潰瘍性大腸炎の原因って?アレルギー?腸内細菌?歯周病?
夫の潰瘍性大腸炎と息子の食物アレルギーが似ているな?と思っている、kazenoyaです。
潰瘍性大腸炎というのは指定難病になっていて、原因が分からないとされているのですが、夫の様子を観察していて、さらに食物アレルギーの息子の様子とも重ね合わせ、夫の場合はきっとこうなんじゃないかな?という考察を書いてみようと思います。
潰瘍性大腸炎の原因と言われていること
清潔すぎる現代の環境やストレス、腸内細菌の異常、自己免疫反応の異常、遺伝性、人工甘味料の使用、食生活の欧米化などが原因として指摘されているようです。
ちなみに、
1 若い時に発症することが多い
2 ストレスで悪化することもある
3 食物アレルギーの関与があるかもしれない?
などと言われています。
自己免疫反応の異常というのは、通常、病原菌などから体を守ってくれるはずの免疫が、なんらかの理由で自分自身を攻撃してしまう、ということです。膠原病など。
アレルギーも免疫反応の異常なので、なんとなく似ている気がします。
(以下、排泄の話しが入りますので、お食事中の方はご注意下さい)
潰瘍性大腸炎の主な症状は下痢です。
夫曰く、すごくお腹が痛くて下痢が頻回になり、一番ひどかった時期には1日に10回以上もトイレに駆け込んだことがあるそうです。あまりのトイレ頻度に、仕事が出来ない状態だったそう。やはり最初に発症したのは若い時でした。
夫はもともとお腹が弱く、幼い頃は便秘と下痢を繰り返す症状があったといいます。若いころはゆるめの便がデフォルトだったため「体質だと思っていた」と言っていました。
結婚後、便の形状が変わりはじめて、「体質じゃなかったんだ」と感じたと言います。
ですがその後、下痢が続くことが多くなり(1週間とか)、その時は治ればなんともなかったのですが、それでも何日も会社を休んだりしながら1年ほどが経過しました。
そうこうするうちに、血便を見たりと症状が異常になっていき、受診。診断されました。40代のころです。
仕事では、会社内の部署替えや、それに伴う研修などが重なっていた時期でした。
プライベートでは息子がイヤイヤ期。家の引っ越しなどの課題もありました。
普段からお腹の弱い夫
夫はもともと下痢気味だったため「最近よくトイレに行くな〜」とか「また下痢?」ぐらいに思っていました。
だいたい、食べ物ですぐにお腹を壊します。
危ないメニューもほぼ決まっていて、
1 外食もののラーメン(特に背脂系)
2 外食の焼き肉&ビール(店によってはセーフ)
3 天ぷら(家で手作りでもアウト)
この3つはワーストです。
外食ラーメンは完全NG。食後30分で必ずトイレに駆け込んでしまいます。
焼き肉は家では大丈夫なことも多いのですが、アルコールが入ると翌日調子がイマイチ…ということも。
天ぷらは、本人はあまり症状を自覚していないようなので、比較的軽いのでしょうが、ほぼ毎回、食後にトイレに行くように思います。(でも食べたがります)
なのでメニューを気をつけることで、下痢をある程度防ぐことが出来ます。
現在は薬も服用しているために、たまに上記のようなものを食べても(ラーメンは…)あまりヒドイ悪化は起こらず済んでいます。
アレルギー体質な家族
わが家はみんな、何かしらアレルギー体質です。
息子が食物アレルギーで、私は小児ぜんそくでした。今でも花粉症などの環境因子のアレルギーを持っています。私自身も卵アレルギーも疑っています。
夫はぜんそくや花粉症などの目立った症状はないものの、早朝鼻炎のような、朝だけの鼻炎症状があります。なので、やっぱりアレルギー体質的なものは持っているような気がします。ちなみにおじいちゃんは乳製品でお腹を壊します。
息子がアレルゲンを食べた時の症状との類似性。
息子の食物アレルギーの症状ですが、小さな頃から乳児湿疹がひどく、原因となる食べ物を除去していました。
1歳を過ぎるころから肌はきれいになり、少しずつ食べさせるように。
そうすると…
最初は、卵の入っていない焼き菓子を少量あげるのですが、食後まもなく下痢をするのです。1〜2歳のころはいつもそんな感じでした。
1〜2日便秘でも、小麦のお菓子やうどんを少量あげると、出る。出る時は毎回ゆるい便。
この「食後すぐに下痢」というのが旦那の様子にそっくりで。。。
そして、これまで2度ほど蕁麻疹を起こしていますが、この、食べてから蕁麻疹までの時間がいつも3時間で、アレルギーを起こしている消化器官が、もしかして腸なのかな?と感じていました。
1度目は生後7か月の時。食パンを食べて3時間後でした。
2度目は3歳の時。うちの方では豆まきに殻付きの落花生を使うのですが、ひとつぶ食べてすぐにウトウトし始め、びっくりして病院に行くも「皮膚症状がない」と返され、やはり、摂取3時間後に蕁麻疹が出ました。
食物アレルギーの蕁麻疹は、食後30分以内と言われることが多いので、それが不思議で、息子のアレルギーはもしかしたら一般的な食物アレルギーとちょっと違うのかな?と思ったのです。
夫と息子の腸は似ているのか?
潰瘍性大腸炎の原因は解明されていません。
ですが、夫と息子の腸は、親子ですから似ていても不思議は無いわけで…。なので、私は常時息子のお腹の調子に注意を払っています。
便秘と下痢を繰り返すような小学生時代を回避できるのなら、そして潰瘍性大腸炎になる確率を少しでも減らせるのなら、それに越したことはないからです。
実は、息子は現在、ケーキのスポンジで卵にチャレンジ中です。
卵の含有量が約7〜10g。
皮膚症状はまったく出ていません。
ですが、毎回食べた後にトイレに行きます。下痢ではないですが、小麦の解除中の症状と酷似しています。
遅延性の食物アレルギー検査をしてみたい!
遅延性の食物アレルギーは、多くは食べて1週間とか、かなり間をおいて反応するもので、治らないニキビなどの慢性症状として出るようですが、でも、気になります。
キットで検査出来るようなので、チャレンジしてみたい、けど高い。
一家でやると、ちょっとした家族旅行なみの金額が…。
まぁ、分かったら分かったで、除去しないといけなくなるし、食べるの大好きなわが家にはちょっとツラいのかな?とも思います。
潰瘍性大腸炎は寿命に影響のないという病気とも言われているようなので、このまま薬で押さえながら楽しい食生活を満喫したほうがいいようにも思います。
悩むところです。
ちなみに、潰瘍性大腸炎は、医療費助成が受けられます。
夫は改善したため、この指定から外れました。
でも通院と薬は続けているわけで…1割負担→3割負担。家計負担が大きいです。
良くなっている証拠とプラスに受け止めることにします。
(2018.1.30追記します)
その後、腸内細菌と腸活にハマり始めたkazenoyaです。
潰瘍性大腸炎では「もしかして原因菌?」とされている腸内細菌があるようです。腸活で夫の潰瘍性大腸炎も改善されたらうれしいなぁと思っています。
その原因菌かもと言われているのは「フソバクテリウム・バリウム」。
通常は口腔内に多く、歯周病との関連も研究されているようです。
口内環境も整えていかなくてはいけませんね。