プレゼントが届いた!」高揚感ともにクリスマスのイベントを楽しみます。

 

そんな息子を見ながらのクリスマスはkazenoyaにとっても最高に楽しいクリスマスになります。

 

大人だけでこんな純粋な楽しみ方なんて出来ません。

 

子育て、ものすごく大変なんだからこんな時ぐらい楽しまなきゃ!

ようは親の娯楽です。親の勝手です。

 

サンタクロースはいると嘘をつくと、親子関係が破綻するとかいう記事もどこかで読んだ気がするけど…実際いるんだし、嘘じゃない。親も「サンタクロースはいる」と信じて、一緒に楽しんでしまったもん勝ちなんじゃないでしょうか?

 

5歳児とYouTube|13歳未満は見ちゃダメだったんだ!

情報過多な現代で子どもを育てることの難しさに直面しつつあります、kazenoyaです。

 

先日、小学生の保護者向けに企画されたネット、SNSから子どもを守るための講演会を聞く機会がありました。

 

その中で知ったのが「YouTubeKids」の存在です。

 

YouTubeとはほぼ無縁だった、これまで

 

これまで息子にあまりYouTubeを見せてきませんでした。私自身もほとんど見ません。なので、最近までYouTubeとの接点は一緒に歯ブラシの動画などを見るぐらいでした。

 

でも、ここへ来て夫がテレビにYouTubeを設定したのをきっかけによく見るようになりました。

 

息子が好きなのは子どもが出演するもので、おもちゃや観光地などのレビュー動画です。

こんなやつです。めちゃハマってます。

 

YouTubeKidsってなに?

 

実はYouTubeは13歳以上しか見ることが出来ないということになっているようです。YouTubeはもちろん、テレビもあまり見ないkazenoya。ぜんぜん知らなかった〜。

 

わが家はテレビや動画関連は夫の得意分野です。

 

でも、親のスマホとかで見ている小さな子って対象外なのか?自分では見てはダメということ?と疑問に思い、自分で利用規約を見に行ってみました。

 

12. 本サービス条件を受諾する能力 お客様は、お客様が20歳以上の成人であること、又は法的に効力のある親若しくは後見人の同意を有すること、並びに本サービス条件に定める条項、条件、義務、確約、表明及び保証を締結し、本サービス条件に従い、これを遵守する完全な資格及び能力を有することを確認します。いずれの場合も、本サービスは13歳未満の子供による利用を意図していません。あなたが13歳未満の場合、YouTubeウェブサイトを利用しないで下さい。あなたに、より適しているサイトが他にも沢山あります。あなたにそのサイトが適しているか、ご両親に相談してください。

情報源: 利用規約 - YouTube

 

20歳までは保護者管理の下で視聴可能。そもそも13歳未満は見るなってことのようです。知らなかっただけでは済まされないですよね。

 

そして、このより適しているサイトというのがYouTubeKidsってことで良いのでしょうか?ちなみにYouTubeKidsというのはアプリのようです。

 

情報源: YouTube

 

5歳、これから自発的な視聴も増える 

 

少し前に、子どもがYouTubeを真似て行ったことでボヤ騒ぎ、というニュースがありましたよね。

www.itmedia.co.jp

 

わが息子も、小さい小さいと思っていても、早5歳。あっという間に個が確立しつつあります。自我もかなり強いです。

 

自分の興味を自分で広げて行くお年頃になると、逐一親が目くじらたて続けるわけにもいかなくなります。学校へ行くようになり、学習でも利用するようになればなおさらですよね。

今はまだ、同じような動画を見ているだけですが、YouTubeというのは関連動画などで次々様々な動画を見続けることが出来ます。そして、子どもの判断力は大人のそれとは違います。同じ動画を見ても、大人が「まさか」と思うようなことを信じてしまう可能性がゼロではないことが、やっぱりちょっと怖いです。

Kidsには適正なフィルタがかけられているのでしょうけど…。

 

こういうことは、YouTubeだけの問題ではなくて、もっともっとたくさんあるんでしょうね。わが家のガイドラインというのか、そういうものを、夫と一度ちゃんと相談しておかなければ、と思いました。

 

「疎いから」「知らなかった」だけでは済まされない。親もきちんと情報を収集しておかなければならない時代ですね。

 

息子が怖い絵本・第二弾『へいわってすてきだね』

あまりに怖がりな息子がちょっと心配です。kazenoyaです。

 

通っている図書館で「怖い絵本」によく出会う息子です。 

kazenoya.hatenablog.com

 これは、本当に怖かったと思います…結構、トラウマ級。

 

こちらの絵本も、現在息子のトラウマになりつつあるようです。

 

【へいわってすてきだね】 

へいわってすてきだね

へいわってすてきだね

 

 

これを借りたのはもう1か月以上前です。

 

この本で「戦争」を知った息子

 

「ぼく」が平和について考える内容です。

図書館に行くのは金曜日の降園後が多く、選ぶ時間はあまりたくさんありません。なので、表紙だけ見てパパッと借りてしまうことが多いです。

 

この絵本の絵は、息子がよく読む絵本の絵になっていることが多いので、息子的には「きっと面白いだろう」と気軽な気持ちで借りてきたことと思います。

 

ご時世的なものなのでしょうか?面出しして並べてあったので、なんとなく手に取ったものと思います。

 

息子が手に取ると私が横からすかさずタイトルを読み上げ、そのタイトルが気に入ると借りてくるという流れが出来上がっています。

 

一貫して明るい色彩で描かれているのですが、中に見開き4ページ分だけ、真っ黒で戦争について描いてあるページがあるのです。

 

そこが息子にとってとっても怖かったようです。

 

死や戦争について聞きたがる 

 

この絵本を読んで以来、人はどのぐらい生きられて、いつ死ぬのか?どうして戦争が起こるのか?といった、とても深い質問攻めにあっています。

 

「なんで戦争するの?」「人間はあんまり長く生きられないんだよね?」と言った具合です。

 

息子の言葉で分かるように、真摯に向き合って答えるようにしています。

例えば「おじいちゃんは80歳でしょ?息子君はいま5歳。5歳まで長かったけど、それをもう一回やるとやっと10歳。おじいちゃんはその10歳を8個分生きているんだよ」など、5歳児に説明する難しさを目一杯感じています。

 

ちなみに絵本を読んだのは1回きりです。

 

絵本は持っているものも借りて来たものも、ほとんどを枕元に置いているのですが、それが怖いようで「早く返しに行こう」と言われました。「まだ返す日にちじゃないよ」と言うと「隠して欲しい」と言われました。

 

隠すと今度は「どこにあるの?」と聞くので、図書館通い用の袋の中だと言うと沈黙。子どもながら我慢していたようで、やがて返す日になり、息子はやっと、「怖い絵本が家の中にある」という恐怖から解放されました。

 

と思いきや、今度は「図書館の先生にもっと遠くの図書館に返してもらうように言いたい」と。

 

これにはさすがにびっくりしました。

 

ヒーロー物は平気じゃん!

 

絵本を返して1週間以上たちますが、今でも、夜寝る前などにポソッと「戦争が怖い」と言います。今朝も登園前にブツブツ言っていました。

 

まぁ、本当に怖いよね、とその気持ちに向き合いつつも、映像で見たわけでもないのに、なんでこんなに怖いのか?と考えてしまいます。

 

キュウレンジャーとかドライブヘッドとか、平気で見てるじゃないか!

「バーン!」とか、「バビューン」とか、敵を攻撃する真似するじゃないか!

 

と突っ込みたい母。

 

あれは怖くないのか?ととっても不思議です。

 

結論・解決策がない=怖い

 

そこまで考えて、ふと、「仮面ライダー」は怖がることに気がつきました。

 

勧善懲悪の分かりやすさから、ちょっとだけ大きい子向けというか、不安要素が織り混ざるような気がします。気のせいでしょうか?そして、シリーズを通した大きなテーマがあり、1話で完結しません。結論が出ないのです。

 

戦隊物はとりあえず変身して強くなり、ロボットが出てきて一件落着という1話ごとの流れは決まっていて、1話の間に完結し、変身・ロボットという「悪」に対する解決策が用意されていることが安心につながっているのかもしれません 

 

不確かなものは不安につながる…けど。

 

戦争が怖いものだということはまぁ間違いない事実だと思うので、息子が絵本と出会ってしまったことも、そしていま、戦争というキーワードにとってもセンシティブになっていることも、しょうがないことだと思います。

 

ですが、息子の怖がり方はちょっと度を超している。

 

大人も子どもも、未来への不安は人生への怖さにつながるのかもしれませんね。

 

「分からないものは怖い」←オバケが怖いのもそうですよね

 

分からないものを分からないまま置いておける人は強い。

 

なんでも解決してしまえる人は、強そうでいて、実はそうじゃない気がします。

 

ショッピングカートに脚をつっぱる赤子たち

自らのイヤイヤ期育児を振り返って、現在進行形なママさんたちにエールを贈りたくなった、kazenoyaです。

 

きょうはたまたま午前中に時間の決まった仕事がなく、朝一に買い物を済ませてしまおうと近所のスーパーへ。

 

昨日の買い忘れだけ購入し、さっさと店を出ようとすると、ショッピングカート置き場で四苦八苦するママさん2人と遭遇しました。

 

お二方とも知り合い&1歳半〜2歳の絶賛イヤイヤ期な男児連れ。

 

赤子たち…脚を突っ張る、仰け反る!そして泣き叫ぶ。ちっさなつま先で必死の抵抗。ママさんたちはけっこう重そうな男児を高い高いのように持ち上げてはトライ&エラーの繰り返し。

 

あぁ、どれも身に覚えのある苦労ばかりだ。

 

「きょうは忙しいんだから乗ってよね」と不動の貫禄を見せるママさんは2人目育児中。さすがです。

 

それにしても、なんであんなにショッピングカートを嫌うのか?そしてきっと、下ろしたら下ろしたで走ったりいろいろ大変なんだろうな。。。

 

ご苦労様です。あとしばらく、本当にご苦労様です。

 

5歳児にジェンダー感を植えようとするのは誰だ

息子の他愛ない言葉に、日々ニッポンの未来が不安になる、kazenoyaです。

 

息子が突然、「男の子は女の子に優しくしないとダメなんだよね?」と聞いてきました。驚いた〜。

 

誰がそんなことを言ったの?先生?やめてよ〜私の可愛い息子に変なジェンダー感覚を植え付けるのは。

 

親切に男女は関係なくないか?(心の声)

 

驚いて言葉を失いつつも、平静を装うkazenoya。

 

「女の子は男の子に優しくしなくてもいいの?」と聞いてみました。

 

ちょっと考えて「しなくちゃいけない」と答える5歳児。

(クラスにけっこうキツめの女子(めっちゃ可愛い)がいるので、そんなことも考えながら答えたのか?優しくして欲しいよね〜)

 

「男の子も女の子もお友達には優しくしないとね」と答えつつ、そんなこと誰が言うんだろう?と不思議に思う母。やっぱり先生?と、そこまで考えて。。。。

 

子どもの言葉にはいろんなことがストレートに現れる

 

話はそんなに単純じゃないような気がしてきました。

 

5歳と言えば、女子は特にけっこう高度になってくるお年頃。家族のやり取りなんかをしっかり観察しているものです。親の言葉も、ちゃんと聞いている。

 

そんな女子に息子はきっと言われるんだろうな〜。「女の子に優しく」とね。まぁ、先生も言ってるかもしれないけど、影響力が大きいのは友だちだでしょう。

 

わが家は田舎なので、息子の友だちはほとんど兄弟がいます。兄弟喧嘩の仲裁ではきっと「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから」「女の子には優しくして」などという言葉が日常茶飯事だと想像できます。

 

男女平等だとか、いろいろ言われていますが、まだまだ男性の育児休暇の取得率は上がらないし、全然平等ではない。ママさんたちは様々な行き詰まり感を抱えながら、少ない選択肢の中、仕事の育児の両立を迫られているのが現実です。

息子は保育園児なので、クラスメイトの家は基本すべて共働きでしょう。きっとパパたちは、少なからず育児に積極的にならざるを得ない状態だと思います。そんな中の「女の子に優しく」は、「ママに優しく」の意味も含んでいるんじゃないのかな?

 

現代の男性観・女性観

 

男性は、「男らしく」「家族を養う」という古いジェンダー感にしばられ、女性は、解放されたように思えて、子育てよりもキャリアを選択することに、大きな決断がいるのが現状。

 

でも近年、世の若い男性たちは「みんなイクメンでなければ」ならなくなった。

 

「女性に優しく」「ママに優しく」「育児に積極的」じゃなくちゃいけないのに「男らしく」「家族を養う」という、古いジェンダー感からも解放されていないのが今のパパ世代。

 

まだまだ遠い男女平等

 

息子の場合は多分、疑問に思ったからこそ聞いてきたのだと思います。

ですが、5歳児10人だかの、小さなコミュニティで「女の子には優しく」が一般論として話されている事実。

 

このまま行くと、やっぱり息子世代も、家族を養う男らしいパパとイクメンの両立に悩むことになるでしょう。

 

私自身も、家事育児を夫に任せることに一抹の後ろめたさを感じることは、認めたくはない事実だし、夫だって、平日の昼間っから抱っこ紐でスーパーに買い物に行けるタイプではない。

 

そんな親が育ててるんだから、その子どもたちもやっぱり、同じジェンダー感覚を持つのはあたりまえなのかもしれません。

 

実際に偏ったジェンダー感を持っていながら、息子がそう話すことに違和感を覚えるというのは、まぁ、身勝手な親だこと。

 

私は、男女の差というのは、実際あるのだと考えている方です。

得意なことも違うし、体の違いもある。男児を育てていると、その行動の理解出来なさから、本当に性差を思い知らされることは多いです。

 

ですが、縛られる必要はないですよね。

まずは、自分たち自身が、本当の意味でジェンダーから解放されないと、きちんと子どもに伝えられないなぁと、考えた出来事でした。