【災害時対策】食物アレルギーの非常食準備に「ポリ袋」をぜひ!
毎年、持ち出し用品の確認作業で息子の衣類のサイズアウトっぷりに愕然とする、kazenoyaです。
息子が小さい頃、「もし避難生活になったら息子の食べるものはあるのか」と不安になった記憶があります。きょうは、そんな時に知った「ポリ袋調理」のシェア。
(幼い頃は、卵・鶏肉・小麦の食物アレルギーでした)
食物アレルギーの子を育てる家庭は、避難用の持ち出し袋に、ぜひ「ポリ袋」をinしてください〜!お願いします!
使うのは〝加熱可能〟なポリ袋
普段の調理でも、活躍するポリ袋。
浅漬けを漬けたり、唐揚げやフライの衣付けにも便利ですよね。
でも、災害時に役立つのは〝加熱可能〟なポリ袋です。
スーパーなどでもらう半透明の、「シャカシャカ」タイプの…そう、一番廉価なヤツ。(透明な「ビニール袋」はNGです)
正式な素材の名称は「高密度ポリエチレン」。
出来ればマチがないほうが、いいかも。(マチの隙間に食材が入る)
耐熱温度は約120℃
この手のポリ袋の裏側を見ると、耐冷(?)温度は書いてあるんですが、耐熱温度は書いていないことがほとんどかと思います。
注意書きには
「オーブンや直火不可」
「電子レンジ不可」
「ガスコンロやオーブンの近くに置かないで」
などとあるため「本当に加熱出来るの?」と思いますが、ポリ袋調理は「湯煎」なので、問題なく使えます。
ただ、一番廉価なヤツは薄手で、破れやすいので、わが家の持ち出し用品に入れているのは、Amazonさんで買った下のポリ袋です。
こちらはスーパーで買う一番廉価なヤツの裏側。
こっちが、災害用持ち出し袋に入れているヤツ。(普段も使ってます!)
注意点は、鍋肌から離すこと!
直火不可なので、鍋肌に直接ポリ袋がつかないように注意する必要があります。
ザルなどを入れて、その中で加熱するのがいいかと思います。
耐熱温度が120℃なので、あまり高熱で加熱し続けないこと(沸騰後、中〜弱火で調理)。
この注意点さえ守れば、
・ポット
なども、ポリ袋調理に使える調理アイテムになります。
一度の加熱で複数のおかず、ご飯などが出来上がるため、一人暮らしの省エネ対策にもなりますね。(わが家は、4世代同居のため、大鍋調理でもすぐなくなるので、試した事はありませんが)
出来る調理は、炊飯・茹でる・煮込む・温める
・ご飯を炊く
・パスタを茹でる
などのほか
・煮魚
・野菜や肉の煮物
なども煮崩れ知らずで味染みもいいです。
・スープ
・カレー・ミートソースなどのソース
なども、ももちろん調理出来ます。
焼き目の必要なものや、揚げ物以外は出来る感じでしょうか。
詳しいレシピなどは「ポリ袋調理」などのキーワードで検索してみてください。
レシピサイトなどにも多数載っています。
ポイントは〝真空〟。
ポリ袋に食材や調味料を入れたら、ポイントは出来るだけ空気を抜く事。
それと、食材や調味料を袋一杯につめないこと。
真空状態の余裕スペースをたくさん取っておいた方がいいです。
加熱で空気が膨張してしまうのを防ぎ、〝真空〟状態が味染みを良くし、少量の調味料でも美味しく仕上がります。
災害時ポリ袋調理のkazenoya的安心ポイント
地域の防災訓練で、このポリ袋調理を知ったとき、とても安心しました。
例えば、配られたおにぎりを温めたり、離乳食用におかゆを少量作ったりも出来ます。
大鍋での炊き出し時に、わけを話してポリ袋に食材を取り分けてもらい。同じ鍋で別調理も出来ます。
更に、このポリ袋はそのまま食器として使う事が出来るので、洗い物も出ませんし、食器経由のコンタミネーションも防げるな、と思ったものです。災害時は水が貴重品ですものね。
息子の食物アレルギーは、コンタミを心配するような状態を脱しました。が、いまだわが家の持ち出し袋にはポリ袋が入ったままです。
紙皿を入れるより省スペース。
様々なものが入れられる&しまえる。
そう思って、現役続投させ続けましたが…。
ことしは、防災の日の晩ご飯か昼ご飯を、「ポリ袋調理パーティー」にしてみようかな?なんてことも、考えています。