動物感覚アニマル・マインドを読み解く|記憶をたぐった【読書感想文】

 まだまだうるさいババァモードが続いています、kazneoyaです。

 

今朝は、おかず・おかずじゃない論争の争点は、「動物の苦痛」に問題があるんだよ、というエントリを読んで昔読んだ本を思い出したので紹介してみます。

 

【動物感覚アニマル・マインドを読み解く】テンプルグランディン

動物感覚 アニマル・マインドを読み解く

動物感覚 アニマル・マインドを読み解く

 

 

自閉症当事者が書いた書籍

 

自分の過敏な体感覚を、動物のそれと近いとして、仕事として生かして、活躍されています。

 

畜産の現場で、〝普通の人〟が気がつかない、動物目線の困った場所を探し当てて、農場経営に役立てているのです。

 

例えば、

 

牛が言うことを聞かずに「パニック状態」になってしまい、搾乳や放牧などの仕事に困難をきたしている牧場に出向き、導線上の黄色のレインコートなどに要因を見出して、見事トラブルを解消してしまったりするらしいのです。

 

家畜の苦痛を出来るだけ排除する搾乳や屠殺(とさつ)方法なども手がけているとし、米大手ファーストフードチェーンでも彼女の方法を取り入れていると書いてあったと記憶しています。

 

個人的には、少しだけ食べる派。

どうせ食べるなら、おいしい!と感謝して

 

畜産は、地球資源を無駄遣いしているのだと思うし、本当は、環境のためを思ったら、スーパーでは、何にも買えなくなってしまうような気がしています。

 

著者の方も、一度は肉を食べないことにチャレンジしたようですが、体質的に肉を食べなければならないと気がつき、それならば苦痛を減らそうと思った、みたいな記載もあんあんじゃなかったか?うろ覚えですけど。

 

彼女と馬とのエピソードは本当に感動的で、彼女が動物へ愛情を注いでいるのが感じられる本でした。

 

息子は最近、

 

「地球さんが泣いている」とうるさいです笑。

 

母としては

 

泣いてても、私たちも生きていかなきゃならないし肉だって食べるでしょう?あなた好きでしょう?それに、あなたのその肌身離さず見続けているswitchも、文明の功績なんだよ、と思うわけです。

 

だったらば、お財布の許す範囲内で、本当においしい!と思える、可能な限り全うな育てられ方をしているお肉や、可能な限り石油原料を使わないで育てられて運ばれている、野菜を使うしかないじゃないですか。

 

そして、調理した物や買ったものは、余さず「ありがとう。いただきます」と言って残さず食べるしかないじゃないか。と思うのです。

 

動物の感覚を知れることに感謝したい

 

書籍に書かれていることが100%事実なのか?は置いておいて、知りようもない感覚をこうして文にしてもらい、思いを馳せることが出来るということは、なんと素晴らしいことだと感じます。

 

自閉症という特性は、彼女にとってみれば、動物と人とを通訳するための、持って生まれた試練であり役目だったのかな?とさえ感じてしまいます。

 

彼女自身は生きづらさもあるのだろうし、本当は大変なのかもしれませんけれど。

 

でも、

 

・動物の感覚

・地球の感覚

 

なんかに理解が及ぶようになれば、もう少し、人間という集団としての生き物が、何かに優しい存在になれる気がします。