読書感想「あなたの体は9割が細菌」

自分の読書を再開し、本の情報の面白さを再認識中の、kazenoyaです。

 

これまで自分用に作った、図書館の貸し出しカードを、息子の絵本を借りるために明け渡していたのですが、先日、息子用の貸し出しカードを作ったため、自分も本を借りられるようになりました。

 

若い頃は「本の虫」と呼ばれ、30代ごろからは文芸書よりも専門書。という読書癖を持って、様々なジャンルの本を読みました。林業の本とかね。

 

図書館ユーザー復活の第一冊目はこれ。

 

あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた

あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた

あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた

 

著者は生物学・進化生物学の博士号を持つイギリスのアランナ・コリンさん。サイエンスライターとして活躍しているそうです。

 

私は科学オタクではありません。そのため、結構専門用語の多いこの本は、読破に案外時間がかかってしまいました。でも面白かったです。読み終わってしまったけれど、身銭を切って買い、ぜひ自分の本棚に欲しい!と思うほどです。

 

実体験に基づいた本だった!

 

生物学を専攻し、コウモリに魅せられてマレーシアの野生生物保護地区の奥深くで現地調査の助手をするような若い女性が著者だ、とプロローグに書いてありました。

 

その最初の1ページを読んで、「読みやすい本じゃないだろうな」「科学書みたいな本なのか?」と思いながら怖々ページをめくり…確かに専門用語も多かったですが、常識が覆る、びっくりするような内容の連続で、最後まで興味を失わずに読むことが出来ました。

 

マレーシアでの活動でマダニにかまれ、マダニ媒介型の感染症抗生物質で治療し、そのために現れた、発疹や胃腸虚弱などの“不具合”から、生物学を専攻する著者が、地球上の生態系になぞらえて自分の体に住む微生物群が置かれている状況を書いていて、とても興味深く読めました。

 

ようは「腸活しなさい!」ってこと

 

最初の何章かでは、20世紀にコレラなどの感染症との戦いに勝利した人類が、現在多く苛まれている、肥満、糖尿病、アレルギー、自閉症などを「21世紀病」として、抗生物質や抗菌剤の危険が書かれています。

マウス実験の結果や、実際に自閉症を持つ母親の功績・体験談などに触れながら話を進めているため、ガッツリ引き込まれる内容でした。

 

ここまで読んで、「抗生物質怖いんだ」「抗菌剤って何に入っているんだろう?」と、ちょっと極端に走りかけてしまいそうになるkaznoya。

 

しかし、最後まで読むことで、身近に出来る食べることで、自分の体の中の微生物生態系を修復することが出来るんだと知ることが出来ました。

 

結論的には、腸内細菌(マイクロバイオータ)のためになる食事(食物繊維など)を意識して取りましょう!ということらしいです。

 

肥満も病気なんて!

 

一番驚いたのは、「肥満は病気」なのだ、と言い切っているところ。食べても太らない人、食べなくても太る人がいる!!(本当にそうですよねぇ…)

 

マイクロバイオータの乱れで腸壁から入ってはいけないものが入ることで、うんぬんかんぬん…太った人とやせた人の腸内細菌の違いなどを、いろいろな実験データを交えつつ紹介してあって、本当に驚いたし、実際、腸内細菌を整えることで簡単にやせられるんなら、うれしいなぁと思いました。

 

妊婦さんやママさんには要注意本かもしれない

 

自然分娩や完全母乳育児を賞賛するような内容が含まれています。最後の方で著者は、必ずしも絶対ではないし、将来自分も必要になれば、帝王切開やミルク育児を選択すると記載してはいますが、ちょっといろいろが不安になるような内容でした。

 

自然分娩で母の微生物一式を子どもにプレゼントし、母乳育児でも微生物を渡すのだということです。

 

私は実は、帝王切開で生まれて、ほとんど1滴も母乳を飲まずに育ちました。

 

息子は吸引分娩で生まれ、3か月からは完全母乳になりましたが、難産のためか、血筋なのかおっぱいの出が悪く、息子に初乳をあげられたのか?定かではありません。

黄疸も出ていたために、1泊の追加入院も経験しました。一緒に退院出来なかったのです。

 

だから息子はアレルギーなのか?私がちゃんと安産で産んであげれなかったから?とか考えてしまいます。

 

そして、腸内細菌と発達障害の関連性についても書かれていました。多くは自閉症の症例をあげて書かれていましたが、注意欠陥多動性障害との関連性についても、何かしらありそう?と思わせる内容がありました。

 

まぁ、発達障害と幼少時の腸内環境の関連性が事実で、息子の腸壁〜迷走神経〜脳までの発達の中で何かしらのトラブルが生まれていたのだとして、まさか妊娠中からやり直すわけにもいかないので、今更しょうがありません。原因がわかったところで、生活は変わりませんので。

 

これから親子で、家族で、腸にいい生活を始めたいと思います。

 

夫の潰瘍性大腸炎にももちろん、いいことでしょうし。

 

本の情報ってインターネット上の情報とはまたひと味違って、こちらもやっぱり面白いです。再認識しました。もっと読書した〜い!です。

 

潰瘍性大腸炎の原因って?アレルギー?腸内細菌?歯周病?

夫の潰瘍性大腸炎と息子の食物アレルギーが似ているな?と思っている、kazenoyaです。

 

潰瘍性大腸炎というのは指定難病になっていて、原因が分からないとされているのですが、夫の様子を観察していて、さらに食物アレルギーの息子の様子とも重ね合わせ、夫の場合はきっとこうなんじゃないかな?という考察を書いてみようと思います。

 

潰瘍性大腸炎の原因と言われていること

 

清潔すぎる現代の環境やストレス、腸内細菌の異常、自己免疫反応の異常、遺伝性人工甘味料の使用、食生活の欧米化などが原因として指摘されているようです。

 

 ちなみに、

 

1 若い時に発症することが多い

2 ストレスで悪化することもある

3 食物アレルギーの関与があるかもしれない?

 

などと言われています。

 

自己免疫反応の異常というのは、通常、病原菌などから体を守ってくれるはずの免疫が、なんらかの理由で自分自身を攻撃してしまう、ということです。膠原病など。

 

アレルギーも免疫反応の異常なので、なんとなく似ている気がします。

 

(以下、排泄の話しが入りますので、お食事中の方はご注意下さい)

 

潰瘍性大腸炎の主な症状は下痢です。

 

夫曰く、すごくお腹が痛くて下痢が頻回になり、一番ひどかった時期には1日に10回以上もトイレに駆け込んだことがあるそうです。あまりのトイレ頻度に、仕事が出来ない状態だったそう。やはり最初に発症したのは若い時でした。

 

夫はもともとお腹が弱く、幼い頃は便秘と下痢を繰り返す症状があったといいます。若いころはゆるめの便がデフォルトだったため「体質だと思っていた」と言っていました。

結婚後、便の形状が変わりはじめて、「体質じゃなかったんだ」と感じたと言います。

 

ですがその後、下痢が続くことが多くなり(1週間とか)、その時は治ればなんともなかったのですが、それでも何日も会社を休んだりしながら1年ほどが経過しました。

そうこうするうちに、血便を見たりと症状が異常になっていき、受診。診断されました。40代のころです。

  

仕事では、会社内の部署替えや、それに伴う研修などが重なっていた時期でした。

 

プライベートでは息子がイヤイヤ期。家の引っ越しなどの課題もありました。

 

普段からお腹の弱い夫

 

夫はもともと下痢気味だったため「最近よくトイレに行くな〜」とか「また下痢?」ぐらいに思っていました。

 

だいたい、食べ物ですぐにお腹を壊します。

 

危ないメニューもほぼ決まっていて、

 

1 外食もののラーメン(特に背脂系)

2 外食の焼き肉&ビール(店によってはセーフ)

3 天ぷら(家で手作りでもアウト)

 

この3つはワーストです。

 

外食ラーメンは完全NG。食後30分で必ずトイレに駆け込んでしまいます。

 

焼き肉は家では大丈夫なことも多いのですが、アルコールが入ると翌日調子がイマイチ…ということも。

 

天ぷらは、本人はあまり症状を自覚していないようなので、比較的軽いのでしょうが、ほぼ毎回、食後にトイレに行くように思います。(でも食べたがります)

 

なのでメニューを気をつけることで、下痢をある程度防ぐことが出来ます。

 

現在は薬も服用しているために、たまに上記のようなものを食べても(ラーメンは…)あまりヒドイ悪化は起こらず済んでいます。

 

アレルギー体質な家族

 

わが家はみんな、何かしらアレルギー体質です。

息子が食物アレルギーで、私は小児ぜんそくでした。今でも花粉症などの環境因子のアレルギーを持っています。私自身も卵アレルギーも疑っています。

kazenoya.hatenablog.com

kazenoya.hatenablog.com

 

夫はぜんそくや花粉症などの目立った症状はないものの、早朝鼻炎のような、朝だけの鼻炎症状があります。なので、やっぱりアレルギー体質的なものは持っているような気がします。ちなみにおじいちゃんは乳製品でお腹を壊します。

 

息子がアレルゲンを食べた時の症状との類似性。

 

息子の食物アレルギーの症状ですが、小さな頃から乳児湿疹がひどく、原因となる食べ物を除去していました。

 

1歳を過ぎるころから肌はきれいになり、少しずつ食べさせるように。

 

そうすると…

最初は、卵の入っていない焼き菓子を少量あげるのですが、食後まもなく下痢をするのです。1〜2歳のころはいつもそんな感じでした。

 

1〜2日便秘でも、小麦のお菓子やうどんを少量あげると、出る。出る時は毎回ゆるい便。

 

この「食後すぐに下痢」というのが旦那の様子にそっくりで。。。

 

 そして、これまで2度ほど蕁麻疹を起こしていますが、この、食べてから蕁麻疹までの時間がいつも3時間で、アレルギーを起こしている消化器官が、もしかして腸なのかな?と感じていました。

 

1度目は生後7か月の時。食パンを食べて3時間後でした。

2度目は3歳の時。うちの方では豆まきに殻付きの落花生を使うのですが、ひとつぶ食べてすぐにウトウトし始め、びっくりして病院に行くも「皮膚症状がない」と返され、やはり、摂取3時間後に蕁麻疹が出ました。

 

食物アレルギーの蕁麻疹は、食後30分以内と言われることが多いので、それが不思議で、息子のアレルギーはもしかしたら一般的な食物アレルギーとちょっと違うのかな?と思ったのです。

 

夫と息子の腸は似ているのか?

 

潰瘍性大腸炎の原因は解明されていません。

ですが、夫と息子の腸は、親子ですから似ていても不思議は無いわけで…。なので、私は常時息子のお腹の調子に注意を払っています。

 

便秘と下痢を繰り返すような小学生時代を回避できるのなら、そして潰瘍性大腸炎になる確率を少しでも減らせるのなら、それに越したことはないからです。

 

実は、息子は現在、ケーキのスポンジで卵にチャレンジ中です。

卵の含有量が約7〜10g。

皮膚症状はまったく出ていません。

 

ですが、毎回食べた後にトイレに行きます。下痢ではないですが、小麦の解除中の症状と酷似しています。

 

遅延性の食物アレルギー検査をしてみたい!

 

遅延性の食物アレルギーは、多くは食べて1週間とか、かなり間をおいて反応するもので、治らないニキビなどの慢性症状として出るようですが、でも、気になります。

 

キットで検査出来るようなので、チャレンジしてみたい、けど高い。

一家でやると、ちょっとした家族旅行なみの金額が…。

 

IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]

IgG 96 スタンダード・フード・パネル[日本]

 

まぁ、分かったら分かったで、除去しないといけなくなるし、食べるの大好きなわが家にはちょっとツラいのかな?とも思います。

 

潰瘍性大腸炎は寿命に影響のないという病気とも言われているようなので、このまま薬で押さえながら楽しい食生活を満喫したほうがいいようにも思います。

 

悩むところです。

 

ちなみに、潰瘍性大腸炎は、医療費助成が受けられます。

 

夫は改善したため、この指定から外れました。

 

でも通院と薬は続けているわけで…1割負担→3割負担。家計負担が大きいです。

良くなっている証拠とプラスに受け止めることにします。

 

(2018.1.30追記します)

その後、腸内細菌と腸活にハマり始めたkazenoyaです。

 

kazenoya.hatenablog.com

 

潰瘍性大腸炎では「もしかして原因菌?」とされている腸内細菌があるようです。腸活で夫の潰瘍性大腸炎も改善されたらうれしいなぁと思っています。

 

その原因菌かもと言われているのは「フソバクテリウム・バリウム」。

通常は口腔内に多く、歯周病との関連も研究されているようです。

口内環境も整えていかなくてはいけませんね。

 

 

卵アレルギーとくしゃみ

自分の体験と息子の観察で独自のアレルギー理解を深めている、kazenoyaです。

 

最近、生後6か月から卵を少量ずつ食べることで卵アレルギーを予防出来るというニュースが話題になっていますね。

news.tbs.co.jp

ちなみに、

kazenoya.hatenablog.com

私がこのブログで初めて書いたのが上の記事。

 

基本的には、少し前から食物アレルギーの考え方は変わってはいないんだと思うけどね。

 

どなたかが書かれていたように、この記事だけ読んだおじいちゃんやおばあちゃんが「やっぱり食べさせた方がいいんじゃない」とかって、アレルギー児に卵食べさせちゃいそうで怖い。こうやって大きくニュースで取り上げられちゃうとさ。

 

さておき、きょうはまた違う疑問が出てきたので書きたいと思います。

 

食物アレルギーとくしゃみ

 

アレルギーと聞くと、一番馴染みがあるのが「花粉症」じゃぁないでしょうか?

春のスギ花粉や秋のブタクサなど、悩まされている方の数は、食物アレルギーの比ではないと思います。

 

かく言うkazenoyaも、環境因子のアレルギー持ち。

秋のブタクサや猫などに強く反応します。

 

家の掃除などをすると埃にも反応しているようだし、朝方は毎日鼻炎症状。花粉は春〜秋まで何かしらに刺激されているように感じます。

 

症状としては

一度くしゃみが出始めると連発。腹筋がつりそうなほど連発。

 

苦しいのです。

 

夜間の鼻水に悩まされることもあります。

 

そんな時、これまではすべて、風邪や花粉のせいにしてきました。

(猫は寝室を分けているために原因から除外しています) 

kazenoya.hatenablog.com

 

ですが先日、卵負荷のためカステラを食べさせた後に息子がくしゃみを連発していました。(5回ほどでしたが)そういえば息子は、夜間鼻水が出るのか鼻をほじって鼻血を出すことが多い。 

 

ちょっと考えると、食物アレルギーの症状に「くしゃみ」ってあんまりなさそうです。王道の症状と言えば、湿疹とか蕁麻疹とか。呼吸器症状、腹痛、嘔吐&下痢、ぜんそく。そしてアナフィラキシー

 

 

 

でもね。

 

実は私、1週間ほど前から昼食を抜いています。

胃が弱く、独身時代は定期的にプチ断食的なものをしてリセットしていたのですが、今は家族の食事作りがあるため、なかなかそれが出来ず。

体が「もう食べてくれるな〜」って悲鳴を上げていました。(体重も増えていました)

 

朝と晩は息子に合わせて卵なしメニューを作っているため、お昼を抜いた私も結果的に卵なしメニューとなります。

 

そして、思い返してみると、最近くしゃみなどのアレルギー症状が軽くなっている。

 

もしや息子のくしゃみも卵由来なのか?

と疑問が頭をもたげます。

 

そして検索していたら見つけたました。

遅延型食物アレルギーのキットで調べた結果を書いているブログを。

(リンクは貼りません)

 

私も過去に遅延型の食物アレルギーについて書いています。

kazenoya.hatenablog.com

 

その方は奥様が卵黄と卵白の遅延型の食物アレルギーが判明し、除去したら長年困っていた夜間の鼻水や鼻づまりなどの症状が消えたそうです。

 

う〜ん。

 

息子もすでに遅延型だとするとちょっとやっかい。

息子はまだこれから学校給食とかありますから。

除去にするのか?出来るのか?

長野の田舎で遅延型を見てもらえる医者、あるのか?

 

まぁ、気がついたのがその一回だけですから、風邪の可能性もある。今現在、熱はありません。これから注意深く見守っていきたいです。

 

息子の卵アレルギー、

私の二の舞だけにはなって欲しくない。

ぜんそくに発展とか、アレルギーマーチ的な行く末だけは絶対イヤ。

ちゃんと、治してあげたいです。

 

卵アレルギーのアレルゲン解除食が除去食より大変な件

最近、「もう卵いらないじゃん」ってぐらい除去食作り慣れて来ているKazenoyaです。

 

kazenoya.hatenablog.com

 

ハンバーグも唐揚げも卵なしレシピが定番化してしまったため、返って除去食が作りづらい。卵なしの方が、息子にも家族にも好評だし。

 

でもね。

 

息子、少しずつ卵入りの加工品が食べられるようになってきています。ちゃんと解除をすすめないとまずいのです。

 

ちなみに現在はカステラ半切れを毎日食べています。

グラム数にして約7〜10gほど。

 

早く一緒にショートケーキが食べられるようになりたい。

そう思って頑張っているのですが…。

 

 

 

先日、帰ってきた息子がゴホゴホとした咳をしている。

その日は「こいのぼり運動会」でした。

説明

わが家の住むエリアでは、古いお家などではお節句は1か月遅れですることが多いのです。保育園では催しやおやつに柏餅、鯉のぼり制作などは5月5日近辺に、鯉のぼり自体は5月頭ごろから6月5日までほぼ1月飾ることが多いです。

そんな中、多くの保育園では6月5日ごろに祖父母参観を兼ねてミニ運動会が開かれます。それが「こいのぼり運動会」です。

 

いっぱい走って来たからなのか、空気が埃っぽかったのか…はたまた風邪気味か?判断に迷う状況で夜になりました。

 

卵解除中のぜんそく、2度目。

 

息子の息づかいがおかしい。

「ヒューヒューゼイゼイ」「ちょっと苦しくて寝られない」

 

前にも、卵の解除を進めている時に、風邪をひくとぜんそくのような状態になったことがあったりました。

 

その時はゼスランシロップやらホクナリンテープやらを処方してもらい、なんとか夜をしのいだのですが、親のカンと言うのでしょうか?それまでぜんそくとは無縁だったこともあり、ピンと来て卵の解除を止めてみたのです。

 

あら不思議。それでピタっとぜんそく症状がなくなりました。

その様子を見て、自分の子どもの頃のひどいぜんそくはアレルギーだったんだと知りました。

 

今回も卵の解除を進めている時だったので、すぐに卵だと気がつきました。

そして少しだけ、卵の摂取を減らすことに。

 

翌朝、咳は少し残っていたものの、熱は無かったので息子は保育園へ。もちろんマスクをして。

 

昨夜の様子を先生に伝えると…

 

アレレ?先生たちなんだか迷惑そうじゃない?

 

「アレルギーぜんそくなら怖い」

「給食で解除している加工肉などについてもすぐに病院へ行って除去の指示に変えてもらったほうがいいのでは?」

などと畳み掛けられました。

園長先生までいつのまにか担任の横に立って参戦してました。

 

今給食で解除している部分は去年から半年以上食べ続けてきている量なので、そのままでOKだし、維持したい卵量です。だから先生にはその通り伝えました。

先生たちは「でも」「安心できない」などとすごく迷惑そう。

 

その迷惑そうな様子にちょっと落ち込むkazenoya。

先生の心配はありがたいし、当然のことです。それが分かるだけに落ち込む。

 

でも、少しずつでも食べないと治らない。

板挟みです。

 

保育園としては、ちょっとでも心配があれば完全除去のが安心なんだろうけど…。

家でだけ解除しておけば良かった。

 

栄養士に「なにか食べられるようになったものありますか?」って言われて、素直に医者の指示書提出して、先生にも「すごい!みんなと一緒に食べられる日が増えますね」って喜んでもらって。私も素直に嬉しかったんだけど。

 

あれは一体なんだったのか?ってツラい気持ちになりました。

 

強い母になりたい。

 

あの先生たちの迷惑そうな様子みたら、なんだかホントに落ち込む。

 

 

でもね。

 

私が気がつくような分かりやすい「迷惑よね」って空気感はきっと息子にも伝わってる。一番頑張っているのは息子。ツラいのは息子。

 

アレルギー持ちの息子。発達凸凹の息子。

人との距離感が近くて、コミュニケーションが暑苦しい息子。

 

これまでもこれからも、いろいろな人の視線や思いにさらされることでしょう。それは好意的なものばかりじゃ無いはず。

 

そんなの、その都度気にしてたら身が持たない。

 

まず、母が強くならなくては。

保育園の先生の、ちょっとぐらいの迷惑そうな素振りに、イチイチ落ち込んでる場合じゃないのだ。

 

かぁちゃん、頑張るゾイ!

 

アレルゲン除去生活で知った、食品パッケージ【裏】②塩

 

近頃、息子のアレルギーネタが原因でテンション低めのkazenoyaです。

息子の食物アレルギーはどうも遅延型っぽくて、医者にも周囲にも理解されにくい傾向にあるようです。あまりに深くて今現在ツラすぎるネタのため、また後日…。

 

さてさて、気を取り直して、食品パッケージ【裏】第二弾。

 

塩(しお)

 

 食品パッケージには、本当にいろいろな情報がたくさん盛り込んであるんですね。塩もそのひとつ。

(またまた、卵を含む塩はないと思いますが、そこは深追いしないでくださいね)

 

塩の値段って、ものすごく差があるなって思ったことありませんか?

単なる塩なのに、なんでこんなに違うんだ?って。kazenoyaは思います。

 

うちの周辺の(田舎の)スーパーでも、1kg200円ぐらいのものから、500gで1000円近いものまであります。探せばもっと高い塩もあるんでしょうけど。

 

何が違うのか?

まず、注目するのは「原材料」です。

1海水(国産とか、取水地名などが記載されていることが多いです)

2天日海塩(海外のものが多いのでは?)

などと書かれていることが多いと思います。

 

 

 

そして、行程。

天日、イオン膜、逆浸透膜、平釜、立釜、焼成などです。

 

日本に昔からある塩作りの方法というのは、

原材料に「海水」を用いて、天日(塩田というやつです)で濃縮して、それを平釜(上部が解放された釜)で煮て作ります。よくある粗塩的なお塩になります。その塩を焼くことでサラサラした状態になるのが焼塩です。「焼成」という行程です。古い手法だと、ツボなどに入れて焼く方法があったようです。

 

この方法で作られた塩は、高いです。主婦的な金銭感覚では普段使い出来ない感じ。

 

よくある一般的な値段の塩は

原材料のところが「天日海塩」「海水」など、行程のところが「溶解」「立釜」になっていることがほとんどです。

 

これはどういう行程かというと、

天日海塩を輸入して、日本で取水した海水で溶かし、それを立釜(密閉した釜で圧力をかけながら煮詰める)で煮て作っているよ、ということになります。

有名な伯方の塩とかがコレにあたります。

 

海外の天日海塩は、オーストラリアやメキシコなどで大きな大きな塩田で大量に作られていることが多いようです。

原材料欄に「にがり」などが記載されていることもあります。

 

ちなみに

「イオン膜」「逆浸透膜」は、海水の濃縮の行程の部分を指すものです。いわゆる「天日」の代わり。製塩のための濃縮海水を(塩田より)効率よく作るための作業です。塩専売時代の濃縮方はほとんどが「イオン膜」だったようです。いわゆる精製塩というやつ。純粋な塩化ナトリウムに近い食塩ということになります。「逆浸透膜」はもともと海水から真水を作るための技術を応用したもののようです。

 

あと、最近は岩塩も多くなったように思います。

食卓塩のように使えるタイプは、やはり「溶解」「立釜」「焼成」などの行程を経ていることが多いようです。

 

ちなみにわが家の塩は主に

 

あらしお

あらしお 600g

あらしお 600g

 

 天日海塩(オーストラリアまたはメキシコ)、溶解、平釜です。

 

アルペンザルツ

アルペンザルツ 500g

アルペンザルツ 500g

 

岩塩(ドイツ)、溶解、立釜、乾燥、混合

 

の2つです。今のところ。(フードマイレージが高いけど)

時折、高いヤツを買って来たりもしますが、 家計には変えられません。 

アレルゲン除去生活で知った、食品パッケージ【裏】①かつおぶし

 

息子の食物アレルギーで、食品の【裏】を見るクセがつきました。kazeonyaです。

 

危険な添加物や産地などは、調べれば調べるほど奥が深く、精神を病みそうだったのと、界隈にいる方々とはウマが合わなそうだったので、あるときを境に深追いすることを止めました。ただ、原材料欄の出来るだけシンプルなものを選ぶようにしています。産地についてはざっくりと「出来るだけ近いところ」を意識しています。フードマイレージ的な?

 

ですが、

それでも【裏】を見るクセはどんどんエスカレートするばかり。

そして、いろいろなことに気がつきました。

なのでその一部をブログで書いていこうと思います。単なる雑学、まめ知識です。

 

第一弾は

 

かつおぶし」

 

まさか、かつおぶしには卵は入っていませんが、【裏】を見るのがクセなのです。そこは追求しないでください。

 

 

かつおぶし(鰹節)のパッケージ【裏】に書いてある「名称」の部分を見てみると…ものによって違いがあることに気がつきます。

 

おおまかに

 

1.鰹削り節(かつおけずりぶし)

2.鰹節削り節(かつおぶしけずりぶし)

3.鰹枯れ節削り節(かつおかれぶしけずりぶし)

 

こんなかんじ。

 

鰹節っていうのは、普段はパック詰めされているのを買いますよね。

でも、元々はこんな形のものです。

 

テキトーに貼りましたが、この画像のものは「枯れ節」です。

昔はその都度、削って使っていました。

 

簡単に言うと

煮て、いぶして、カビ付けすると「鰹節」「鰹枯れ節」になります。

鰹節って発酵食品だったんですねぇ(驚)。

 

だから…

2の「鰹節削り節」と3の「鰹枯れ節削り節」っていうのがカビ付けしたものを削ったもの。

1の「鰹削り節」っていうのは、いぶしただけのものを削ったものだそうです。

 

使う方にしてみたら、なんのこっちゃ?ですけど。ちゃんと違いがあるんですね。

 

ちなみに、発酵させると脂肪分などが減って出汁にしたときに濁りの少ない、上品な味わいになるそうです。ちゃんとした和食を作るときにぴったりそう。お吸い物とかね。

 

わが家ではお味噌汁用の出汁は出汁用の混合削り節を使うことが多いです。さばのふしとかが混ざったやつです。

あと花かつおも使う。これは中部圏出身なことも影響があるのかな?こちらはきれいな琥珀色のお出汁になります。しょうゆを入れた出汁の色は、名古屋で食べたきしめんの出汁を彷彿させます。

 

今度、本枯れ節を使って出汁をとってみたい。

まだまだパッケージ裏を見ることを止められそうもありません。

 

 

イオン・トップバリュが案外アレルギー持ちに便利な件

 

基本的に、プライベートブランドをあまり好きになれない、kazenoyaです。

タイトルに反しています。スミマセン。

 

若い頃は、本当に徹底的に避けていました。

要はイメージです。(自分的には)あまりちゃんとした裏付けはない。

 

ですが、というかなので、というか。

 

最近は良く使っています。

 

なぜか?それは、

 

卵なし加工品が豊富だから。

 

ごくごく単純です。

 

狙っているのかな?単にコスト的なものか?分かりませんが、わが家的にはとても助かっています。

 

ウインナーとかかまぼことかの、安〜いヤツが、なんと卵不使用。

 

かまぼこの卵不使用なんて、あるの、息子のアレルギーで初めて知りました。びっくり。出来るんですね〜。

 

そしてわが家、さらに、旦那がお腹が弱い。

というか、潰瘍性大腸炎という難病指定されている疾患持ちです。

 

潰瘍性大腸炎は、原因不明ということで難病なんだそうですが、うちの旦那の場合は、いわゆる「チャイニーズレストラン症候群」的な?外食のラーメンでテキメン、約30分後にはトイレにこもる!という分かりやすさ。

 

他の要因は分かりませんが、多分、アミノ酸調味料がダメなのは確定です。ということで、出来る限りアミノ酸調味料も避けています。

 

これも、トップバリュで見つけました。

お好み焼きソースの化学調味料不使用。

 

焼きそばソースもそうみたいです。

買わないけど。

 

なんだかんだで、化学調味料不使用って少しずつですが増えてますよね。

 

最近、トップバリュのポジションが、自分の中で上昇中です。